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万博に向けてまもなく閉園 愛知青少年公園 2002.03 【あの頃名古屋圏】

当時のレポート

遠足、子ども会、休みの日…。幼いころからもう、何度行ったかわからないくらい馴染みの公園、「愛知青少年公園」がこの2002(H14)年3月末日をもって休園(実質閉園)するという事で、遊び納めに行ってきました。

ここは2005(H17)年、「愛・地球博」のメイン会場となるため、その建設工事がこの4月から始まるためです。

しばらく行ってなかったのですが、結構新しい施設が増えたりしてたんですね。温水プールとアイススケート場は年中開いているという事もあり、また、このあたりではスケート場が相次いで閉鎖されているので、ここはスケートの練習には重宝がられていたようです。

大阪万博のロボット館が移設されていたのですが、既に無くなっていたのですね。昔の大阪万博のパビリオンがリサイクルされていた場所に、本当の万博がやってくるとは思いもしませんでしたね。

童話館も初めて入ったのですが、結構遊園地っぽいこんな施設もできていたんですね。なかなか面白かったです。また、アニメや映画のビデオを見ることのできる視聴覚ルームも昔と変わっていて、カラオケボックスみたいになっていました。思わず、1972(S47)年の「ムーミン」を見てしまいました。 本当に懐かしかったです。久々に子どもに戻ったような気がしました。

ゴーカートも昔はよく乗りました。公園のあちこちにいろんな思い出が溢れていました。風景を見ただけでいろんな懐かしいことを思い出しました。無くなってしまうのは本当に残念です。万博終了後の2006(H18)年に都市公園として再びオープンします。

あとがき(2019.12)

愛・地球博も遠き日の思い出となり、その後にオープンした「愛・地球博記念公園」、愛称「モリコロパーク」も大きく変わろうとしています。

このモリコロパークのなかに、2022(R4)年秋「ジブリパーク」を開設する計画となっています。といいましても、公園の一部分がジブリパークになるわけでなく、公園部分のなかのあちこちに「青春の丘エリア」「ジブリの大倉庫エリア」「どんどこ森エリア」、そして「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」と配される形です。

なので、ひょっとしたらモリコロパークという名称にも何らかの影響があるかもしれませんね。

愛知青少年公園はもともと、1970(S45)年11月に「明治100年」を記念して開設されたものでした。そこに、大阪万博にあった手塚治虫さんプロデュースの「フジパンロボット館」がリサイクル移設されていたわけですね。

その手塚治虫さんが作り出した演奏するロボットたちは、愛・地球博開催時にも展示され、今はモリコロパーク内の「愛知県児童総合センター」(入場料:中学生以下無料、その他300円)となった場所に展示されています。

万博のリサイクルで、開園時に手塚治虫さんのパビリオンがやってきて、そこが本当に万博会場になって、そのときに作られた「サツキとメイの家」をきっかけに、ジブリパークになる。

高度経済成長から自然の叡智へ。ここは半世紀以上の時の流れの中で、万博とマンガ・アニメが繋がっている場所なんですね。

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