トラベルナースという働き方。

トラベルナースとは？
看護師不足の地域に期間限定で応援しに行く派遣ナースのこと。
期間は３か月～６か月。その後の延長は要相談。
勤務先はそれぞれ。

メリット
1. 自分で好きな勤務地を選べる。
2. 期間限定で我慢できる。
3. 高収入で赴任費用・引っ越し代を支給。
4. 快適な寮が揃っている。

仕事を旅行先で行う「ノマドワーカー」としての働き方。自由な場所や環境で仕事ができるため、フットワークの軽さやコミュニケーション能力を活かすことができます。新しい場所で新たな刺激を受けながら仕事をすることで、自分の時間を有効に使い、充実感のある日々を過ごせます。

デメリット
①場所によっては多忙な病院が多い（施設系はそうでもない）。
②キャリアアップには不向き。
③短期間なので有給やボーナスがない。
④昭和マインドな職場もある。

お金のためと割り切れる人、臨機応変に対応できる人は問題ないと思いますが、え？これでいいの？なんで今どきこんなことやってるの？なんて立ち止まって考えてしまう人には不向きかもしれません。給料面でも提示される金額に喜んでしまいますが、有給が取れないためインフルエンザやコロナで休まざる負えない時、欠勤扱いになる可能性もあります。現職場では勤務調整で融通を効かせてくれるみたいですが、できるだけ休まず勤務したいものです。

実際の体験談

1. 自分で好きな勤務地を選べる。
　選んでも不採用の可能性もあり。人で不足だからと言って採用側にも選ぶ権利があるみたいです。３年のキャリアがあればという派遣会社が多いけど実際は履歴書をみて落とされた人もいます。実務経験が長かったとしても、年齢で不採用になることも。場所と時期とを考えて応募してみるとよいでしょう。私は５０代。３０代、４０代が同時に応募があった場合、間違いなく不採用になったと思います。なので募集をしても本当に誰も来ない時期と場所を選びました。場所選びは正解！
②期間限定で我慢できる。
これは何とも言いようがない。我慢するにも限度というものがあります。
現在の職場ではとにかくサービス残業が多い。
「郷に入っては郷に従え」と初日に師長さんに言われました。
とらえ方によってはパワハラ案件です。要はすべて従えということになります。独裁臭がプンプンしてます。
・休みの日でも明けの日でも夕方１７時から行われる看護会議に絶対出席。
・委員会のメンバーに振り分けられており、こちらも絶対出席。
・残業を申請しようとすると仕事も覚えていないのにと言われる。etc
いつまで我慢できるか時間の問題です。
③高収入で渡航費・引っ越し代金全額負担。
基本給は確かにものすごく高いです。しかし、入口（派遣会社）が違うと金額も大きく差が出てきます。私の場合は５万円もの差が出ています。寮費も一部負担しているので合計約７万もの差が出ていますね。派遣会社が違えば当たり前という声もありますが、同じ仕事内容で同じ資格。なのに募集側でこんなに差をつけるなんて！これからトラベルナースをお考えの方は是非とも何社か登録して比較することをお勧めします。私も同じ失敗を繰り返さないように次回は応募するつもりです。
渡航費、引っ越し代金は全額負担されますが、帰りの負担は実費です。
なのであまり荷物は持ってこないほうがいいと思います。トラベルナースで渡り歩く人は次の職場で全額出してくれるところを選べば問題ないです。
③快適な寮生活が待っている。
ほんとに快適です！小窓から雪景色を眺めながらコーヒーを飲む。
最高です！
しかし、食材の入手に困難を極めます。島の物価はかなり高く白菜１/４カット５００円で手が出ませんでした。コンビニもセイコーマートが徒歩圏内に１件だけあります。アマゾンは届きます。プライム会員でも3～4日かかります。フェリーが欠航にになるとなかなか届きません。
食材は先輩に勧められて？会員になった「トドック」サービスを利用しています。（コープ共済）これもフェリー代400円くらい上乗せれるのでやや割高にはなります。でも他に使うところがないのでよしとしています。
④娯楽
雪の島国でははっきり言って何もありません。「寮と職場と時々セコマ」
1人が好きで私みたいにコーヒーを焙煎してみたり、noteを始めてみたりと自分の時間を楽しめる人にはあっているのかもしれません。
「かまくらを作ってコーヒーを飲む」ミッションを成功させます！

人間関係はどの職場でも同じです。派遣の良いところは契約内容で主張できるところかと思います。やるべきことをやれば時間通りに退勤できるのは当たり前の時代です。前残業しなければ終わらないような業務ならば改善するよう求めていこうと思います。良くも悪くも期間限定なのであと5か月楽しみます。もしトラベルナースに興味のある看護師さんがいたら是非体験してみてください。