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クリミナルマインド(2021/03/20)

今回紹介するのは、大人気刑事ドラマのクリミナルマインドです。

クリミナルマインドは2005年からスタートし、シーズン15で幕を閉じた長寿ドラマです。シーズン13以降がまだアマゾンプライムで無料公開されておらず、私はまだ12までしか見れてません。しかし、私の中でこのドラマは刑事ドラマというジャンルの中で1番面白いと考えてます。

どういった内容かと言うと、FBIの中でも特に優秀なプロファイラーが所属するBAU(行動分析課)という組織がシリアルキラー(連続殺人犯)を捕まえるという話です。

BAUの中にもいくつかチームに分かれていて、その中の一つに焦点を当てています。主要登場人物は大体6人から7人ほどです。長寿ドラマということである程度チームのメンバーの入れ替わりはあります。

専門用語について整理しておくと、

BAU(行動分析課): Behavioral Analysis Unit の訳でその名の通り、殺人鬼の行動を分析して捜査する組織です。FBIの中でも特に優秀な人が集まる少数精鋭で、シリアルキラーが関わるような重大事件でしか動きません。実際に存在する組織で、元々はBSU(行動科学課)という名前で1970年代に創設されました。

プロファイラー:プロファイリングという操作方法を行う人たちのことです。現場の状況や犯人の行動、そこから考えられる性格を心理学などを用いて分析し、犯人像を作ります。こうすることで、物的証拠が少なくても犯人を絞っていくことができます。具体的な例を挙げると、殺人犯は大きく分けて「秩序型」と「無秩序型」に分けることができます。被害者が急所を一撃でやられていて、現場が荒らされていない場合は「秩序型」。被害者が複数回攻撃を受けていたり、現場に置いてあったもので殺害されていた場合のように、手口が衝動的なものは「無秩序型」。このように犯人の行動から分類をしていきます。

BAUが少数精鋭である理由として、間違いが許されないという点があります。そんなの警察なら当然だろうと思うかもしれませんが、警察なら指紋や頭髪のような物的証拠を中心に捜査をします。だから、臨床検査が間違わない限り警察自体が間違うことはあまりありません。よく「憶測で捜査するな」なんて言葉も聞くように、犯人っぽいという理由で普通は捜査できないのです。

それに対しBAUは行動から捜査するため、物的証拠が無くとも、犯人像に当てはまる人物がいれば逮捕できます。また、シリアルキラーは長年にわたって犯行を繰り返している場合があります。それはそれだけ、隠れるのが上手で捕まえられなかったとも言えます。その場合は、物的証拠の確保が見込めないこともあります。プロファイラーは必要ではあるけれども、誰にでも任せられる仕事ではないことがこれらの理由です。

ではここからはクリミナルマインドの魅力を挙げていきます。

知識を得られる:クリミナルマインドは日本語で犯罪心理のことを指します。なので、犯罪を起こすような人についての心理学の知識や捜査についての知識を得られます。例えば、児童誘拐事件が発生した場合に、統計的に24時間以内に約99%は殺害されてしまうそうです。なので、一刻も早く捜査をする必要があります。他にも、犯人が殺害後に遺体の姿勢や服装を整えた場合など、遺体に気を使っているような場合は犯人が被害者と知り合いまたは繋がりがあった可能性があるそうです。心理学的に罪悪感が芽生えた場合の行動らしいです。とにかく、このドラマから得られる知識は多いです。ネットでもクリミナルマインドから引用して話す人が多いです。

格言:これも知識と近いですが、毎回の話で歴史上の偉人が残した格言を引用してます。それが内容と関連しているので毎回感心させられます。

登場人物のキャラがいい:ドラマなので当たり前なのですが、登場人物が個性的でいいです。シーズンが長いため、登場人物に愛情がわいてきます。時折見れる日常的なシーンが彼らにも平和な時間があるのだと思わせてくれます。また、プロファイラーという仕事上、お互いに隠し事はできません。隠そうとしても、行動からばれてしまいます。なので、お互いに相談し合い、支え合っています。

などなど、このドラマは刑事ドラマが好きなのであればかなりお勧めできます。実際に存在したシリアルキラーに基づいた話もいくつかあるので本格的で、面白いと思います。

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