【ディズニー】トラックレスライドによる没入感
ディズニーのテーマパークは世界中に6箇所あるが、東京ディズニーランドで特に優れているアトラクションはなんだろうか…
人によって異なるとは思うが、私にかかわらず誰しもが驚いたアトラクションとしてあげるのが、美女と野獣とかプーさんであると思う。
ディズニー好きでない人でも乗るだけで「なんかわからんがすげぇ」と感じるはずだ。
その理由は物語に自らが入り込めるような【圧倒的没入感】と360度で味わえる【リアルさ】ではなかろうか。
どちらのアトラクションも共通するのは日本オリジナルのトラックレスアトラクション(乗り物の線路が見えないアトラクション)ということである。
なぜこの様なトラックレスアトラクションが凄いと言われるのか。
個人的に思うのが「部屋に囲われる」という要素があるからだと思う。
日本ではアトラクションを作る敷地が狭い中、いくつものシーンを作るため、うまく部屋ごとに区切って物語を展開していく。
この「部屋ごとに物語を展開する」ことは現在であればごく一般的のように見えるが、レールがあると扉が完全に閉め切らないため、音が混ざりそもそもこの様な構造にならない。
そして扉が閉まらないと次行く進路が見えてしまうため、曲や声が聞こえる前になんとなくの予想がついてしまうのだ。
※新しくできたアナ雪のアトラクション乗ってはいないのでまだ何とも言えないが、船系アトラクションでは珍しく扉は閉まりはするものの、やはりbgmや音声が混ざって聞こえるらしい
また、トラックレス特有の乗る台車によって変化する要素も楽しめない。
シンドバッドやカリブの船系アトラクションのでは、水流に合わせ前にしか進めないので見るところが限られてしまい面白さが半減してしまう。
落下・水や他の音を入れて転換したり、音楽をループさせることで物語を進めているものの、どうしても音楽が混じってしまったり、次行く進路が見えて楽しさが半減してしまう。
一方、トラックレスライドになれば「どこから入った」とか「次どこに行く」とかそういった情報を拾うことがなく自然とアクションが起こってるシーンを360度で楽しむことができる。
この部屋閉じ込め没入ができるようになったのもトラックレス開発による時代の変化がおきたからである。
ディズニーイマジニアには本当に感謝である。
ps.隣の部屋の音声を聞こえないようにするためにものすごい防音設備を備えているって観点でアトラクションに乗ると結構面白い
(ただし純粋な感動ができなくなってしまうが…)