自転車に乗れない人
さて、しつこく書きますが、自転車に乗る環境としては甚だよろしくない長崎。そこで育った子どもはどうなるか。自転車に乗れないまま大人になる人が結構います。特に女性には多いです。私の愚妻も乗れません。女性の自転車乗れない率は80パーセント強です(筆者調べ)。乗れる人もいますが、ほとんどの女性は、日常的に自転車に乗っていないので、自転車の話題を振っても、九割方スルーされます。ごくたまに平地をママチャリで、子どもさんを乗せて、疾走している女性を見かけますが、ほとんどが転勤族の奥様です。平地のマンションに住んで、生活圏も平地であるため、自転車で十分なのでしょう。
そうなんです。住むところが平地であれば
長崎市内は、コンパクトにまとまっているので、徒歩と自転車と路面電車で十分移動できるのです。ただ中心部は、家賃や駐車場代が高いので、住みたくても住めないのです。福岡から転勤してきた人が、「長崎市中心部の駐車場代が月25,000円」と聞いて卒倒していました。
そうそう、全国のみなさんにお願いがあります。近くの公園などで、二十歳前後の大学生らしき若者が、自転車に乗る練習をしていたら、暖かく見守ってあげてください。その若者は長崎市出身です。初めての一人暮らしで、最初にぶつかった壁が自転車に乗れないことだったのですから。
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