あなたは大丈夫?ある日突然降りかかるかもしれないある費用とは?
おはようございます、とらぎつねです。
今回は30代以上が対象になるかな?というお話です。
近年は死生観も変わり、いわゆる墓じまいをする方も増加傾向にあります。
ある日突然、お墓やお寺から費用を請求されるかもしれません。
これは、自分の友人の体験を元にした働く世代への注意喚起です。
<あなたの両親は、先祖のお墓を持っているか?>
まず確認してほしいのは、自分の両親それぞれの家について、お墓等があるのかどうかです。
これはお寺などに納骨堂がある、という場合も含みます。
要は自分の祖父母や祖父母の兄弟・親・おじおば等、親族にあたる人たちの遺骨を保管してある場所はどこなのか?ということを確認しようということです。
なぜ確認が必要なのか?
もちろんそれはお参りするため・・・ではありません。
未確認だと、将来的にいきなり数十万円の費用が必要になってしまう事態に陥る可能性があるからなんです。
ちなみに私は母方の祖父がお寺の納骨堂を買っており、それは祖父の長男(私のおじ)に引き継がれました。その次はおじの長男(私のいとこ)に継がれ、その次はいとこの息子になるでしょう。
父方の方は墓がないため、生前予約できる樹木葬を予約しました。父方の先祖の墓は他県にあり、父方の祖父は長男ではないため、墓守は別の親族がしているようです。
<お墓や納骨堂を持っている場合>
自分が引き継ぐ可能性のあるお墓や納骨堂がある、という場合。
この場合は一度、色々と確認しておかないと後々結構大変なことになる可能性があります。
以下、チェック項目を箇条書きしてみました。
・契約者本人の氏名、住所等は変わっていないか?
・納骨されている故人の氏名、死亡年月日等に誤りはないか?
・納骨されているにもかかわらず、名前が載っていない者はいないか?
・墓であれば、現状石が崩れていたり草木が伸び放題になっていないか?
ひとまずこんなところでしょうか。
まず契約者の欄ですが、引越しをして住所が変わった際、役所や郵便局などに新住所を届け出ることと思います。
しかし墓や寺の事務所にも住所変更の手続きを忘れずに行えているでしょうか?
これを忘れていると、例えば地震で墓が倒壊しそうになったとしても、管理者側が墓主に連絡不能になってしまいます。
住所や電話番号が正しいものか、今一度確認しましょう。
次に故人の欄ですが、ここに納骨済みの人の名前がないことがあるそうです。
つまり、例えばお墓の場合だと事務所を通さずに勝手に納骨してしまっている、ということですね。
指定の石材店があり、そこにお願いしないと納骨できないシステムの墓所なら大丈夫かもしれませんが、指定なしなら勝手に入れてしまってもわかりません。
その結果、霊園や寺が把握していない人骨が入ったことになります。
するとどうなるか。
そのことが発覚した時点で、そのときの親族なり墓主が過去の資料を探すなり再発行の手続きを取るなりしなければならなくなります。
これがかなり大変らしいです。
例えば火葬したという証明書がいる場合、紛失したということであれば通常は火葬場に再発行をお願いするようですが、そもそも昔すぎてその火葬場がもうない、死亡日が昔すぎてデータが残っていない、死亡を証明する書類が何もない・・・と八方塞がりになるケースもあるとか。
自分が先祖の尻拭いをしなければならない、ということがある日突然発覚するかもしれません。
これはお墓が荒れているかどうかにもかかってきます。
草木が伸び放題の墓について、隣の墓所まで木が伸びて迷惑をかけているかもしれません。
それだけならまだしも、木は墓の下から伸びてくるケースもあり、墓石を押しのけて成長します。
そうなると隣や後ろのお墓に自分の墓石が倒れることとなり、周辺のお墓を壊してしまう被害を発生させてしまう危険性があるとのことです。
このように、自分の祖父や父・母がお墓や納骨堂を持っていることを子供たちに伝えていなかった場合、ある日突然「支払いが滞って困っている」「墓石が倒れて対応されていない」「納骨記録のない人骨が発見された」などの連絡がくる可能性があります。
たとえその時初めて存在を知り、何も知らなかったとしても、対応しなければならないのは残された親族です。
ちゃんと伝えていなかった墓主・契約者の責任になってしまいます。
もちろん伝えていないのが悪いのですが、死んでしまった後に発覚することも多いのだとか。
そうなるともう責めることもできませんし、何より「墓の使用許可証はどこにあるのか?」「届出を出さずに納骨しちゃった骨は本当にあるのか?誰の骨なのか?」など、確認したいことが確認できず、連絡を受けた子や孫などが大変苦労することになります。
そうなる前に、両親に確認してみてはどうでしょうか。
これを読まれている方、おそらく高齢者の方はいないのではないでしょうか。
もし自分は高齢者だというのであれば、ちゃんと後の世代に引き継いでいるか今一度確認してみましょう。
自分は高齢者ではないという方、両親に自分が引き継ぐべき墓や納骨堂などがないかどうか、ちゃんと確認してみましょう。
私の友人はお墓に納骨する申請を出した時、「初めてのご利用ですね」と言われてしまったそうです。
そう、これまで納骨していたご先祖様が届出を一切しておらず、誰も納骨されていないお墓として記録されていたようなのです。
納骨手続きのために各種書類を集めるのに相当苦労したとか・・・。
それだけならまだしも、自分には子供もいないし引き継ぐ親族がいない、という場合は墓じまいをしなければいけません。
お墓の大きさなどにもよるんでしょうが、数十万円から多ければ100万円程度費用負担があるそうです。
いずれにせよ、自分のためにもちゃんと確認しておいた方がよさそうです。
以上、とらぎつねでしたー。
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