宗教2世の苦悩
筆者が小学校3年くらいだと思うが母が宗教に入信した。まだ幼く知識も無いため最初はなんだか分からず宗教の集まりについて行っていた。
そこに行けば同年代の子供達もいるし最初は楽しみにしていた部分もあったかもしれない。
その集まり(集会と呼ばれていた)は週に3回も開かれていて、正装して行かなければならない。
だいたい1〜2時間の集会は神への祈りから始まり、讃美歌を歌い、長老と呼ばれる人達の聖書から引用された話しを聞くといった内容だ。
はっきり言って自分はかなり早い段階で行くのが面倒だと感じていたと思う。10才やそこらの子供にとって1時間じってして話しを聞くと言う事はかなりの忍耐力が要求される。
しかし毎週行くのが当たり前のような状況になっていてそれに流されて通っていたのが本音だ。
父と母の関係に亀裂が生じ始めたのも、今思えばその時からだと思う。父は母がそこに通う事を賛成はしてなかった。
最近、統一教会の問題が毎日ニュースになっていて宗教の2世についてもネットニュースに取り上げられているのをみて忘れていた記憶を引きだしてここに書いている。
母の入信から2〜3年後に両親は離婚している。
筆者は今45才になった。35年経った今だから向き合える事もあると感じたので文章にしてみようと思う。
現在の知識と経験から過去の自分を思い返して綴っていく事にするのでよろしくお願い致します。
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