仕事にも、プライベートにも、プロポーズにも使える!心に響く伝え方

「人は、何を(what)ではなく、なぜ(why)に心を動かさせる」

27〜28歳の頃、ふと、相手に伝えたいことの本質がちゃんと伝わっているかどうか、深く考えるようになりました。

仕事でプレゼンや資料作成の機会が多々あったのですが、自分の伝えたいことの意図を理解してもらったり、記憶してもらうには何かポイントが必要なんじゃないかと、日々考えるようになりました。

「相手に伝えること」は仕事でもプライベートでも日々起こることで、真理を理解することができれば、一生役立つ知識なんじゃないかと漠然と思い、本や動画で情報を集めていました。

そんな中出会ったのが、ゴールデンサークル理論です。

この理論を知ることによって確実に、仕事もプライベートも、より充実しました。

美容業界→IT業界への転職にも大いに役立ちました。

今日は概要だけお伝えしたいと思います。

まず、ゴールデンサークル理論との出会いはTEDです。

TEDというのは、Technology・Entertainment・Design をテーマにした短時間のプレゼンテーションで、世界中の叡智が結集した講演イベントです。このTEDに登壇していたSimon Sinek氏のプレゼンを聞いて、ゴールデンサークルを知りました。

ゴールデンサークル理論は、「why・how・whatの3つの円で構成されていて、物事の本質を説明するためのフレーム」です。

「人は、何を(what)ではなく、なぜ(why)に心を動かさせる」

ということがこのフレームの全てです。

解説しますと、普通の人は円の外側から説明を始めます。つまりwhat→how→whyという順番です。

以下に例を載せたいと思います。

 what「我々は素晴らしいコンピュータを作った」
 how「美しいデザインで簡単に使え、親しみやすい製品です。」
 why「一ついかがですか?」

これは、まったく欲しくならないですよね?

これを逆に話す、つまり円の内側から説明を始めます。つまりwhy→how→whatという順番です。

 why「我々のすることは全て、世界を変えるという信念で行っています。異なる考え方に価値があると信じています」
 how「私たちが世界を変える手段は、美しくデザインされ、簡単に使え、親しみやすい製品です」
what「こうして素晴らしいコンピュータが出来上がりました。一ついかがですか?」

同じ製品を提案しているのに伝わり方が全然違いますよね?

ちなみに、たびたびゴールデンサークルを活用しているのが、リンゴのコンピューター会社です。

このゴールデンサークル理論は、経営者などのリーダーにはもちろんのこと、
部下を持つ上司、友達との会話の中でも活用できる手法です。

とにかく、自分伝えたいことの意図を理解してもらい、相手を動かすための手法です。

伝え方が下手な人はだいたい、用件だけを伝えます。

用件だけを伝えるやり取りは、whatだけで終わるので時間は短く済むし合理的に感じますが、その意図がわからないので、うまく物事を運ぶことができないケースも出てきてしまいます。

是非、仕事でもプライベートでもゴールデンサークルを活用してみてください。

相手の反応がまったく変わります!


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