小さい子供を持つママパパには焦点距離換算35mmの単焦点レンズがオススメという話
みなさん、こんにちは。
この記事を開いて下さりありがとうございます。
今回は、タイトル通り「小さい子供を持つママパパには焦点距離換算35mmの単焦点レンズがオススメ」という話です。
私と同じように、小さな子供を持つママパパで、キットレンズしか持ってないよって人や、色々レンズを調べてるけど、どれがしっくり来るのかわからないよって人の参考になったら幸いです。
ちなみに、私のカメラ・レンズ遍歴について興味ある方は、こちらの記事をご覧下さい。
●なぜ単焦点レンズなのか
これは私が「単焦点レンズ好き」だから、というのもありますが…
ズームレンズ(xf16-55f2.8)も持っている私が考える、ズームレンズよりも単焦点レンズを選ぶ理由を下記にまとめてみました。
①ズームレンズよりも明るいレンズが多い
「明るいレンズ」という言葉を聞きなれない方もいるかと思います。
レンズには焦点距離の他に「F値」というものが記載されています。
レンズによって最小F値が違います。
多くの場合、ズームレンズよりも単焦点レンズの方が最小F値が小さい場合が多いです。
このF値が小さければ小さいほど「明るいレンズ」ということになります。
「明るいレンズ」だと何が出来るのかというと…
背景をぼかすことで、より被写体(子供)を引き立たせる事が出来たり、背景の情報を整理する事が出来ます。
また水族館や花火大会、夏祭り、薄暗いカフェなど、暗いけどフラッシュが使えない環境でも、F値が小さいのでシャッタースピードを稼ぎやすく、動き回る子供がブレずに撮りやすくなります。
同様にF値が小さいほど、シャッタースピードを稼げるため、無理にISO(感度)を上げずに済み、写真がザラザラになりにくいというメリットもあります。
子供が生まれたことを機にカメラを始めたママパパさんの中には、レンズキットを購入された方も少なくないのではないでしょうか?
その方々の中にはきっと、
・暗いと子供がブレてしまう
・暗いと写真がザラザラになってしまう
・全然背景がボケない
などと悩まれている方もいるかと思います。(私もそうでした笑)
キットレンズの多くはF値が大きいものが多いです。
このような悩みをお持ちのママパパさんには最小F値の小さい単焦点レンズをオススメします。
同じカメラで撮ったとは思えない感動が味わえると思います笑
②ズームレンズよりも軽いレンズが多い
これはサードパーティー製のものを含めると一概には言えませんが、多くの場合、ズームレンズよりも単焦点レンズのほうが軽い事が多いです。
私の機材を例に挙げると…
その差280g。
たかが280g、されど280g。
常に持ち歩くと考えると、軽いに超したことはありません。
というより、育児をしていると「軽さは正義」ということを常日頃感じます笑
③ズームレンズよりも写りが良い
これはもう私の感覚の問題ですが…笑
ズームレンズしか使ってない人が単焦点レンズ使うと、その写りに魅了されると思います。
単純にズームレンズよりもボケるので、上手くなったような錯覚に陥ります笑(オイ)
絞っても、なんだかズームレンズよりも綺麗に描写されてるような気がします笑
全部「気がする」ですが笑
ここはまぁ個人差あると思うので、共感してくれる方は共感してくれれば笑
●なぜ焦点距離換算35mmなのか
ズームレンズを候補から除くとすると、次に悩むのは「焦点距離」ですよね?
この記事を読んで下さってる皆さんは、どの焦点距離がお好きですか?
たぶん、普段使いで多いのは換算35mmか換算50mmではないでしょうか?
もちろん24mmの広角が好きって人も居れば、中望遠や望遠が好きって人もいるとは思いますが…
「初めての単焦点レンズは50mmがいいよ」と聞いたことがある人は多いと思います。
私も最初はそれを信じて、そしてxf35mmf1.4(換算約52mm)の描写にどハマりして、常用レンズとして使っていましたが、最終的に今は23mmf1.4(換算35mm)に落ち着きました。
もし小さい子供がいる環境では無かったら、恐らく今も換算50mmのレンズを愛用しているかもしれません。
では、なぜ換算35mmに落ち着いたかと言うと…
①レンズ交換してる暇がない
そもそも「なんで一つに絞らないといけないの?その都度レンズ交換すればいいだけじゃね?」と思った人もいるかと思います。
あまい!!(ぇ
子供が歩き出して、さらにやんちゃになってくると、レンズ交換してる暇なんてありません笑
換算50mmを付けてて、ちょっと狭いと思って都度レンズ交換なんてしてたら、子供がグズり、奥さんの堪忍袋の緒が切れます笑
なのでできるだけレンズ交換せずに、ある程度どんな状況でも対応できる1本を選択する必要が出てきます。少なくとも私の場合はそうでした笑
②近くにいる子供を撮るには換算50mmは狭すぎる
換算50mmから換算35mmにしたのは、もうほぼほぼこの理由に尽きるんですが…。
まだ1人で動けない赤ちゃんであれば、安全を確保しながらある程度距離を取ることが出来ますが、1人であちこち動き回る子供は危険と隣り合わせ、常にヒヤヒヤで、そんななか距離を撮る事は難しいですよね。
安全を確保できる距離にいながら、側にいる子供を撮るには、換算50mmはちょっと画角が狭かったのです。
私の場合、日常写真がメインで、妻と子をある程度周りの情景も入れて写真に残したいので、尚更でした。
子供とくっついてても撮れる、安全が確保出来る環境であれば離れても撮れる、換算35mmは私にとって、丁度いい焦点距離でした。
③適度に広くうつり、適度に情報を整理しやすく、構図の自由度もある
換算35mmでなくても、換算28mm、換算24mmでもいいと思いますが、広角になればなるほどパース(歪み)が強くなり扱いにくくなりますし、背景に不必要なものが沢山映り込むので、主題の分かりにくい写真になりがちです。
換算24mmのレンズで子供を接写すると、デフォルメされて(いつか流行った鼻デカワンコみたいな感じ)とても可愛く撮れるので嫌いではないのですが、遠くのものは広角であればあるほど小さく写ってしまうので、常用レンズとしては扱いにくかったです。
また広角レンズでパース(歪み)が強いと、どうしても中心に被写体を映す「日の丸構図」になりがちです。(私だけかも?)
さらに同じF値で被写体との距離など同じ条件下では、焦点距離が長い方がボケやすいです。
適度なパースで接写では可愛く子供がとれ、少し離れれば風景と主題のバランスの取れた写真が撮れる。背景をボカすことができ、広すぎないためある程度主題が明確な写真にしやすく、構図の自由度もある。それが私にとっては換算35mmだったというわけです。
④写真だけでなく動画も撮りやすい
私はカメラで動画も撮ります。
動画だけを撮るなら、24〜70mmのズームレンズや、換算24mm以下の単焦点レンズが使いやすいと思います。
ただ写真も撮る私にとっては、超広角・広角レンズは③で書いた理由で扱いにくい画角でした。
写真と動画、両方を両立できる画角として考えても換算35mmが丁度良いなと思いました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「小さい子供を持つママパパには焦点距離換算35mmの単焦点レンズがオススメ」というお話でした。
焦点距離は好き嫌い・得意不得意ありますし、家庭の状況も違うので一概には言えませんが、同じような悩みを持つママパパの参考になれば幸いです。
ここまで記事を読んでくださり、本当にありがとうございます。
また気が向いたら文章を書こうと思いますので、ぜひご覧ください。