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2022年最も売れる本を書くのはYouTuber!?

徳間書店より出版される人気YouTuber「ヒカル」初の著書、「心配すんな。全部上手くいく。」が、書店での発売前重版により異例の実質初版20万部を記録したことがわかった。

職業カリスマ、YouTuberのヒカルとは

 昨今、Googleが提供する動画配信プラットフォームであるYouTubeで活動し、生計を立てるYouTuberという職業が若者の間で大流行している。
 ソニー生命保険株式会社が実施した「中高生が思い描く将来についての意識調査2021」でも中高生のなりたい職業ランキングTOP10に必ず「YouTuber」という職業が入っている程である。

 そんなYouTuberの中で、今日本一のYouTuberに一番近いとされる男「ヒカル」が自身のこれまでの経験や考え等をまとめた本を出版し、初版20万部という大記録を打ち立てたことが判明した。

 自身の職業を「カリスマ」と名乗っているYouTuberの「ヒカル」は、Twitterフォロワー数213.2万人、Instagramフォロワー数62.7万人、YouTubeチャンネル登録者数485万人と、SNSで非常に多くの若者が注目するインフルエンサーである。

 5年前に自身のYouTubeチャンネルで投稿した「当たりはなかった?祭りくじで悪事を働く一部始終をban覚悟で完全公開します」というタイトルの動画は4,890万回再生される等、世の中に対する暴露系動画としても注目されている。

 また最近では、4,630万円誤送金問題の「田口翔」を自身が株式を持つ会社の社員として、保釈直後にインタビューした動画を投稿したり、RIZINのメイウェザー戦で炎上した「奥野卓志」を諭しての謝罪する動画を投稿する等、時事ネタに沿った動画投稿も行い、テレビ局とは違った角度からのエンターテインメントを提供している。

経営者としても大成功している!?

 ヒカルはYouTuberとしての活動だけでなく、経営者としての側面も持っている。
 自身が立ち上げたD2Cファッションブランド「ReZARD(リザード)」では、2020年4月に実施した「ロコンド」とのコラボ商品販売は発売から約1週間での売り上げが6億円にも達した。
 また、全国に展開しているファミリーレストランの「ジョイフル」がコロナウイルスの影響により業績が悪化していることを危惧してコラボした「ヒカル考案 冗談抜きで旨いハンバーグ」が、2021年7月27日に販売開始され、約1年後の2022年6月27日には、累計販売数が400万食を超えた。
 更に2021年12月に第2弾コラボとして販売開始した「ヒカル考案 冗談抜きで旨いおかんの唐揚げ」では、27日間で販売数が50万食を突破する等、経営者としての側面でも大企業に負けず劣らずの大成功を見せている。

2022年で最も売れる本となる可能性が高い

 「心配すんな。全部上手くいく。」は2022年のベストセラーとなる可能性を秘めていることが発売と同時に浮上している。
 2021年最も売れた本は「人は話し方が9割」で、85万部とされている。
 また「2021年に10万部以上売れたベストセラー小説まとめ!」では5位で10.5万部と、初版20万部となった「心配すんな。全部上手くいく。」は既に上位に食い込むことが明らかである。
 更にヒカルは、「自身が知る中で一番多く買ってくれた人で1,000冊買った」ということも動画の中で明かしている。
 こうした「ヒカル信者」と呼ばれる熱狂的なファンが、SNSでの拡散だけでなく実際の購入も行うことで初の著書発売という大きなイベントを盛り上げようとするムーブメントが、日本中で巻き起こっている。

 当初10万部もいかないという見立てであった徳間書店が、初版を20万部にしても尚、売り切れが起こる可能性も示唆するという異例のケースとなっている今回の書物は、2022年で最も売れた本となる可能性があるのではないだろうか。

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