【新月】インド占星術で見る新月・ヴィーシャカの月
11月13日 18:26に新月となります。
天秤座の新月です。
インド占星術は西洋占星術と新月の場所が違います。
多分、今日は『蠍座新月』の文字がXなんかに踊るんでしょうけれど、インド占星術的には『天秤座の新月』であることを明記しておきます。
私は新月満月はナクシャトラで見ます。
ナクシャトラとは、日本でいう所の宿曜ですね。
月の動きを元にしたものです。
宿曜でも27宿というように、インド占星術のナクシャトラも27あります。
そのナクシャトラは16番目のヴィーシャカです。
ナクシャトラにはそれぞれ守護神がいます。
ヴィーシャカは司る神が2神、火の神アグニと神々の王インドラで、27ナクシャトラの中でも唯一、2神が担当する珍しいナクシャトラになります。
アグニは火を司り、インドラは水を制御する神でもあることから、2つの相反する性質が同居するヴィーシャカは、つまり、2つのモノの境界線を意味します。
天と地、物質世界と精神世界の狭間を指しており、人々に変容を促します。
これは、ヴィーシャカが天秤座と蠍座とにまたがって位置してることと関連があるといえます。
ヴィーシャカはスピリチュアルな魂を感じながら物質的な生活を送ることそして、変化と変容を促すのです。
こんなヴィーシャカで起こる新月は一体何をもたらすのでしょうか。
ヴィーシャカは門です。
こっちとあっちを隔てる門。
新月とは、月のパワーが太陽に覆い隠されてしまう日です。月は特に女性を意味することが多く、性的な意味も含んでいます。
新月から次の満月までの間、精神的な世界へと向かう欲求が高まるといえます。
そういう要求を持つ人々にとっては成長、またはレベルアップの大チャンスです。
その時、性的接触は一つの手段となり得ます。
ただし、上手に利用しないと、溺れてしまう結果となることは注意が必要です。
ヴィシャーカのスピリチュアルな人生の道は、変化に立ち向かうことにつながっています。これは変容の重要なナクシャトラであり、人生の二極性を理解することです。物質的な生活に関わりながらも、離脱を学ばなければなりません。これから起こることのための準備の時なのです。
重要なのは、「正しいことを成すこと」です。
そして、変化していく自分を許すことです。
次の満月までの間、あなたは自分の変化に気づくことはできません。
外から見える「わたし」にはなんの変化も見られませんが、確実に内面は変化している、そういう時期になります。
レベルアップの音が聞こえないことにがっかりしたりもやもやしたりする必要はないのです。
経験値をストックし、次の満月のときに一気にレベルアップするという感じです。
できる限り門をくぐりましょう。
実は、この変容の門、開けても開けても次の扉が現れるバグ仕様となっています。
できるだけ多くの扉を開くことができた時、あなたは素晴らしい変化を遂げていることに気がつくでしょう。
次の満月は11/27 18:15
次の新月は12/13 8:30
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