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その2 スピッツ JAMBOREE TOUR 「HIMITSU STUDIO」2023.12.20 日本ガイシホール(名古屋)

1曲目「めぐりめぐって」。

アルバム「ひみつスタジオ」の最後に持ってきていた曲で、ライブスタート。

この曲も、メンバーやファンへの思いを草野さんがつづった歌詞が熱い。
「違う時に違う街で それぞれ生まれて
褒められてけなされて 笑ったし泣いたし
たまには同じ星見上げたりしたかもね
そして今めぐり逢えた」

もう涙ぐんでた。

2曲目は「ときめきpart1」
この曲の歌い出しで、草野さんがむせる。いったん中断して、MCに入る。

この瞬間、俺の頭に浮かんだのは山崎まさよし。「今日はお話多めで」ってなるのか!?と危ぶんだが、ときめきの美声が聞けたので、胸をなでおろした。

スピッツが一人も欠けず、続いているのは奇跡のようなものだと最近は特に強く思う。早逝するアーティストもいる中で、4人の音を永遠に聴けるわけではないのは事実だ。

この瞬間が愛おしすぎる。
草野さんが今日も「この中の一人でも欠けると今日のこの雰囲気は実現しなかった。生まれてきてありがとう。来てくれてありがとう」って言ってたな。

「聞かせてよ」の歌詞にある「蝶の羽根が起こすくらいの弱い風受けて」っみたいに。今日もバタフライ効果の積み重ねで、この空間が作られていると実感させられた。

3曲目は「けもの道」。
「あきらめないでそれは未来へ
かすかに残るけもの道
すべての意味を作り始める
あまりに青い空の下」

ここで、全力で手を振る歌!

草野さんのノドが心配だったけど、この曲の声量を聴いて一安心。

4曲目はまた新アルバムに戻って「跳べ」。

「ここは地獄ではないんだよ
優しい人になりたいよね」

の歌詞が最高すぎる。
最近、会社で、とーってもイヤなことがあって、それは自分の責任でもあるけど・・・。なかなか理解してもらえなくて、いったん、すべてを投げ出して少し休むことにした。出社は続けてるけど、そのピンポイントの仕事は一時休戦している。

そんな俺に、「跳べ」と背中を押してくれる曲。
どうしても、一緒に叫びたかった!
絶叫してた。
隣の人、すみません。

5曲目は「紫の夜を越えて」。
この曲を、こんなに明るい気持ちで聞ける日が来て、本当にうれしい。

草野さんがコロナ禍の真っ只中につくった曲。
「なぐさめで崩れるほどのギリギリをくぐり抜けて一緒にいて欲しいありがちで特別な夜」

この3年。なんとか、コロナ禍をくぐり抜けて、声を出せるライブが戻ってきた。この瞬間の喜びをかみしめながら、聞いた。
ありがとう。

トラジロウ
2023年12月20日

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