【Colorful Dreams! Colorful Smiles!】の話をしよう
良いお歌がすぎるので楽曲感想ブログを書きます。ところどころ歌詞の考察をしているので何かありましたらX(旧Twitter)@ktora33まで。
なぜこの曲を好きなのか。理由はとてもシンプルで、この曲を聴くと前向きな気持ちになれるからです。気付けば僕も社会人2年目となり仕事に苦労することが増えてきました。しかし出勤中にこの曲を聴くことで、虹ヶ咲のメンバーから背中を押してもらえるような、前に進むのを後押ししてくれるような気持ちになることができます。言わば僕という人間の心の支えになっているのが「Colorful Dreams! Colorful Smiles!」という曲なのです。
アップテンポで明るい曲調
この曲はイントロではなくボーカルから始まります。同じく2期OPテーマであるμ’sの「それは僕たちの奇跡」を彷彿とさせる始まり方ですね。放映当時この曲を聴いて、ラブライブ!の2期が始まったな~と感じました。
しかし、ラブライブ!っぽいけれども、虹ヶ咲特有のソロアイドル要素を表してるのがAメロBメロのソロパートです。ひとりひとりのパートが1期OPの「虹色Passions」よりも強調されている気がします。こういった曲の作りから、1期でメンバーそれぞれがスクールアイドルとしてキャラ立ちしたことを表現しているのではないかと僕は解釈しました。また、1番のAメロパート分けが、2期で初登場するR3BIRTH組から始まるのも虹ヶ咲らしさを踏襲しつつも新鮮さを味わえることができます。
サビ前の璃奈パートですが、後ろでドラムの主張が強くなりこれからからサビ来ることを煽るような役割を担ってくれています。せつ菜の「一緒にさあ」というかけ声から全員そろって「いくよせーの You go! I go! We go!」で満を持してサビが始まります。
ソロパートラッシュからのサビで全員集結
ラブライブ!シリーズでも屈指の人数である12人。この人数が揃っているからこその火力の高さです。「Colorful Dreams! Colorful Smiles!」はラブライブ!シリーズ全体曲の中でもトップクラスの歌声の力強さだと思っています。さらに、メンバーが12人と多いのにも関わらず、歌声が綺麗に重なって耳心地がとても良い音が奏でられているのが本当に凄いです。
何かを始めるときの一歩を後押ししてくれるようなこの歌詞こそ、僕の一番好きな歌詞です。そして「一緒ならね」というフレーズから虹ヶ咲が持つ、ひとりだけどひとりじゃない、というメッセージ性が伝わってきます。また、1期EDの「NEO SKY, NEO MAP!」2番の「きっかけは少し後から思い出し 全てがつながって」という歌詞とも繋がっていると思います。
1期EDテーマとの繋がりを匂わせることによって「あのときかすみがしずくのが背中を押してくれたから」「せつ菜が侑と歩のきっかけになってくれたから」という風に、虹ヶ咲1期のストーリーを思い出させてくれるような曲の作りになっていると解釈しました。
アニメ映像だとこのパートでメンバーひとりひとりがアップされ、最後に引きでステージに立つ12人が映し出されます。ソロパートラッシュからの全員集合という、曲の構成を映像からでも表現してくれていることが伝わってきて、映像制作陣の強いこだわりを感じることができます。めちゃくちゃ好きです。
継承と変革を表したラスサビ
1期の物語があったからこそ、この歌詞の深みが出ます。虹の1,2期を改めて見返して感じたのは、虹ヶ咲とは、ラブライブの要素を残しつつも、ソロアイドルという新たな形を確立させたコンテンツだということ。さらに、虹ヶ咲2期は虹ヶ咲の要素を残しつつも、後からメンバーが増えるという虹ヶ咲ないしラブライブ!シリーズの新たな可能性を示したストーリーとなっていること。大げさな言い方かもしれませんが、ラブライブ!シリーズの伝統の継承と変革を感じさせてくれる作品であることを表現した歌詞です。
落ちサビは学年ごとにパート分けされています。
「ナミダ」という単語が含まれたパートを3年生が歌うことで「卒業」を控えた学年だということを暗示させていると思います。卒業があるからこそ、限られた時間の中で輝きを放つスクールアイドルの尊さを感じることができます。
「咲き出した」という単語からは新たな芽吹きを連想できます。最年少の1年生組がこのパートを歌うことで、ソロアイドルという新たなジャンルや新たな可能性をラブライブ!にもたらした虹ヶ咲の革新性を表現しています。
歩夢、愛、せつ菜、嵐珠の2年生組は、底なしの明るさや笑顔が印象的な学年です。そんな2年生組がこの歌詞を歌うのです。メッセージ性が込められているというよりは、ストレートに前向きな明るさを表現していることが伝わってきます。
曲のクライマックスです。各学年による歌唱パートで音を絞って落ちサビからのドッカンラスサビです。オタクみたいな表現になるのですが、ラスサビの弓を引き絞って矢がドカンと放たれるような曲調が本当に大好きです(つたわれ)
夢と夢 響くMelody! (←ここで引き絞って)
どこまでも (←ここでドカン) 広がっていくよ
そして、μ’s散後もAqoursが活動してくれたから、アニメ化される前から虹ヶ咲のキャストさんが活動してくれたから、僕が今こうやってラブライブ!というコンテンツに改めてハマることができました。この曲の最後は「みんなで叶える物語」というラブライブ!シリーズのテーマを表したかのような歌詞で締めくくられます。
この曲を聴いて、夢を追いかけて僕は今日も前に進んでいきます。