結成20周年、メジャーデビュー10周年に寄せて BLUE ENCOUNTにもらった支え
タイトルの通りです。
私の人生のエンジンと言っても過言ではないBLUE ENCOUNT。
今年はとっても大切な1年です。
私がブルエンと出会ったのは高校生のころ。
部活のことで行き詰まりを感じていた時、同級生の子から教えてもらったのがBLUE ENCOUNT。
その日から私のYouTubeの履歴はブルエンで埋まり、登下校はずっとずっとブルエンを聴いた。
部活を引退してからも今度は大学受験。辛いな。しんどいな。辞めたい何もしたくない。って思った日もブルエンを聴けば頑張れた。
模試の結果が悪くて泣いてしまいそうな日は、いっそ泣いた方がいいと駅でブルエンを聴きながら涙した日もあった。
そして高校を卒業する頃、襲いかかってきたコロナ禍。ブルエンのライブに行く予定はまた先延ばしになり、家で涙が止まらなくなった日。
それでもブルエンは立ち止まらず配信ライブをしてくれたこと。それを両親と見て、母が「わたしもライブ行ってみたい」って言ってくれたのがとんでもなく嬉しかった。
両親は昔から色んな曲を私に聞かせてくれた。時にはアイドル。時にはヘビメタ。本当に幅広かった。そんな中でふとエルレを聞かせてくれた日を思い出した。それを聞かせてくれたのは紛れもなく母だった。母にエルレに影響うけてるんだよって話をしたらびっくりしていた。運命的だった。
その後、横浜アリーナでの公演が発表された。横浜在住だった当時、横アリは庭のような場所だった。迷いなく応募した。一日目は母と、二日目は私にブルエンを教えてくれた友達と行くことが出来た。
席はよかったとは言えないけれど、どこにいたって巻き込んで一気にブルエンの世界に引き込んでくれたあの日。念願のブルエンのライブは涙が止まらなくてかすんでみえなかった。
あの日から私の人生はまた一段とブルエンの色が強くなった。行けるライブがあれば行くし、遠征だってした。新しい友達も増えたし、大学で入ったアカペラサークルで歌ったこともある。
その一方でブルエンだけじゃなくなった自分もいる。元々ダンスを見るのが好きだった私。これも色々な縁で推しが見つかった。今は少々そちらに浮気している所でもあるのだが、それでもブルエンは私の支えに変わりなかった。
そして今年、浜松での一人暮らしが始まった。
たしかに自分で望んだ一人暮らしではあったけど、楽では無い。両親に甘えきってきた22年。急に全てを自分でやることになり、しかも大好きな横浜を離れた。当たり前のように心身のバランスは崩れた。
そんな今年の4月、いきなりブルエンは浜松に来てくれた。静岡県のライブハウスは殆どは静岡市にある。そんな中で浜松窓枠がツアーに含まれていたことは把握していたものの、さすがに余裕が無いと思ってチケットを取っていなかった。自分のシフトをみるとちょうど休み。慌ててチケットを探した。無事譲ってもらうことが出来、行くことが出来た。
出てきた瞬間から涙が止まらなかった。
まだ仕事が始まって1週間だったが、変化した環境についていけない自分がいた。生活リズムも違う。周りの人が話している言葉も違う(遠州弁は馴染みがなさすぎた)。当然友達もいない。早くも爆発してしまいそうだった。そんな中浜松に来てくれたブルエンはヒーローだった。
聴き慣れた曲達も違って聴こえた。全部自分の心に刺さって、でもそれが足場のように組み上がって崩れかけていた心を建て直してくれた。
馬鹿みたいに泣いて、とぼとぼ自分の部屋に帰ったあの日。でもあの日があったから、いまも仕事に行けていると思う。
あのあと、私はギターを買った。青いストラトキャスター。色は絶対に青と決めていた。
ブルエンのことを知る前から、青色が好きだった。でも、もっと特別な色になっていた。
ギターをもし買うなら青色にしようと思っていた。でもまあギターは買わんか笑とか思っていたが1人は暇だった。家でぼーっとしていた日もあったが、思い立って購入した。買ってからは全然弾けないけど青いギターを膝に乗せてなんとなく音を出してみる。ブルエンの曲のコードをみては何となく押さえてみる。なんだか楽しい。
ブルエンはまた私に1つプレゼントをくれた。
BLUE ENCOUNTをなぜ好きなのか。ひとつに絞れるわけはないけれど、大きな要素を占めているのは、やはり「歌詞の共感性が高い」ことだと思う。背伸びをしない等身大の歌詞。誰にも起こりうる感情をまっすぐ歌ってくれる。絶対になにか自分に当てはまる部分がある。私は田辺さんがかく歌詞が好きだ。誰かが共に居てくれていることを1人でも感じられるのは、田辺さんの赤裸々な歌詞のおかげだと思う。
そしてそれを伝えてくれる楽器の音と田辺さんの声。
えぐっちゃんのギターを聴くと心が踊る。なんであんなに楽しそうなんだろう。見る度に目を奪われる笑顔。光るギターのフレーズ。ブルエンらしさはここにあるんだと思う。
つーじーのベースは私にとってまさにエンジンのような感じがする。馬力のある音、その一方でメロディアスなフレーズ。今年の秋冬はつーじーに久しぶりに会いに行けそうだ。嬉しい。なんせ地元がかなり近いのである。そのせいでなんだか親近感もある。
よっちゃんのドラムは私にとって、すごくキラキラして聴こえる。いつも後ろでにこにこしながら歌いながらばんばん叩いている姿をみると、なんかすっきりする。物販隊長として大暴れしてる姿も大好きだ。コーラスや煽りをする表情も。
田辺さんはよくMCで「あなたのおかげで頑張れる」と言っている。でもさ、ブルエンが、「音楽をやりたい」って熊本から出てきてくれたおかげでこの日が来てるのだから、やっぱりブルエンのおかげでうちらが頑張れるんだよ。になると思う。
今日は日付が変わってからずっとYouTubeでブルエンのライブ映像とMVが流れている。このnoteもそれを見ながら書いている。
なんども泣きそうになっている。行っているライブも、行けなかったから映像をなんども見返したライブもある。MVは言わずもがな。
どの曲を聴いても、それがリリースされた頃の自分、ライブでみたときの自分を思い出せる。思い出ばかりだ。
結成20周年、わたしの人生とそんなにかわらない期間、ブルエンは音楽を奏で続けている。息の長いバンドだからこそやれることがある。この先も周年をお祝い出来ますように。そう祈る。
ブルエンにしか出せない正解を。