TA-3.2.11 (K4)発見される可能性のある欠陥の種類を判別し、適切な仕様ベースの技法を選択するためにシステムまたはその要求仕様を分析する。
同値分割法で発見される可能性のある欠陥
* 有効な値における正常動作の処理不良
* 無効な値の処理考慮不足、処理不良などの欠陥
境界値分析で発見される可能性のある欠陥
機能テストにおける
* 条件文の不等号誤り
* 値の定義誤り
* 条件文の書き忘れ
などの欠陥。
非機能テストにおける
* 性能不良
* システムの故障
などの欠陥。
また追加の境界を発見することもある
デシジョンテーブルで発見される可能性のある欠陥
* 特定の条件の組み合わせにおける処理不良
* 仕様の欠落、矛盾
原因結果グラフ法で発見される可能性のある欠陥
* 特定の条件の組み合わせにおける処理不良
* 仕様の欠落、矛盾
状態遷移テストで発見される可能性のある欠陥
* 必要な状態の欠落
* 必要な遷移の欠落
* 不正な処理
組み合わせテスト技法で発見される可能性のある欠陥
* 相関関係の無いパラメータ値の組み合わせに関する欠陥
ユースケーステストで発見される可能性のある欠陥
* シナリオフローの処理誤り
* シナリオ代替フローの処理欠落
* 特定条件でのシナリオフローの処理誤り
* 例外フローでのエラーレポートが間違っている
ユーザーストーリーテストで発見される可能性のある欠陥
* 機能をソフトウェアが提供できない機能の欠落
* 既存機能との矛盾
* 性能、インターフェース、エラー処理の問題(誤り、欠落、わかりにくいなど)
ドメイン分析で発見される可能性のある欠陥
* ドメイン内の機能的な問題
* 境界値の誤り
* 変数の相互作用の問題
* 誤ったエラー処理
TA-3 適切なテスト技法を選択し適用する。定義されたカバレッジ基準に基づいて、 テストが適切なコンフィデンスレベル(確信度合い)を提供することを確保する。(仕様 ベース)
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