自転車受難の街
長崎市内は平地が少ないので、斜面に沿ってたくさんの住宅が建っています。JR長崎駅や繁華街、市役所などの公共施設、大企業の支店が入っているビルなどは、中心部の平地に集まっています。傾斜地に住んでいる人、ひと山越えた町に住んでいる人は、バス・電車等の公共交通機関、車、オートバイ、徒歩で、その平地へ向かうことになります。自転車は使いません。なぜならば、下りは楽勝だけど、帰りはとてもじゃないけど、登れないから。
さらに、通勤はもちろん、中学や高校への通学でも自転車は使いません。長崎市内で自転車通学をしている人は皆無だと断言しても良いでしょう。家から近くの駅やバス停までという人はいるかもしれませんが、少なくとも、自宅から学校まで自転車で通学している人は、ほぼいないはずです(同じ長崎県でも諫早市、大村市では自転車通学している学生はたくさんいます)。
となると、必然的に、自転車人口も少なくなります。道も狭くて坂も多い。車やオートバイや路面電車が混在して、ガンガン走っているとなると、自転車に乗る環境としては、なかなか厳しいものがあります。
しかし、そんな中にも自転車に乗っている人はいます。数は少ないけれどいます。私が長崎市内で見かける、自転車に乗っている人の人数は(ママチャリからスポーツタイプまですべて含む)、平日二人、休日五人と言ったところでしょうか。
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