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〈旅行記〉祭りとりんごに恋をした!!

2024.11 旅行記
この度、大人の休日倶楽部パスを利用して東北に旅に出かけました。

大人の休日倶楽部パスの詳細はこちら
https://www.jreast.co.jp/otona/

東日本を旅する50歳以上の方にとっては夢のような切符だと思います。
中には日帰り五連発されるパワフルな方もいらっしゃいます。私にはやっぱり無理だ(・_・;


今回は1泊2日+日帰り旅を2回しました。
普通車18800円のプランです。
東北地方は若かりし頃、スキー場には何度も足を運んでいましたが旅としては初めてです。

1日目は岩手県の平泉駅で下車し、世界遺産に選ばれた毛越寺と中尊寺へ。
その後、一ノ関駅戻り厳美渓に行く予定でしたが寝不足と靴擦れ、お天気もパッと晴れないので面倒になりその行程を削り...でもその後、パッと晴れ、頑張って行けば!と後悔。(後日、リベンジしました)

毛越寺も中尊寺も紅葉が綺麗でした。


毛越寺



中尊寺内


2日目

青森観光

青森観光で外せないと思ったのはねぶた・ねぷたの館。
私の推しの三浦春馬さん著書「日本製」で、青森編として、ねぶたが紹介されています。


ねぶた祭りを知ってから色々と調べていくうちにお祭りは、
青森市→ねぶた祭り
弘前市→ねぷた祭り
五所川原市→立佞武多祭り(たちねぷた)

などがあり、ねぶた・ねぷたの形、掛け声なども違います。自分的に立佞武多に1番興味が沸き、立佞武多を展示している館へ、宿泊先からリゾートしらかみ号に乗車して、五所川原まで足を運びました。(1館だけ足を運ぶはずが結局は!? 笑)


そもそも「ねぶた」・「ねぷた」って!?
諸説ありますが、ねぶた・ねぷたは、農繁期前の夏に農作業の敵となる睡魔などの邪気を追い払う「眠り流し」「灯篭流し」が起源とされています。
津軽弁では眠たい事を「ねぶて〜」「ねぷて〜」と言うそうで、ねぶたとねぷたの違いはその地域の訛りの違いからきてるそうです。

圧巻!!そのひと言に尽きる立佞武多

「ヤッテマレ ヤッテマレ」

五所川原駅から徒歩10分ほどで立佞武多の館に到着。
大きな建物です。
展示室に入った途端、「うわぁ〜」と思わず声が出てしまいました。他のお客さんも「おー!!」と、誰もが高さ22〜3メートルもある、超巨大な立佞武多を見上げて声をあげます。

下から見上げる

超巨大な立佞武多は三体展示しており、1つの立佞武多を三年使用し、三年経つと新たな立佞武多と入れ替わりになるそうです。

超巨大な立佞武多を同じ目線で見る!!
この施設の魅力的な所は、下から見上げるだけではなく、展示室内にあるエレベーターでまず4階まで上がります。立佞武多の顔を真横に見れる高さまで上がり、そこからバリアフリーのスロープで回りながら下り、右側を見れば歴史展示物、左側を見れば立佞武多を様々な高さ、角度から見ることが出来るのです!

1番上から下を見る

この20メートルを超える立佞武多、お祭りの時は高さ38メートル、地上6階の立佞武多の館の扉を開け、そこから出すそうです。因みに街中の電線は地中に埋められているそうです。
電線の普及と共に背の低いねぷたとなっていた時期もあったそうですが、当時の写真と台座の図面が出てきたのをきっかけに1996年に市民有志によって復元。1998年より祭り名を「五所川原立佞武多」として約90年ぶりに復活をしたそうです。

パンフレットより

制作している所も見学出来るのですが、この日はお休みでした。残念...

見たかった〜

立佞武多祭り
8/4〜8の5日間。19-21時に開催
掛け声は「ヤッテマレ ヤッテマレ」



館を後にし、金木駅にある太宰治が過ごした斜陽館と津軽三味線館に行くはずが、電車の時間が上手く合わず、どうしても三味線を生で聞きたい私は、そうだ!弘前市にある津軽藩ねぷた村に向かおう!と行き先を変更。

弘前城を経由して津軽藩ねぷた村へ。


弘前城 工事中です!


勇ましさの中に優雅な印象の弘前ねぷた

「ヤーヤドー ヤーヤドー」

弘前市にある津軽藩ねぷた村。館内に入ると扇形のねぷたが!

そしてお囃子や祭りの説明があります。
体験でお客さんも笛に合わせて太鼓を叩かせてもらえます(人数限定ですが)

そして三味線も三曲の生ライブ。著作権の関係でSNSアップは不可なので載せる事が出来ず残念ですが、和のロックといった感じで、じょんがら節がなかなか良かったです!

弘前ねぶたは扇形が主流。
正面の絵は鏡絵といって三国志などの勇壮な絵が描かれ、後絵は見送り絵といい夏の終わりを名残り惜しむかのような美人画が描かれています。

弘前のねぷたは、どちらかといえば雅という感じ。
弘前は城下町なのでお殿様もお祭りを見ます。ハメを外すことは出来ないので勇ましさの中にもおしとやかに...なんだそうです。

お祭り
8/1〜7日
掛け声「ヤーヤドー ヤーヤドー」

もうここまで来たら青森のねぶたの家も見るっきゃないか(笑)...ということで弘前から青森に移動。


勇ましい青森ねぶた

青森駅から徒歩1分。
赤い建物が、ねぷたの家 ワ・ラッセです。
青森ねぶたは横に長いのが特徴。どれも勇ましさを感じます。

ねぶた師の紹介

ねぶた師は厳しい世界
ねぶた師が紹介されています。
何年修行したからということではなく、スポンサーから声を掛けられてデビューが出来る。
団体数が決まっているので、ひとりデビューするということは、ひとり切られる厳しい世界。
と、三浦春馬さん著書の日本製で、あるねぶた師は語っています。


ワ・ラッセでは、タッチパネルでマイねぶたを作る楽しい体験もあるようです。他にも太鼓やハネト体験も!いずれも時間切れで出来なかったのですが、また足を運んでやり残したこと、ぜーーーんぶやりつくしたいと思います。

青森ねぶた祭
8/2〜8/7
「ラッセラー ラッセラー」の掛け声です。


連絡船 八甲田丸

ワ・ラッセのすぐ側にあります。
80年に渡って青森港と函館港を結んだ連絡船、八甲田丸。日本初の鉄道連絡船ミュージアムです。

船内は連絡船の歴史や操舵室、エンジンルーム、鉄道車両を運んだ広大な車両甲板も見学できます。煙突展望台(冬期間、悪天候時は閉鎖)からは青森港が一望できます。

津軽海峡冬景色の碑

ボタンを押すと大音量が流れる


青森といえば...私のお気に入り!

林檎ですよね。
リゾートしらかみ号の車窓から、木にたくさんの林檎がなっていたのを見て、何故かジーンと来てしまいました。
いつも旅をすると食事をする間も無くプランを詰め込んでしまうので、流石にお腹がすきました。
そんな時に目についたのが、リンゴジュースオンリーの自動販売機。青森にはたくさん設置されているだろうと思ったのですが、違った!
後から知ったのですが、全国に数台しか設置されていないレアな自動販売機でした。
私が選んだのはこちら!酸味があって本当に美味しい!このジュースで私の林檎への位置付けが急上昇しました。
飲みたい 飲みたい また飲みたい!

その他
Aファクトリーで食べたアップルパイ

アイス
林檎味をダブルでチョイス!紅玉&あかね

紅玉はクリーミー あかねはシャリシャリと酸味があって美味しい


商品名 赤〜いりんご(御所川原)

赤い果肉

日本初の果肉が赤い林檎として品種登録され、五所川原近郊のみで栽培されている希少品種。独特の酸味と渋みはポリフェノール豊富な証拠。輪切りの紅白模様、美味しい酸っぱさ
加熱すると引き立つ甘さ、様々な特徴があるそうです。


おしまいに

大人の休日倶楽部パスを使い、初めての東北の旅
紅葉の時期にスペシャル期間を設けてくれたJR東日本に感謝!
紅葉の素敵な景色に、そしてりんごの美味しさに目覚め、祭りの奥深さも知ったとてもとても良き旅でした。


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