マイナスをゼロにする家事、プラスを作る家事

家事には二種類あると思います。

マイナスをゼロにする家事：それ自体は価値を生みにくいが、なされないと不便を生じるもの

・衣：洗濯
・食：食器洗い
・住：ゴミ出し

プラスを作る家事：それ自体が価値を生むもの

・衣：新しい衣服を調達する
・食：美味しい料理を作る
・住：家具などの導入で快適な空間を作る

※前者と後者は、その家庭におけるお互いの役割や成熟度等により可変なものと思われます。

後者は分かりやすく評価されやすいですが、前者は当たり前のものなのでなかなか気付きにくい・気付かれにくいものです。しかし労力はかかるもので、気付かれなければ当事者は残念な気持ちになるかもしれません。当たり前である「マイナスをゼロにする家事」をお互いが気づき感謝することは、夫婦生活にとって大事なことのように思います。

例えば、料理を作るときに「今日はこのレシピで作ってみよう！」と前向きな気持ちでいるとしましょう。そんな時、シンクには前回の食事により出された洗っていない食器だらけだったらどうでしょう。せっかくプラスを作る家事をしようとしているのに、気持ちが萎えてしまうかもしれません。

家事の役割分担は家庭により様々でしょう。また時により変わる場合もあるでしょう。いずれの場合でも、もしプラスを作る家事を行う場合、その前提としてマイナスをゼロにする家事がなされていた場合、それを当たり前と思わず感謝してみると良いかもしれません。少なくともうちはそれで今のところ、うまくいっています。