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ハンドメイドの商品はお得感まんさい

自己紹介:地方の国立大学卒業後、会社勤めをした後、30才で小売とサービス業で自営になり、40代でライターに転身。こだわりの商品の販売支援をしています。ブランディングやマーケティングの学びのシェアとお役立ち情報をお伝えできればと思っています。

はじめて、minneで買い物をしました。本革のスマホカバーと財布です。

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わたしは革のブランドや品質に詳しくないのですが、〇〇の革とあえて書いてあるということは、有名なんだろうなという程度の認識で、デザインや風合いがよさそうなのでポチりました。

届いた商品は、想像していた通りにキチッとした縫製となめした本革の良い匂いがしています。

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「大量生産品と違っていいなぁ」「良い品がお安く変えたなぁ」と大満足なのですが、ふと手作り効果ってプラシーボの一種なのではないか?と自分の感覚を疑問を持ちました

手作りの価値ってなんなのでしょう?

ハンドメイドの良さ

同じハンドメイドと書いてあっても、ミンネのような個人の作家さんが売っているのは印象が違います。勝手に、次のような想像とくっつけて考えてしまっていることに気がつきました。

・ものづくりが好きな人が、手間暇かけて丁寧に作ってある。

・利益度外視して、良い材料が使ってあるに違いない。

・もしかしたら、素人っぽい商品が届くかも?

どれも勝手な思い込みで、知らない人が見たら、中国製の合皮のものと似たようなものに見られるかもしれません。

ところが、わたしは勝手に「手作りっていいなぁ」と思えているわけです。まさに手作りの付加価値ですね。

わたしは、お得に良いものが買えたと思っているけれど、同じようなものでもっと安いの見つかるよ、という人もいるかもしれません。

値段ははじめから決まっているが、ないようなもので、価値がそこに追加されるかどうかで変わってきます。

それが"ハンドメイド”のいわゆるブランド力なんでしょうね。

少数民族手作りというブランド

わたしは20代の頃は世界の民芸品に凝っていて、山岳民族リス族が編んだ小物や、その他トルコの刺繍や絨毯、タイの少数民族が作るものをネットショップで買っていました。

そのネットショップのページを覗くたびに、旅をしているような気分になり一種の冒険心を味わっていたことを覚えています。

伝統品や手間暇をかけた手仕事、以上にそのショップのオーナーの方の仕入れ体験やショップ運営秘話みたいなのにも興味を惹かれました。

今考えたら、アジアの手作り品は、布の品質がそれほどよくなかったり染料が落ちやすかったりと使っていて不便でしたが、わたしはリピーターを超えた完全なファンでした。

顔が見えないからこそ

今回購入した2つの商品は、2人の別の作家さんから購入しましたが、どちらもとても上質です。ものづくりの日本人魂がこもっているとはまさにこのことでしょうか。

ただこの2つは、手にしてしまえば、どちらも「Minneから購入した物」になってしまいました。

どちらの革もこだわりの産地のものだった、丁寧につくって手に馴染む。すっきりバックに収まって、使い勝手もいい。

ただ、作家さんのことが見えません。ショップをお気に入りにしているから、また欲しいものがあったら何年後かにリピータになるかもしれません。

昔のように、そのサイトのファンだから何度もそのサイトを訪れて商品を買うというのとちょっと違います。

あれから20年経ち、私自身の生活も変わってしまい、そのショップもいつの間にかなくなってしまっていたけれど、今でも当時の静かな熱狂を思い出します。

あのショップのオーナーさんは今頃なにをされているのかな?

彼女が世界の品を日本に届けて伝えたかったことは、今はどんなことに変化をしているのだろう?はるか昔の小さな恋物語のように、ときどきふと思い出す良い思い出です。


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