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歯医者さんに騙されそうになった話

とらぎつねですこんにちは。

今日は歯医者についてのお話です。
実は私、永久歯に生え変わってから20代後半になるまで、一度も歯医者に行ったことがなかったんですよ。
それはもちろん、いく必要がなかったから。
歯が痛くなったことがないんですね。
そんな私が「普通の人はもっと歯医者に行くものなのか・・・?行ってない自分はひょっとして、自覚のない虫歯とかあるんでは・・・?」とまたもや周囲の普通と自分の普通が違うことに気付き、実際に歯医者に行くことになった体験談です。

<ネットで調べてみると>

まず出てくるのが「歯医者は金儲け主義者が多く、必要のない治療を何度も通わせて行うところが後を絶たない。まずは患者のことを考えているのか、儲けのことを考えているのかを見極めるべし。」ということだった。
しかしどうやってそれを見極めたらいいのか?
私が参考にした方法が「歯石の除去をお願いします」と言って受診することだった。
歯石というのは歯磨きでは落としきれない汚れのことで、つまりは「歯を綺麗にしてください」とお願いしているということです。

<実際にやってみた結果>

まずネットに書かれていたのが
「歯石除去だけお願いして「親知らずを抜きましょう」と言ってくる歯医者はNG!親知らずは虫歯になって痛くならない限り抜く必要はなく、単に「治療するところがないから親知らずでも抜いて儲けよう」と考えているところだと判断できます。」というもの。
そしてもう一つが
「小児歯科は大人も受け付けているところがほとんどで、子供専門の歯医者というのは珍しい。小児歯科なら普段から子供を相手にしているので、比較的先生が優しい。」というもの。

私はこの二つの情報を参考にしようと思い、まずは家から一番近かった普通の歯科に行きました。
するとどうでしょう。
見事にネット情報にぴたりと当てはまってしまいました。
歯石の除去だけお願いしたのですが、まずはレントゲンを取られます。
そして親知らずを見せられ「ここに4本親知らずがあります!これは抜いてしまったほうがいいです!どうします!?今日抜くこともできますよ!?」と決断を急がせる詐欺師みたいな手口使ってきました。
ネットで調べた事前情報がなければ、抜いたほうがいいのか?と思い同意していたかもしれません。
私はやる気なく「いや、とりあえずいいです」とだけ返答し、歯石除去だけしてもらって帰りました。

次に目をつけたのが、その歯医者から100mくらいですかね?のところにある小児歯科。
こちらもネット情報にぴたりと当てはまりました。
レントゲンは撮られたのですが、ここの先生は「あなたの親知らずは4本とも放っておいて大丈夫です。ここの歯だけは虫歯になったら抜いたらいいと思いますが、痛くなるまでは別に気にしなくていいですよ。」とのこと。
歯石除去も優しくやってもらい、小児歯科医温厚説は証明されました(自分調べ)。

同じ人の歯を見て、歯医者という同じ職業の人が全然違うことを言う。
この現実を体験し「やっぱり事前情報って重要だな」と感じました。
親知らずを抜いたと言う同僚はしばらく口が腫れ、物を食べるのに苦労していました。
私も危うく必要ない抜歯をするところでした・・・。

あ、書き忘れましたが私この時点でどうやら虫歯があったみたいです。
最初の詐欺歯科では特に何も言われなかったのですが、小児歯科の方で「奥歯が4本とも軽度の虫歯なので、ちょっと削って埋めましょう」と言われました。
CCDカメラみたいなもので4本とも歯を見たのですが、確かに黒く変色しているところが。
自覚症状はない段階だったので、ほんとにちょっと削ってちょっと埋めて終わりました。
それからもう10年くらい?経ちますが、それ以降も虫歯はありません。
最初の詐欺歯科は、ひょっとすると悪化してからの方が治療費もかかるから痛くなるまで放置させよう、とでも考えていたのでしょうか(邪推)。

当時住んでいたところからは引っ越してしまったので、また同じ手法で年1回を目安に歯石除去だけお願いして親知らず抜かなくて大丈夫だよって言う歯医者さんに行っています。
付け加えると、歯磨きの仕方を指導してくれる歯医者さんは良心的です。
虫歯になってくれないと儲けにならないのに、虫歯にならない指導をしてくれるんですからね。

今や歯医者の数はコンビニよりも多く、どんな田舎に行っても必ずあります。
しかし情弱(情報弱者。ネット使えない高齢者などはそう。)は騙されて必要のない金を取られる危険性がある、という危機感は持っていたいものです。
家族の会話でもあまり話題になることが少ないかもしれない、歯医者の話。
通うなら、ちょっと自分でも調べてみたほうがいいかもしれませんね。
それではまた。

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