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親切は連鎖してほしい
夏は魅力的な映画が多い気がする。
やっぱり世間的に夏休みだから、集客率が良いのかしら?
この夏、映画館で3作品観てきた。
時系列で言うと
①天気の子②アラジン③トイ・ストーリー4
といった具合だ。
けれどまだ観たい作品が3つある。
①ライオンキング②ロケットマン③おっさんずラブ
ライオンキングは観るつもりが無かったのだが、ミュージカル好きな知り合いがすごく良かったなんて言うもんだから観に行かなきゃなぁと思っているところです。
さて、こんな感じで夏は魅力的な映画が多くて良いなぁと思いつつ、ここのところ観た映画で一番心に残っているのは『町田くんの世界』である。
……これは凄いことだと思う。天気の子を抑えて町田くんの世界。アラジンを抑えて町田くんの世界。賛否両論のトイストーリーを抑えて町田くんの世界。
この記事、いつか書こういつか書こうと思って早2ヶ月が過ぎてしまったのだけれど、反面、月日が過ぎても尚印象的だったとも言える。
あらすじとしては、運動も勉強も出来ないけれどすべての人を分け隔てなく愛する町田くんが、クラスメイトの猪原さんに出会って初めて「わからない感情」に向き合うことになる話。。(ほとんど公式引用。。)
こいちゃんにオススメされるまで、原作も含めて全然知らなくて。主題歌を歌っている平井堅さんを旦那さんが好きだということもあり、二人で観てきたのです。
主役の周りを固める役者さんが凄い面々であり、良い味を出していることはもちろんだけど、とにっっっっかく、観た後あったかい気持ちになれる映画。
たぶん普通の人はこの映画を観て泣くことないと思うのだけれど、私は何故だかポロポロと泣いてしまった。
この映画の中で何度も描かれる町田くんの行動の中に「どんな状況でもバスの席を譲る」というものがある。
ご年配の方がいたり妊婦さんがいたりしたら席を譲るのは当然……と思っていたのだけれど、私は恥ずかしながら意識しないと気付くことが出来ていなかった。
今これを電車内で書いている私もその内の一人だけれど、見回すとスマホをいじる人、本に集中する人、寝ている人、音楽を聴いている人、友人同士で話している人、というように何もせずに立っている人はあまり多くない。
何かをしている状態の人は、意識をしないと周りに気を配れない。ご年配やお腹の大きいお母さんは気付けるかもしれないけれど、妊娠3ヶ月とかのお腹の目立たない妊婦さんのマタニティマークって意識しないと見つけられない。
町田くんの世界を観て、私は周りを見渡して必要そうな人がいたら席を譲るようになった。映画内での町田くんの親切が私を動かしたのだ。
ありがとう町田くん。
町田くんの親切が私を動かしたように、私の親切も誰かに連鎖するといいな。