なんにもしてない俺に戻るその日まで

仕事があるのはありがたいことではある。
だがしかし、仕事をしていると暮らしが仕事ばかりになってきてつまらなくなってくるのも大いなる事実なんだ。
今の仕事には慣れてきており収入は低いながら多少は暮らしが安定している。
それでもだ。
俺ははっきり言えば引きこもりをしていたこともあり近年働き尽くめで社会貢献しすぎ。
社会貢献してる自分が自分で悲しい。
収入はなければ暮らせない。
でもさ、外を歩いてると平日なのにぶらぶらしてる人見たり週末になれば大人数で車で出かけてる人たちがいる。
みんなすげえ楽しそうに見える。
仕事ばかりの俺が嫌になる。
自分で自分に嫌悪感が出る。
引きこもりしてたあの頃俺はしあわせだったよ。
働いてしまっているのはまた引きこもりやぶらぶらしてるだけの人に戻るための労働と己に言い聞かせる。
俺は働かずなんにもしてない俺が好きだ。
地位とか名誉いらんからなんにもしてない俺に戻らせてくれ。
仕事したくない。働きたくない。
もういい。
もういいよ。
なんにもしてない俺に戻るその日まで。