横浜山手外交官の家 20200630

画像1 横浜山手イタリア山庭園にある「外交官の家」です。 「ん?外交官って誰だよ」、とついついツッコミのひとつも入れたくもなる名前ですね。てっきり、明治の開国期にイタリアの代々の外交官が住んだ家なんだろうなと予想していました。 と思っていたら、まったく違い、内田定槌という明治政府の外交官が渋谷に建てた家を移築したものだそうです。だったら、外交官内田邸って言ってあげればいいような気がしますが、そこはぼやかれてしまったんですね。内田さんもさぞ無念でしょう。
画像2 さて、この外交官の家ですが、なんで、ただの公務員の家を渋谷から横浜まで移築して保存したんだろうという疑問が残ります。 しかも国の重要文化財に指定されています。 調べてみると納得です。設計したのが明治近代建築の大物JMガーディナーなのです。ガーディナーは、愛知の明治村に超カッコいい京都聖ヨハネ教会という作品が残っています。 移築までして、残してくれてありがたいなと、モノの価値が分かる先人に感謝です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?