2022年9月のTOP5~達人に学ぶ飲酒術~
東京は品川区西小山にある銭湯「東京浴場」。銭湯の休憩スペースの片隅にあるシェア型書店、その名も「フロナカ書店街」に店を構えるTOP5BOOKSと申します。
弊店では毎月適当に決めたテーマに沿った本を5冊選んで紹介しています。
今月のテーマは「達人に学ぶ飲酒術」。
お酒の達人たちが綴った飲酒にまつわるお話から、楽しい飲酒術を学んでいきましょう。
2022年9月のTOP5
|定額制夫のこづかい万歳②/吉本浩二
大人のこづかい事情に迫る微笑ましい話題作。駅構内のジャマにならない片隅でお酒をハンカチで包み、つまみを内ポケットに忍ばせて一杯やる「ステーション・バー」(第9話)。ストロング酎ハイの水割りを飲んでいる作者の奥さん(第10話)の飲みっぷりからも目が離せません。
|赤羽以外の「色んな街」を歩いてみた/清野とおる×パリッコ
「東京都北区赤羽」の清野とおる氏と酒場ライターのパリッコ氏が赤羽以外の街で飲み歩く。
鶯谷で女性&女装の方1000円引きの店を見つけたところから始まる「シンデレラストーリー」には腹がよじれるほど笑いました。
|平成よっぱらい研究所/二ノ宮 知子
酒を飲んで公園のカップルを花火で蹴散らしたり、飲み屋のテーブルにヘッドスライディングしたり、平日の公園でノックしたり盗塁の練習をする作者の研究の記録。
「のだめカンタービレ」ののだめのような強烈なキャラクターを地で行っているようです。
|今夜はコの字で/加藤ジャンプ、土山しげる
チェーン店ばかりで飲んでいた主人公が、大学の先輩の影響でコの字酒場を巡るようになるという酒場漫画。
横浜「のんきや」は残念ながら無くなりましたが、自由が丘の「ほさかや」など近場のコの字酒場も紹介されています。
|辺境酒場ぶらり飲み/藤木TDC、和泉晴紀
家の近くの気の置けない店で、昼からぼーっと酒を飲むのもよいけれど、「旅」という不確実な要素を加えることで一味変わると作者。
旅と言っても、電車で行って帰って来れるような馴染みのない町に繰り出す手軽さで、意外な場所では田園調布にも飲みに行ってます。
※売り切れ、本の入れ替えにより在庫がない場合はご容赦ください。
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