タイトスカートのダーツを考える6
noteではここまでと言いましたがもう一回だけ続けます。
両身で縫ってみました。インベルが無いのでウエストはついていませんが、、文化ボディはパツパツだったのでmiss10に着せてみました。
前:左はダーツ長め 右はダーツを短くしました
着てみてそこまで気になりませんが微妙にダーツたたんでも良さそう。解剖学の本見たりボディを検証した後見ると、ダーツが長いと人の体に合っていない感があって違和感を感じます^^;
後:右はダーツ2本 左は1本
やっぱりえくぼが気になります、、2本ダーツの、脇側のダーツは脇に近ければ後ろから目立たないです。1本に見えるとまでは言えませんが。このくらいのダーツ量になるなら分散させてしまった方がダーツ自体が目立たなくていいと思いました。
あと、ヒップラインを開くようにダーツを逃がしましたが、ちょっと多かったかもです。固めの生地などは特に、ゆとりが余ってぺこっとなりそうです。開くのは1センチより減らそうと思いました。
左:前後共ダーツ1本、ダーツ長め
ヒップがつんととがるのが気になるのと、ダーツの部分がえぐれて見えるのが気になります。特にヒップトップが下がっている人(運動不足な自分も)はこれによって助長されて、後ろ姿がかっこいいとは言えないと思います。
右:前ダーツ短め、後ろダーツ2本
miss10はお腹がすっきりしているので前の余りが目立ちます。人に着てもらって要検討。
後ろは1本ダーツの時のえぐれた感じがなくなりました。自分で着用した時も、スカートの自然な丸みのおかげで私の残念なお尻(涙)が目立たずきれいでした。
こうして横から見ると、ヒップラインからウエストラインまでの距離の差が前後で大きく出ているのがよく分かります。後ろは0.5cちょっと足りなくなっています。
でも今見返すと文化のタイトスカートの作図はむしろ後ろを0.5c下げています。20代標準体型だと、ウエストラインが水平よりも後ろに下がっているという説明でしたが(だから文化ボディは反身体ぽいのでしょうか)、この距離の差については加味されていないように見えます。
文化の作図の件を一旦置いて、そのまままっすぐベルトを付けるとしたら、足りなくなっているのは後ろ丈で後ろに0.5c足すのが正解だと思うのですが、そうすると最初の着丈設定が変わってしまうなあと今思いました。
会社では着丈設定が後ろ中心なので前を下げてそろえていましたが、今思えばそれってジャストウエストから0.5c下げて着ることにしていたということ、、、?
ちょっと考えだして沼にはまりそうなので要検討案件にします^^;
縫って着てみて、やはりこのくらいのダーツ量だと、後ろは1本では綺麗にならないことが分かりました。
感覚がつかめたのでこれからは「どういうサイズ設定で、どうダーツ移動したら良いか・無理のないダーツ量と本数の関係は」を頭で組み立てて、デザイナーにもちゃんと伝えながらからドレーピングに臨めそうです。