訪問販売

コミュ障の私が訪問販売1位になるまで(営業初日編)

【私が働いていた会社の事業について】
太陽光発電及びオール電化をメインに訪問販売業を行っており、関東では他社の追随を許さないほど圧倒的な販売力を武器に、千葉・埼玉・神奈川・栃木・東京などにたった1年程度で支社を設けるほど急成長している会社だった。

就職初日のこと同期は20名程度いたのだが、大半が2日目に来なかった。
結局4日後に残ったのは4名だけだった。
訪問販売営業というのはそういうものらしい。

残った同期は
・定年を迎えた営業未経験のお爺さん(通称:ワタさん)
・元ヤンキーの口下手40代の男性(通称:タナカさん)
・20代後半で見た目がドラゴンボールに出てくるデンデ(通称:デンデ)
・当時25歳の私(コミュ障)
とバラエティーに飛んでいる。

デンデを知らない人のために参考画像

デンデ手書き

触覚こそないが、似ていた。

同期メンバーを見渡す限り負けるわけはないと思っていた。

基本トークを覚えた後、先輩社員が運転する営業車に乗りこみ4名チームで外回りにでる。

コミュ障の私は同期に絶対に負けないという思いと共に、車から降りるや否や猛ダッシュし誰よりも真面目にインターホンを押す。

震える手足、トークもままならないのだが「とにかく借金を返さないといけない。」そして「コミュ障を治したい」という目標があったので必死だった。

残念ながらその日は何の成果も得られず、夜になり事務所に戻る。
誰よりも頑張ったはずなのに・・・

悔しい思いを胸にひめ、事務所に戻ると同期の一人がいきなり3件ものアポを獲得していた。

みんなから凄い凄いと担がれている人物こそ、何を隠そうデンデだった。


※続く


沢山失敗して恥をかきますが、それでも前向いて常に挑戦し続けます!