広告運用者はLookerを使うべき!スマホでサッと確認できる、Google広告ダッシュボードの作り方
デジタルマーケティングにおいてGoogle広告の活用は必須のものとなっていますが、Google広告の運用は複雑で、多くの時間と労力を必要とします。
特に、広告担当者は、限られた時間の中で膨大な量のデータと向き合い、効率的に広告運用を行うことが求められますが、担当者の業務効率はとても非効率なことが多いです。
Google広告担当者の非効率な業務になってしまう理由
1.レポート作成の手間が多い:必要なデータを抽出するために、複数のレポートをダウンロードし、手動で集計する必要がありますが、管理画面が重いため、レポートページに遷移するだけでも時間がかかります。
2.テンプレート活用でも再計算が必要:レポートテンプレートを活用しても、最新の数値を反映させるために、Excelやスプレッドシートで再計算する必要があります。特にGoogleは、費用とコンバージョンのレポートを2回作成して結合する必要があるため、分析の粒度の回数分CVを後から結合する作業が発生します。
3.スマホアプリの利便性が低い:Google広告のスマホアプリは、視認性が低いため、結局PCを開いて作業する必要が生じてしまいます。
非効率な業務が招く悪循環
これらの非効率な業務は、Google広告担当者のモチベーションを低下させ、以下のような悪循環を生み出してしまいます。
毎日PCを持ち歩き、プライベートの予定にも影響:常にPCを持ち歩かなければならず、プライベートな時間にも仕事のことが気になってしまう状況です。
限られた時間でデータ分析が困難:本来であれば、分析に時間を割くべきところ、単純なデータ収集に時間を費やさざるを得ません。
モチベーション低下による改善の停滞:非効率な作業に追われることで、本来の業務である広告運用の改善に取り組む時間が減少し、結果の停滞を招いてしまいます。
Looker接続で解決!スマホでサッと確認できるダッシュボード
そこで今回は、LookerというBIツールを活用することで、Google広告のデータをスマホで簡単に確認できるダッシュボードを作成する方法をご紹介します。
スマホで確認:Lookerダッシュボードは、パソコンだけでなくスマホでも閲覧できます。PDF閲覧する感じと近いので、5秒くらいであらゆる情報が確認できます。
必要な情報を瞬時に把握:Lookerは、複雑なデータを分かりやすいグラフや表に変換します。「今日の配信でているかな?」「効果進捗大丈夫かな?」など見たい数値を一覧化できているのですぐに確認できます。
CVの結合の手間がなくなる:見るにはコツが必要ですが、ECのクライアントなどで"会員登録"と"購入"のCVのカテゴリが2種類以上ある場合でも確認することができます。Excelやスプシが不要になります。
複数のデータを比較分析:Lookerは、Google広告だけでなく、Googleアナリティクスなどのデータを一括で分析できます。
ダッシュボードを簡単に共有:「今進捗どうなっている?」など誰しも言われたことがあることがありますが、URLを共有しておけば進捗を確認されることもありません。
代理店マージンも内包できる:管理画面の公開ができない理由に、代理店マージンを知られたくないというケースもあるかと思います。Lookerを利用すれば代理店マージンを見られないようにしてレポートを共有することができます。
Lookerを活用することで、Google広告のデータをスマホで簡単に確認できるダッシュボードを作成することができます。これにより、時間と労力を節約しながら、より効果的な広告運用を実現することが可能になります。
広告運用者にとって、Lookerは今すぐ導入すべき必須ツールと言えます。
LookerでGoogle広告ダッシュボードを作成する方法
1. Lookerアカウントを作成
まずは、Lookerの公式サイトから無料トライアルに申し込み、アカウントを作成します。基本無料で十分です。
2. Google広告とLookerを接続
Lookerにログイン後、データソースからGoogle広告を選択します。必要な情報を設定し、Google広告とLookerを接続します。
3. ダッシュボードを作成
Lookerに接続されたGoogle広告データを使って、ダッシュボードを作成します。グラフや表、フィルターなどを自由に配置して、必要な情報を分かりやすく表示します。テンプレートもあるので、最初はこちらがおすすめです。
4. ダッシュボードを共有
作成したダッシュボードは、URLを発行することで簡単に共有できます。URLで共有することでレポートを送付する業務自体がなくなります。
まとめ
今回はLooker studioに接続するまでのフローを紹介させて頂きましたが、次からは、「代理店マージンを内包する方法」「CVをLooker上で結合する方法」「スマホで確認する方法」を紹介していきます。