江望LIBRA#19 あるこう
よい曲です!音源にしないのはもったいないです!
CDにならなくても、音源でもいいので、是非検討してください!
お願いします!!
当時、何か「あるこう」が話題になる度に、上間さんに出会ったころの僕は、松原社長へしつこいぐらい、この「ご要望」を発信させてもらっていました。
「あるこうは、絶対にファンが手にできる手段で世に出さなきゃダメです」みたいなことも言ったような気もします(汗)
怖いモノ知らずというやつです(笑)
今思うと・・・赤面して滝汗でどこかへ隠れて、探さないでくれと書き置きを残すやつです・・・。
あの頃は、上間さんも僕らファンも、全員が一生懸命全力で走り続けていて、若かったということで、お許しください(泣)
あるこうを書くに至って、モノを書く仕事も長かった僕ですが、初めて「何から書こうかな」と、今日はお昼ごろから、あるこうのことを考えている自分に驚きました。
だいたい「何か書く」と決めたときは、これまで「パソコンに向かって指を動かしている最中も何も考えず、最後まで赴くままに書きながら着地するスタイル」だったからです。
そんな僕が「あるこう」を振り返ったときに、好きな上間さんの写真があったことを思い出しました。
今でこそ言えるシリーズですが、この思い出した写真の、可愛い笑顔の上間さんは、僕が初めて上間さんの写真をスマホの待ち受けにした写真でもありました。
上間さんが文化放送のメディアプラスの入り口でポーズを取っている写真で、上間さんのブログに掲載された物でした。
2015年3月23日の夜中、上間さんは当時やっていたブログを更新しました。
えみりーずぶろぐ!
2015年3月23日更新 タイトル「がむちゃら!」
この投稿の中には、こんな文章があります。
「昨日・今日とね、2日連続でレコーディングだったよ~
ラジオのOPとEDを作ってもらえることになってね!
楽しく歌ってきましたっ
急ピッチで進めていただいてますが、2曲とも歌詞を書いたよ!
(﹡ˆ﹀ˆ﹡)早く聴いてほしいなぁ~」
これこそが、のちに上間江望の代表曲になる「あるこう」が生まれた瞬間の貴重な記事なのです。
あるこうの情報が初めて世に出た瞬間でした。
がむちゃら!のエンディング曲になる「あるこう」と、オープニング曲になる「ALIVE」についての投稿ですね。
どちらも、5年半後にアコースティック盤として、上間さんの2枚組のアルバムに収録されることになる名曲。
この時点でまだ、1曲も持ち歌がない若手声優さんが、のちに自分の代表曲になる2曲のレコーディングをしたよという・・・すみません、ちょっともう・・・泣きそうです・・・早かった。
泣きそうだから、方向転換。
この記事のコメント欄を(笑)
この数ヶ月後に伊豆で初めて会うことになる、しすてろんさんがイチコメ。
あるこうに最初に反応したのは、しすてろんさんでした(笑)
しすてろんさん、一生自慢できるよこれ(笑)
改めてコメント欄見て笑ってしまったので、これまで画像無しのライナーノーツとしてやっていましたが、最後のあるこうは少し当時の写真も。
しすてろんさん、恥ずかしいやつ巻き込んですみません(笑)
「上間さんは5年後にライブ特典付きの2枚組のアルバムを出せたよ」って、これを書いた自分に教えてやりたいです。
前田さんとも、この番組のあとにもずっとご一緒させてもらえて、ルミネにも上間さんは立つことになるんだぞって。
信じないだろうな、どっちの話も。
だって、いま聞いても信じられないもん。
5年前の気持ちは忘れてないから、心だけをあの頃に戻して、頭だけで今を感じても、ウソ話みたいだもん。
たったの5年で。
この日の上間さんは、5年後の未来を信じられますか?
5年の間に流れ見た景色のスピードは、どうでしたか?
自分の行きたい場所に進む道を歩けていますか?
疲れていませんか?
あるこうの始まりはここなんですよと、知って欲しくて、ここから書かせてもらいました。
上間江望の歌が世に出る夜明け前、これはそんな時代の景色です。
僕はいまでも、プライベートで落ち込んだり、上間さんの仕事に対してファンとしての意見が芽生えてしまったときに、上間さんの昔のブログを読みます。
ほとんど人生教本です。
読みすぎて覚えてしまって、暗記できてしまった記事もあります。
古文の授業かよって感じです(笑)
そこには好きになりたてのころの上間さんが変わらずにいて、読むと落ち着くんですよね。
いまイヤだと思ったことも、上間さんのブログをリアルタイムで読んでいたころにはイヤだと思わなかったなって、気づけるから。
ただ純粋に、ひとつ仕事が増えれば無条件でみんなで喜んで、ひとつの何気ない日常のツイートをみんなで笑ってたなぁって。
この頃を思い出せると、今のイヤなことって何なのかなって、ちょっとバカバカしくなって、妙に落ち着けるんです。
だって、今は「選んでイヤな贅沢な環境」なんですよ。
この頃は「選ぶことすらできない環境」だったのに。
何も無いことが悩みだったのに、それが解決したとたんに、もう違う悩みが生まれた。
成長する上では、それが自然な流れなのかもしれないけど、本当にそれでいいのかな。
上間さんのブログを読むと「色々な部分に感謝しなきゃ」って、ヒト息つけるんです。
「あるこう」が初めて流れた、2015年4月11日の深夜。
この日が、がむちゃら!の初回放送日です。
これはいい曲だと瞬間的に感じました。
歌詞が公表されるのはまだまだ先の話で、録音した歌声を書き出す作業からでした。
そしてここから、冒頭に戻って、松原社長への「音源化お願いしますの草の根運動」が、丸一年続くことになるわけです。
あるこうのフルコーラスを初めて聴いたのは、一年後の2016年の5月。
この頃、上間さんが担当していたA&Gの「上間江望の本気!アニラブ#3」で、何の前触れもなく、いきなり流れたのが初リリースでした。
上間さんとの思い出で、色々と忘れられない日はありますが、この日は今でも鮮明に覚えてますね。
アニラブの回数まで覚えてる。
3回目でした。
初めて綺麗な状態でのフルコーラス版で、歌詞も初めてすべて揃った瞬間でした。
読みふけるとはまさにあのとき、というぐらい歌詞を書き出して読みまくりました。
さあ あるこう 足跡が背中押すよ♪
とにかくこの一文でしたね、僕は。
これにやられたんです。
今でも僕の中の上間さんの歌詞の芯は、この一文です。
初めてあるこうを聴いたときに、この歌詞が耳に入ったときに、上間さんの歌詞に興味が沸いたんです。
上間さんは覚えてないだろうけど、僕はこれを「現代の正岡子規」と表現してアニラブのコーナーネタで送りました。
無理矢理でも上間を褒めるというコーナーだったから、気持ち良さそうに採用してくれてたけど、まだあの頃は歌詞すら公表されてない時期にこれを書いて、半分ネタ、半分本気で送っていたんですよ。
ちょっとは本気だったんですからね。
これも今だから言うシリーズだけど(笑)
そしてこの放送の数日後の5月7日に、初めての所属事務所イベントがあって、そこで「秋に上間江望の初アルバムが発売される」と発表がありました。
一気に何かが動き出し始めたころ。
秋発売と言われたアルバムは、ほぼ冬の11月に「風と言の葉」と名付けられ、ファーストミニアルバムとして発売されました。
この間、6月には「デラスタさんとの初めてのツーマンライブ」もありました。
このとき、僕はほぼ上間さんの前に居て、デラスタさんとはたぶんお話すらしていない。
上間さんのチェキのフィルムが無くなって、かつえさんが1本カートリッジをくれたような記憶があるんですが、ありましたよね?
あれって、あのときのお金払ったんか?(いまさらwww)
デラスタさんとあるこうを絡めると、とても書き切れなくなるので、デラスタさんとの不思議なご縁の時間軸の話はまた今度(笑)
こうやって振り返ると面白いですよね(人生ってすごい)
デラスタさんとのツーマンで思い出しましたが、今回のLIBRAに収録されてなかった曲なので、最近は久しく曲名が出てきていない「リフレインブルー」も、この頃の期間に制作された物です。
「あるこう」「ALIVE」「リフレインブルー」
この3曲は、初期の上間楽曲の不動のラインナップであり、かけがえのない名曲です。
LIBRAを取り上げる時期ですが、リフレインブルーも大切な思い出が多い曲で、いつか書きたいですね。
脱線しているようで、すべての話の根底には「あるこう」があります。
2015年3月に生まれたあるこう。
ファンが「音源化を望んだ最初の上間さんの楽曲」です。
2016年の11月22日に、上間さんは初のCD「風と言の葉」をリリースするわけですが、あるこうが世に出てからCDリリースまでの1年半以上の間、あるこうを真ん中に、色々なシーンがありました。
あるこうの最後のエピソードとして、書いておきたいこと。
時間が経ってから上間さんに聞いて、一番驚いたことです。
上間さんが、風と言の葉の発売日に話をしてくれた、2015年の暮れの話。
上間さんが「これからは歌も歌って行きたいです」と、初めて社長に自らの口で、活動の方向性の希望を出したんだそうです。
これは、ちょうど表では僕らが「あるこう音源化の草の根運動中」の時期。
あるこうも、ALIVEも、しっかり評価されていた時期。
歌手上間江望の魅力を、ファン全体で感じ始めていた時期です。
だけど、このときの松原社長の言葉は「まず声優として結果を出してから」(ざっくり要約。たぶんもっと厳しい言葉だったんでしょう 笑)というもの。
2曲しっかりある中で、上間さんは初めての相談を切り出したけれど、声優として結果を出してからだと、厳しく事務所としての意志を伝えてもらえたと、発売日に披露してくれました。
すごくいい話だと思いました。
肯定意見が多いファンの声にも少なからず影響されて、考えが甘くなりそうなところを、冷静に一度叩かれて、それでも頑張れたから、ちゃんとあるこうを音源化して頂けて、事務所イベントを開催して頂けて、CDを出してもらえることになった。
外から見えるファンの景色と、内から見る上間さんの景色は、場合によっては180度違うかもしれません。
夏と冬、朝と夜ぐらい違うのかもしれない。
だから、ときにはピントがズレすぎて、お互いがムスっとしちゃうこともある。
そんな気持ちになると、僕はこの日の上間さんのブログを読む。
今でも読む。
読みすぎて覚えたのは、この日の記事のこと。
えみりーずぶろぐ!
2016年11月22日更新 タイトル「発売日」
これまでのあるこうには、上間さんの努力や悩み、頑張った成果、すべてが詰まっている。
僕らエミリオンの、上間さんへの気持ちも詰まっている。
この大切な曲が生まれる瞬間から、リリースされる過程まで、外から目に見えていたすべてを、今日まで見守らせて頂けたイチファンとして、そう断言したいです。
そしてこれからのあるこうは、アコースティック盤も含めて、アーティスト上間江望の新しい章を彩るにふさわしい楽曲として、深みを増して歌い継いでほしいです。
ここまで書いてみて、思いました。
あるこうが存在していなければ、アーティスト上間江望は存在していたのかな?って。
あるこうが存在しない世界は、どんな世界だろう。
口うるさく、これからも変なことを言うと思うけど、次の5年も、さらに10年先も、ずっと変わらずに応援させてね。
上間さんのあるこうが存在していてくれたから、僕の人生の景色は変わりましたよ。
LIBRAは素晴らしいアルバムです。
この一行を書くために、19回ブログを更新しました(笑)
ではまた~。