ホイールバッグと思いきや
土日の早朝は車が少ないので、自転車に乗るにはいい環境です。朝の空気は澄んでいて気持ちいいものです。
数年前の早朝、いつものように長崎市内を折りたたみ自転車で二時間ほど走っていたところ、自転車のホイールバッグ(カバー)らしきものを持っている人を、二人も見かけました。坂の街長崎で自転車に乗っている人を見るのも珍しいのに、自転車のホイールを持ち運んでいる人を短時間に二人も見かけるなんて、すごい偶然だなと思っていました。
しばらく経って自転車仲間にその話をすると「たぶんそれは自転車ホイールではない」と断言します。そして「それはポップアップテント、ワンタッチテントと呼ばれるものだ」と言葉を続けます。「えっ??」私は何を言われているのかさっぱり分かりませんでした。その時はそのテントの名前も存在も知りませんでしたし、ホイールバッグと見間違えるような、そんな小さなテントがあるのかなとも思いました。
しかし時代は遥かに進んでいました。私がホイールカバーらしきものを見かけた日、その日は長崎市内のほとんどの小学校で運動会がある日でした。話によると運動会のグラウンドにはいくつもポップアップテントが並ぶのだとか。本当かな?直接見たわけではありませんがそうなんでしょう。そういえばつい最近、天気の良い休日、長崎の稲佐山公園の芝生にたくさんのポップアップテントが並んでいるのを目撃しました。お父さんはテントの中でくつろいで、子どもたちは芝生を走り回っていました。今やテントは一家に一張りなんですね。
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