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ゴジラ-1と4DX

随分前のゴジラ-1を見に行った時の話
※ゴジラ-1のネタバレ有り
見てない方はアマプラなどにあるのでぜひ

友だちに誘われたのがきっかけで始めてゴジラを見に行くことにした。当初普通の2Dで見る予定だったが、せっかくなら4DXを体感してみたかったで、提案し見ることになった。

いくら4DXとはいってもディズニーのスター・ツアーズとかニモみたいな映像型アトラクション散々乗っているため、多少椅子が揺れたり震えたりするくらいのものだろうとあまり期待していなかった。

映画始まってそうそういい意味で覆された。

映画冒頭戦争のシーン、主人公神木隆之介が戦闘機から降りる場面から始まるのだが戦闘機のエンジン音とともに揺れるリアルさがあの思い描いていたディズニーのスクリーン型アトラクションの感じだった。

「これは神だ」そう思った。

その後すぐにやってくるゴジラに襲われるシーン。ゴジラの足音で地面がだんだん大きく揺れて映像を見ずとも大きさを体感できる凄さ。ワクワクが止まらなかった。

怖くなってゴジラに発砲するシーンでまた新たな驚きがあった。椅子がすごいだけだと思いこんでいたが、ここで出てくるフラッシュ効果。映画館に入ってくる左右の階段の上が銃声に合わせて光ったのだ。「え?ギミックがあるのは椅子だけじゃないの?」と大きく同様。そういえば映画の予告で「フラッシュもありますよ」的な告知があったわと思いながら、すごいこれが「映像だけじゃない、一体型・体験型の映画なのか」と感動した。

ディズニーのストームライダーで映像に合わせて屋根に突き刺さるやつとかニモのシーライダーの左右の窓が映像になっているやつとかを思い出した。もうこれは実質ディズニーのアトラクションじゃん。

最初の、山場を終えてしばらく主人公の平和なシーンが続いた。もう内容よりクライマックスどのように動くのかを想像してしまいワクワクしてしまった。

そして進撃の巨人で言うところの「その日人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を、鳥籠の中に囚われていた屈辱を…」というような中盤ゴジラが襲撃して強さを知らせるシーン。

クライマックスの立ち向かうシーンとは異なり、一方的にやられるだけなので個人的にはめっちゃ揺れて面白かった。蓋付きのジュースをドリンク入れに入れていたのだが、揺るがすごすぎて飲み物がめっちゃ揺れていた。イオンシネマでキャラメルポップコーンが売っていなかったので買わなかったのだが(もともとあったら買ってた)、ポップコーンを買っていたら絶対に床にばらまいていただろう。危ないあぶない。

明らかにディズニーだったら危険なのでやらないだろうってくらい、深く座っていても吹っ飛ばされる揺れで、シートベルト必須じゃないか?と心配になるくらい椅子が暴れたw
何回も座り直しては前にふっ飛ばされるを繰り返してたw

子供が乗ったら泣き出すレベルだろうなぁと思ったが、よく思えばこの4DX身長+年齢制限があるのを思い出した。まぁそりゃそうだよな

仮に遊園地にあるアトラクションであれば「凄い揺れだねぇ」で終わるのだが、忘れがちであるが映画館であった。まぁでもゴジラの凶暴さと怖さを示すにはこれくらいがちょうどいいのかもしれない。

人々がゴジラに掴まれて食べられるシーン。

またもや新たなギミックに感動した。なんと実際に椅子に掴まれた?のだ。何を言ってるかわからないかもしれないが本当に掴まれる。椅子が縮むわけがないので原理は不明だが、多分マッサージチェアと同じ仕組みだと思う。でも押されてるような感覚ではなく本当に握られている、掴まれているような感覚なので仕組みが気になるばかりである。

そして迎える、ゴジラを殺すために立ち向かうクライマックスシーン。

戦闘機を使い主人公がゴジラをおびき寄せるシーンでは逃げられないようにゴジラすれすれ避けたり、攻撃するため、揺れはもちろんのことゴジラの攻撃からくる反撃の圧と風の勢いがすごかった。

ここでさらに驚いたのは戦闘機から中を打つシーンで耳の横の後ろらへんから前方向に風が飛んでった。まだこんなギミックが残っていたのかと感動しながらも銃を打つ表現の多さに驚いた。顔をかすったような感覚。非常に面白い。

ゴジラが最後の最後まで粘って崩れ落ちるシーンでいつ衝撃が来るのかと、花火のときに見えてから音が遅れてくるときのように「いつだろう」と見入っちゃうのも4DXならではの体験で良かった。

こんなに4DXがしっかり映像に合わせて2時間分作り込まれてると思わなかったので終わったあと「凄い」しか声が出なかった。

家に帰ったあとゴジラの予告編とか制作現場とか見どころとかを見てて思ったことがあった。それは見てる瞬間と見終わった直後は4DXの凄さに目がくらんでたけど今になってゴジラ-1.0の作り込みを知ったことだ。

ゴジラなど見たことがなかったのでただの一話完結の続編物だと思っていたが、調べていくうちに普段作っている監督とは別の人が作った完全オリジナルということを知った。

そして撮影現場はほぼグリーンバックで映像はおろか、エキストラまで3Dで合成して加えているとのこと。これは日本の技術か知らんが流石だと思った。

先ほども記載したがこれはソアリンとかニモとかスター・ツアーズにとても似ている。しかしディズニーにあるそれらは長くても5分程度である。そのクオリティー以上の作品で2時間分あるにも関わらず、言っちゃえば期間限定である。とてつもなく勿体ない気がしてならない。映画本編だけならDVDやネットでこれから無限に見ることが4DXとなれば話は別である。とんでもない制作期間をかけて作った作品なのにもかかわらず長くて半年とかのみで終わってしまう。
(実際はもっと公開してたね)

でも、もしかしたら逆なのかもしれない。

短いからこそそこにかける気合が違ってそれを今までゴジラに触れてこなかった、毛嫌いしていた俺みたいな人に見てほしいと思って作ったのかもしれない。そう思うと本当に見に行ってよかったな、色んな面で価値観が変わったなと思う映画だった。

また4DX見たくてウズウズしてる
夏にサマーウォーズのリバイバルが4DXでやるらしくて見ようか迷ってる

あとみなとみらいでインディー・ジョーンズの4DXが1週間限定でやってたらしくまじ見たかった。ディズニーシーにあるインディー味わえたやん!!!!くっそーーーー

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