マイピカチュウ に思う事
ポケモンのグッズが販売されたりイベントが開催されたりと、多くのファンが集まる場所「ポケモンセンター」が2023年4月25日で25周年を迎えた。
それを記念して、ゲーム内(スカーレット・バイオレット)で受け取ることができる ピカチュウ のシリアルコードが22日から配布されると知った私は、休日に電車で「ポケセン」に出かけた。
着くまでに、改めて公式サイトを見ていたら、ぬいぐるみも発売されるらしく、それは 顔の表情や体の形などに違いのある「マイピカチュウ」というコンセプトだった。
ぬいぐるみは「絶対欲しい!」と思わなかったが、個性や”自分だけの”特徴、愛着の沸くピカチュウというのは面白い企画だなと思った。
この時点では、ゲーム内でのピカチュウがもらえれば良いかな、程度だった。
田舎的な街から出かけるもので 電車の都合上、少し早めに到着した事もあり、開店とほぼ同時に入れた私は ポケセンのフロアに向かった。
一面に並ぶ黄色いピカチュウ。この時は、まだ数名のお客さんしかおらず、コーナーをよく見ることが出来ていた。
にっこり、キリっ、ぼんやり等の表情、片手、両手を上げるポーズなど、確かに大きさも形も違うピカチュウが沢山いた。そんな中、とても寂しそうな、怯えてそうな小っちゃいピカチュウと目が合った。
私は、どちらかというと ふくよかな・ぽってり した昔のピカチュウが好きな方である。でも、この小っちゃいピカチュウが「良いな」と感じた。
「ぬいぐるみはそこまで・・・」と思っていた自分はもう消滅し、即決で「マイピカチュウ」を決めた。
タグを作るのに30分程かかるとのことで、別なフロアを見たりして、再びポケセンに戻ると、私がいた時よりも遥かに大勢のお客さん達が集結し、レジも大行列になっていた。
もし、この時に入店していたらぬいぐるみコーナーにはたどり着けなかったかもしれない。
帰宅途中、Twitterで他の方のマイピカチュウを拝見した。会計までも行列、タグを作るまでにも数時間、等、改めてピカチュウの人気の凄さを感じた。
そして、変わった表情やポーズの「レア」と呼ばれるピカチュウが 転売する人の手に渡り、早速、高値で販売されているという悲しい現象も起こっていた。遠方で買えない人や、事情で店に行けない人に需要があることも理解はできるが、これでは「マイピカチュウ」のコンセプトとはかけ離れてしまっているように感じた。
私が選んだのは「レア」ではないし、ちょっと目の部分の縫製が欠けている子ではあるが、自分にとってはとてもかわいい子だ。
今後、再入荷して 多くの人が自分だけのピカチュウと出会えると良いなと思う。
ピカチュウに限らず、他のポケモンのぬいぐるみにも今回の「タグ」のようなものを付けたりできたら面白いだろうな。と妄想した。
「マイ サンド」「マイ ザングース」みたいに。
【追記】ゲーム内での配布ピカチュウは「でっかい」か「ちっちゃい」かの”あかし”が付く。私のは「ちっちゃい」だった。どちらが良いとかはなかったけど、ぬいぐるみと同じ「ちっちゃい」だったことは少し嬉しかった。