記憶の奥底にあったイギリス
年が明けてから1週間丸々働いた週が無かったので、今週とても長く感じてます。。
あ、今月は何だかんだで結局1回も出社しないで済みそうです。電車に乗るの少し不安だからありがたい。とはいえ、来月はお当番月なので週に1回くらい出社することになりそう。再三書いてしまっているけれど、本当に週に2回のスーパーと家の行き来しかしていないから久々のもはや遠出とも言える出社にあまり気乗りしていない。。外出るの不安だなぁ、、
外に出ずに何をしてるかって言われたら、もう本当に何もしてないんだけど、この前のお休みは先週に引き続きおうちで映画を見ました。
今更レベル100くらいで恥ずかしいんだけど、『アバウトタイム』を見た。
いやーーー、泣いた。もう涙腺ゆるゆる。25歳あたりからすーぐ泣くようになってしまった。
月並みな感想になってしまうけれど、「この何気なく生きている時間は、一度きりしかないから悔いなく生きていきたい」「生きていれば苦しいことも辛いこともあるけれど、それも含めて人生である」と思った。
そして何よりイギリスに行きたくなった。この映画の舞台がイギリス、ロンドン。
実家を出たばかりに写真が1枚も残っていないのだけれど(というか実家にもたぶん無い)、ロンドンには一度だけ行ったことがある。
いつしかの記事にも少しだけ書いた記憶が無きにしも非ず(以前ガッツリ書いてたら重複してすみません)だけど、中学生の頃、学校の研修の一環で3週間ほどオックスフォード大学のサマースクールに行っていた。
大体同い年くらいの各国の生徒が集まって授業を受ける形式のもの。1週間ごとにクラスが変わり、初週こそ同じ学校の同級生が沢山いたけれど、2週目は何がどうなってそうなったのか分からないけれど同じクラスにはロシア人、スペイン人、イタリア人がそれぞれ複数名いて、そして日本人の私1人という、今思い出してもかなり過酷な体験をした。
初めに自分の国について紹介しようっていう時間があって、他の国のみんなは相談しあってるのに私だけ1人で考えなければならず、完全に自分のアイディアで一生懸命スピーチをした記憶がある。よく頑張ったぞ当時の自分!
話さなきゃ伝わらない、とにかく何でも良いから言わなきゃって経験を中学生の時に積めたのは今思えば貴重な経験だったと思う。
名前は忘れちゃったけどロシア人の女の子と仲良くなって、その他イタリア人は気さくに話してくれた。スペイン人は何かもう大人っぽすぎてあんまり話せなかった。アンドレア、ティッツィアーノ、あなた達は今どこで何をしているのでしょう……
今でこそFacebookやら何やらで海外の方とも繋がることが簡単に出来るけれど、まだ中学2年生だったために仲良くなったみんなともそれきりなのが少し寂しい。今もその時と英語レベルほとんど変わらないから会っても大した話は出来ないけど、会いたいなぁ。
平日はそんな感じで昼間に授業を受けて夜は映画を見たり、ディスコなるものに行って踊り狂ってた。笑
あの時に見た『プラダを着た悪魔』はすごく記憶があるなぁ。そしてあのディスコ以来、クラブ的な場所には行っていないし今後も行くことは無いんだろうなと思います。学生の頃に社会経験で行ってみたら良かったなぁ。
と、話が逸れてしまったけれどそんな平日を過ごした後、週末は観光地に行っていた。
ビッグベンを見て「うわ!ベイカー街の亡霊(コナンの映画)のやつじゃん!本物じゃん!」ってかなり興奮したり、ハロッズに行って楽しくお買い物をしたりと、とても充実していたのを思い出した。
ハリーポッターの食堂や9と4分の3番線に行ったこと、シェイクスピアの生家に行ったこと、お土産に買ったアプリコットジャムが予想外のカレーに入れる用で、知らずにパンに塗って食べた私と母の苦い顔をした後の大爆笑。
他にもダブルデッカーバスの缶に入ったお茶のお土産、その缶が貯金箱になっていたから日本に帰って500円貯金を始めたこと、大量の紅茶を買って帰ったこと、そのお茶も当時の私には「イギリスは良いお土産が全然無い」と感じていた苦肉の策のお土産だったこと、帰りの空港で出会ったイギリス旗が書かれたハートを持った熊が可愛くて衝動的に買ったこと、、お土産だけでもエピソードがこんなにある。
人間は忘れる生き物であるとはよく言ったもので、今、当時の思い出を頭の奥深くから引っ張り出してきてやっとこの記事が書けている。
こういう何気ない思い出をすぐに引っ張って来られるように、頭の引き出しの手前に入れておくにはどうしたら良いのかしら。
2016年に始めて途中で何度も挫折している5年日記。ひとまず今月はまだ続いている。過去の自分が書いたことを読むと顔から火が出そうなものがほとんどだけど、その当時の自分がどんなことを考えていたのかを思い出す一助になっている。
きっとこのnoteもいつかの思い出になるのだろうなと思って、今日も今日とて書くのであった。
ロンドンにもう一度行きたい。早くこの疫病が退散してくれますように。
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