感情と行動の動き

今回は、ユーザーの「心の動き」と「行動の動き」について書いていきたいと思います。

人の感情は時間ごとに変化し、その感情がかわることで行動も変わります。

そのためターゲットをしぼり、もっとも抽象的なユーザーのことを指すペルソナを使うにしても限界があります。

行動のプロセスモデルを知る


感情を設計するには、人の感情は様々です。
そこで、感情と行動をわかりやすくモデル化してみたものを見てみましょう。

購買行動プロセス→「AIDMA
また、電通が提唱した「AISAS

これらにはアルファベット一つひとつ意味があります。
AIDMAA:注意 I:関心 D:欲求 M:記憶 ・・
    A:行動

AISAS→A:注意 I:関心 S:検索 A:行動 ・・
    S:共有


また、AISASにC:比較とE:検討が加わると、
AISCEASというものもあります。

AISASを使うメリット

アルファベットごとにある程度ルールが決められているのでプロモーション方法が見えてくる。

しかし、ここで注意しなくてはいけないのが、相手は人間なのでAISASでは見えてこないユーザーの動きがあります。

デメリット

その1つは、1つの軸でしか行動を表せないこと。
二目は、外部環境の変化を捉えられないこと。

詳しく言うと、

1つの軸でしか行動を表せないこと。

広告によってニーズが高まるか、商品理解が高まるかでユーザーの動きは変わってしまうなど、複数の感情の動きにカバーできない。

外部環境の変化を捉えられないこと。

衝動買い、判断時間が迫った行動など、AISASのプロセスを飛んで行動するケースもあり、外部環境がカバーできない。


◎学んでみて

AISASや、AIDMA、AISCEASなど、様々な行動のプロセスモデルを学びましたが、これはあくまでモデルであって、実際は、日々変化する人の感情をどこまで想像できるかという部分が必要なのだと感じました。

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