スピッツ「青い車」 心の落書きも踊り出すかもね
ええええ?
この歌が心中の歌なの?
インターネットの解釈サイトをいくつか回ってみると、今から死にゆく男女を歌っているのだとか・・・。
こんなに疾走感にあふれてるのに?
ウィキペディアによると、このアレンジは草野さんがリハに遅刻したためにミドルテンポのアレンジになったとある。本当はゆったりしたテンポを想定していたとか、いないとか。
真偽は私にはわかりません。
でもなあ、たとえ、草野さんがそういう意味合いのことを書いていたとしても、「さわやかな男女が青い車で海に行く」という歌で、もういいんじゃない?って個人的には思ってる。
だって、この前奏ですよ!
気持ち良すぎる。
「青い車で海に行く」が何かのメタファーっぽいのは分かるけど・・・。
「生きるということは木々も水も火も同じだと気づいたよ」も、なんか厭世観があると言えば、あるけど・・・。
でも、大サビの
「潮のにおいがしみ込んだ 真夏の風を吸い込めば 心の落書きも踊り出すかもね」
って、具体的に何を言ってるのか、正直言ってさっぱり分からないけど、ちょっと前向き感がないかしら?
落書きが踊りだすんだから。
「輪廻の果てに飛び降りよう」
がそのまま心中なんて、草野さんにしては直接的すぎない?
で、最終的に、この歌は、何を歌ってるのかを草野さんが分からせる気がないように感じるほど難解だわ。
とまあ、上記の理由で、この歌は、私がたまに海を見たくなって、車を走らせているときに鳴り響かせるのに最も適切な楽曲と判定します。疾走感とさわやかさがあふれまくっている歌という解釈に決定させていただきます。
だって、私がそうしたいから。
2022年5月29日 トラジロウ