ミュージカル作品紹介vol.18/ビューティフル
更新がついに木曜日になってしまった、、いや、でも火曜ベースにして後は書きたいタイミングで書けば良いよね、、って自分で決めたルールに苦しめられている今日この頃です。
ちゃっかり先月更新しなかったミュージカル作品紹介をしたいと思います。
今日更新するミュージカルは現在帝国劇場で上演している『ビューティフル』。
先に言う。素敵ミュージカルなので、チケット余ってるみたいだから是非観に行って欲しい。
この作品はブロードウェイで上演されてトニー賞主演女優賞を受賞。日本初演は2017年、今回待望の再演といったところ。
というわけで早速ストーリー!
ニューヨークに住む16歳のキャロル・キング(水樹奈々/平原綾香)は、教師になるように勧める母親のジニー・クライン(剣 幸)を振り切って、名プロデューサーのドニー・カーシュナー(武田真治)に曲を売り込み、作曲家への一歩を踏み出す。やがて同じカレッジに通うジェリー・ゴフィン(伊礼彼方)と出会い、恋に落ちた二人はパートナーを組み、キャロルが作曲、ジェリーが作詞を担当するようになる。ほどなくしてキャロルは妊娠、結婚した二人は必死で仕事と子育てに奮闘する。同じ頃二人は、ドニーがプロデュースする新進作曲家と作詞家のコンビ、バリー・マン(中川晃教)とシンシア・ワイル(ソニン)と良き友人となり、互いにしのぎを削り、ヒットチャートの首位を争うようになる。数々のヒットを放ち、全てが順調に進んでいるかのように思われたが、そこには新たな困難が待ち受けていた――。
(公式HPより引用https://www.tohostage.com/beautiful/story.html)
昨日観に行ってきたので、ホヤホヤの感想とともに書き綴ろうと思う。
①キャロル・キングの人生
多分私と同世代の人にはあまり馴染みが無いと思うけど、例えば「ロコ・モーション」や「ナチュラル・ウーマン」は一度は聴いたことがあるんじゃないかなと思う。
彼女がカーネギーホールでプレイするまでの軌跡を描いているものなんだけど、そりゃあまぁミュージカルになるくらいだから順風満帆なわけはなく。
特に仕事のパートナーであり夫でもあるジェリーとの関係が見どころ。
詳しくは書けないのだけれど、観客の心がザワつくくらいその夫婦の関係がリアルに描かれていて、「キャロル夫婦だから起きた出来事」というわけではなくて、「心がいっぱいになった夫婦であればどんな夫婦でも」起こり得ることだなぁと。。
そしてそれを乗り越えた彼女の強さは想像を絶するものだと。
人生は思い通りになるときもあれば、ならない時もある。思い通りにならない時こそビューティフルなものが見つかることがある。
…うろ覚えだけど、この言葉が良いなぁと思った。彼女だからこその言葉。
②バリーとシンシア
①と合わせて書くべきなのかもしれないけど、特筆すべきだよなぁと思って項目として挙げた。
キャロルとジェリーの良きライバルであり良き友人。この二人がいなかったら今のキャロルは絶対にいないし、音楽を聴く人達に勇気と愛を与えることは出来なかったと思う。
喧嘩もするけれど、一番辛い時そばにもいてくれる。特にキャロル、バリー、シンシア、ドニーがひとつのピアノを囲んで歌った歌が最も素敵で心に沁みた。泣ける…ではなくて、心に沁みるっていう表現が適切な感覚。
このビューティフルという作品はキャロルとジェリーの物語でもあり、同じくらいバリーとシンシアの物語でもあるなぁと思う次第です。
……はい、以上です。ジュークボックスミュージカルあるあるで、「このミュージカルと言えばこれだ!!!」という目立ったナンバーは特に無く、総じて良い曲だったため上手く項目として挙げることが出来なかった、、
昨日観た感想だけれど、まずはお初の水樹奈々さん。最初の登場シーンあたりは演技に「ん?」と思わなくもなかったが、周りの面々が登場してきてその違和感も段々と少なくなっていった。声優「水樹奈々」のイメージが強すぎてバイアスをかけて見てしまっているかもしれないが、節々で「声で演技」をしているように見えたので、逆に歌手で勝負している平原綾香さんのキャロルが気になったところ。
ジェリー役の伊礼彼方さん。相変わらず上手だと思ったし、色んな意味でハマり役だなと感じました。笑
バリー役の中川晃教さん。…いや、アッキー!久しぶり!!!!もう貴方の声はどんだけ人の心を震わせるのよって。高音なんてもう天使じゃん。彼より上手い人いる?
シンシア役のソニンさん。元々ファンだけどファン目線でもやっぱり演技の違和感が無いんだよなぁ。「ソニン」ではなく「シンシア」として生きて見える。キンキーブーツの時もロッキーホラーショーの時もそうなんだけど、無理せずそれぞれのキャラクターを演じている様子が見ていて気持ちよかったです。
…はい。
全然ビューティフルとは関係ないんだけど、先日のおげんさんといっしょで高畑充希さんが『Waitress』の「She used to be mine」を歌っていて、自分でもびっくりするくらい泣いた。彼女の表現力は目を見張るものがある。同世代なわけだけど、どうやって生きてきたら身につくのだろうか。。彼女のキムが観たかった、、、本当に、、、
てなわけで、今月は久しぶりにミュージカル月間になる予定です。この後あと2本見るよ!今から楽しみ!!!
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