輪行は自由
輪行(りんこう)とは何か?自転車を折りたたんだり、分解したりして、専用のケース・袋に入れ、鉄道・船・飛行機等の公共交通機関を利用して目的地まで移動し、その周辺を自転車で走るという一連の行動です。自家用車に自転車を積んで行くのは、厳密には輪行とは言わないようです。
さて詳しい定義はともかくとして、輪行は自転車での行動範囲が圧倒的に広がります。自分なりの旅の組み立て方が出来て、自由気まま、自由自在、こんな楽しいことはありません。よくある質問としては「わざわざ自転車を持って行かなくても、現地でレンタサイクルを借りれば良いではないか」というものがあります。それも一理ありますが、レンタサイクルは、借りた場所に自転車を返却しなければなりません。そう、元の場所に戻らないといけないのです。これでは旅の計画の自由度が大きく低下します。もちろん「しまなみ海道」のように、尾道でレンタサイクルを借りて、今治で返却するということも可能という場所もありますが、全国的にはまだ数は少ないです。輪行では、降りたい駅で列車を降りて、自転車で走り、今度は別の駅から列車に乗ることが可能です。
そして何よりも輪行の最大の利点は、「疲れたら自転車を折りたたんで、列車で帰ればいいや」という精神的余裕を持てることです。もちろん列車が二時間に一本しかなかったり、ものすごい山奥で公共交通機関がないところを、ツーリングするときはそれなりの対応が必要ですが、輪行はデメリットよりメリットの方が圧倒的に多いと感じています。
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