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マナーに踊らされている

9月14日、大安吉日。大学時代の先輩が結婚式を挙げられた。私は二次会に参加したのだが、新郎新婦ともにサークルの仲間であったため、もはや同窓会のような感じになる。

かく言う私も2年前の9月にパーティを開いた。思えばそれから「結婚マナー」に踊らされている。

今回は自分が開く側、参加する側、祝う側、祝われる側に立った状況でそれぞれ悩んだこと、恥ずかしながら全然知らなかったことを書いていこうと思います。

〜パーティ開く側編〜

(……と言っても結婚式ではなく1.5次会のようなパーティを開いた感じなんだけども)

①どこまでの友人を呼ぶべきか問題

まずは会場を抑えた時点で定員数が確定する。ちなみに私の場合は100名。

私と旦那はそれこそ大学のサークルの同期であるため、共通の友人が沢山いる。

まずここで悩んだのは「どの代まで呼ぶべきか」。

自分の同期のみを呼ぶことは簡単だったけれど、お世話になった先輩や仲の良い後輩も呼びたい。けれど同じ代で呼ばれた人、呼ばれなかった人が出てくることはあまり好ましい状況ではない。

と思った結果が「関わった代は全員呼ぶ」であった。そうした結果、最終的に50名強が埋まった。沢山の友人が参加してくれたことを嬉しく思うと同時に、残りの呼べる友人の数が50名弱となり、ちょっと頭を悩ませることになった。

特に悩ませたのは「いつも一緒にいたわけではないけれど何か今でも仲が良い」のライン。

本当はすごく来てほしかったけれど、どうしても「いつも一緒にいた」人たちが優先になる。

最終的に当日参加者数は99名となり(1人当日になってどうしても仕事の都合がつかなかった)、事なきを得たのだけれど、そもそも誘った人たちが全員来れるわけではないのでこの読みはすごく難しかった。①最初に絶対呼ぶ人に声掛け②人数が出揃って尚余裕があれば徐々に増やす、という形で対応。思えば一番苦慮したかもしれない。

②ケーキカットをする理由

会場との打ち合わせの際「ケーキカットする?しない?」となり、本当にどっちでも良かった私だったのだけれど、担当者の方から言われたこの一言ですることを決めた。

「実はこういうパーティって新郎新婦の二人だけを綺麗に写真撮るタイミングってあまり無いんですよ。」

素直になるほど、と思った。スマホの普及で誰もがカメラを持っている状態、だけどみんなが何の気兼ねもなく二人だけの状態を撮る時間は無いよなぁと。

つまり「シャッターチャンス」を提供する、ってことなんだと思うけど、撮ってもらえることは有り難いし、何より皆さんに美味しいケーキを食べてもらえるし、今思えば必要だったなと思います。

③プチギフトとは

本当に恥ずかしながら、私はこれまで結婚式に参加したことがなく一般的に「すべきこと」が分からなかった。

だから担当者の方から「プチギフトはどうなさいますか」と聞かれた時はもう頭にハテナしか浮かんでいなかった。

プチギフトとは、会の終了後に新郎新婦から感謝の気持ちを込めて手渡すちょっとしたお菓子のこと。これまた種類が沢山あってどれにするか悩んだ。値段も結構ピンキリ。見た目にこだわるのか中身にこだわるのか、何かしら指針を示さないと永遠に悩むところだった。危ない。

〜パーティに参加する側編〜

①服装の正解が分からない

パーティ会場での服装は大抵パーティドレスを着ていれば正解だと思うけれど、問題は行き帰りの服装。

会場で着替えるところがあればドレスを持っていくことも出来るみたいだけれど、今はそういう会場少ないみたい。

かと言ってドレスそのまま電車に乗るってのもやはり変なので、何か羽織る必要があるよなぁと。

パーティは夏場におこなわれることが少ないので、どっちかと言うと困るのは冬。

雪が降っちゃうくらい寒い中でのパーティの行き帰りが結構しんどかったです。

大抵の場合トレンチコートを羽織るのがベターとされているけれど、寒すぎてそんなんじゃ本当に風邪を引いてしまうところだったため、新郎新婦に事前に連絡をして、ダウンコートを着ていくことに。。

結婚関係では毛皮などの動物系のものが縁起悪いとされているので(殺生を思い起こすから)、ダウンも本来NG。

……寒いんだから仕方ないじゃんね!!?

というか服装NG多すぎやしませんか。

・全身真っ黒NG(レースやアクセサリーで明るく見えればOKという曖昧さ)
・ピアスは大振りの揺れるものNG(家庭が揺れるとして縁起が悪い)
・新婦と被る色NG(流石に白はやめとくけど、お色直しの色までは分からないだろ)
・コットンパールNG(コットンパール可愛いのにね)
・腕時計NG(これ結構私はしんどい)

うぅ〜〜面倒!

②結婚祝い選びがしんどい

結婚祝いにも様々なマナーが。

「壊れる」「切れる」「消える」がタブーとされていて、捨てられるものは送らない方がベター。お祝いの場面で直接渡す分には良いんだと思うけど、贈り物としては相応しくない。

割れるイメージのある食器は贈って良いんだから線引きが本当によく分からない。

そしてみんながみんな食器をプレゼントすると結構邪魔になってしまうし、かと言って奇をてらったものはやや賭けだし。。

もらった側の人間は大体3割程度の金額のお返しをするマナーがあるため、もらったものの金額は検索される。これがあるからどの程度の金額のものをあげるべきか悩む。関係性が垣間見える瞬間。。



……ってな感じですかね。多分本当はもっともっとあるんですけど長くなり過ぎた気がしているのでやめます。

みんなが気持ち良くいるためのマナーは大歓迎だけれど、結婚マナーはちょっと過度な気がしています。

適齢期ってやつなのか、今年の残りと来年を合わせて周りで10件くらい結婚することが決定している。すべてに参加するわけではないけれど、今からご祝儀貧乏のことを思うとやや憂鬱でございます……

もっともっとラフにお祝い出来たらいいのにな〜〜。。

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