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ソロコンに落選したをたくの遠吠え
負の感情であっても、ここに書き残しておこうと思う。前提として、わたしはふぇんくん🧸をメインに推してますが、たけるくん🕊も推しです。
今回、ソロコンではふぇんくんに応募しました。
落選を知ったとき、こんなに悪条件が揃っていて、いつもより当選率は高そうなのに、それでもわたし外れたんだ…とショックだった。
ラポスタ本編の最速先行終了後にソロコン開催の発表、日時もぎりぎりの発表、1グループ1メンバーしか申し込めない、たくさんの人が申込自体をあきらめたであろうこのチャンス、絶対につかみたいと思い(BGMはもちろん『ツカメ 〜It's Coming〜』)、仕事や家庭のスケジュールを整え、日帰り遠征上等で申し込んだけれど、ダメだった。
「当選しました」というポストがTLで流れてくるのを見るたび、心がえぐられて思わずいくつかミュートした。自衛大事。(今はミュート解除しましたが)
友人や、フォローしているMINIさんたちが当選したのは素直にうれしい。いつも頑張っているのだから、惜しみなく愛をポストしているのだから、激戦を勝ち抜いたのだから。
落選したと教えてくれた友人、TLに流れてきた知らないMINIたちとは、肩を組みたかった。行きたくて申し込んだのに、かなわないの、つらいよね。喜びのポスト、わたしたちもしたかったね。
そういうわけで、リセールで完全にダメになるまで、毎日泣いてた。
魔が差して、転バイ屋にメッセージを送って、これくらい出したらワンチャン入れるのか…出せるな…とか思ったりして、そんな自分が嫌になって泣いた。ほんまに寝る前泣いてた。大昔失恋したときでも、こんなに泣いてなかったわ。
特に1日目組が終わった後が底の底だった。
入場特典やお見送りがあったとレポが流れてきたとき、なんで当選した者と落選した者たちにこんなに差をつけちゃうの、誰か止めなかったの、と嘆いてしまった。しんどさが加速した。
ヲタクを思って作られた特典ほど、手に入れられなかった者にとっては残酷なものはないですよ。ほんとに。をたくたちも、ソロコン自体の内容より、特典とお見送りへの言及が多くて、どうしてこんな状況になったのか?と考えてしまった。
以前ふぇんくんからのメールで「来れない人にも楽しんでもらえるよう考えている」という言葉があったけれど、それを信じていいのかわからなくて、また寝る前に泣いた。
ふぇんくんはみんなに楽しんでもらえるよう考えてくれているのに、それを素直に受け止められなかったらどうしよう、最悪だ、って。
そうして月曜日の夜、ソロコン前日にも泣いていたら、ふぇんくんとたけるくんからメールが届いた。
それぞれから、それぞれお互いのエピソードを教えてくれるメールだった。
みんな大好きだけれど、特に大好きなふたりからのメールは、どん底のわたしを慰めてくれるのには十分だった。嘆いているわたしのためのメールだと勘違いさせてもらう。
最悪な気持ちから、幸せな気持ちで眠りにつくことができた。
貴重な有休を使うか迷ったけど、仕事にならなさそうだったのでソロコン当日はそのままお休みにした。
当日は、さわやかに晴れていて、朝起きたとき、それまでの嘆きが嘘みたいにストンと落ちていた。
とにかく推しの公演が大成功しますように、参加するをたくたちが無事に着きますように、と願った。
その日の午前中、グッズが届いた。早速あけたら、かわいいかわいい推したちが出てきた。
センイル広告協賛のリワードでいただいたドリップコーヒーを入れながらトレカをあけた。
かわいいかわいいメンバーたちの写真を見て、ちょっとだけ元気が出た。
![](https://assets.st-note.com/img/1738245401-QoFwSW8Dmv7PrBMkNAqn0Ziz.jpg?width=1200)
美味しかったです
パフェを食べに行こう、と決めていたので電車に乗って向かった。
お店はわたしだけしかいなくて、店員さんも商談に来た業者さんと打ち合わせを始めたので、思う存分パフェとアクスタの写真を撮りまくった。
パフェはとてもおいしかった。ボリューミーで映えで、本当に大好き。
いろんなパフェを開拓したいな、と思うけれど結局ここが好き。この春から移転して、形態が変わるみたいで、少し寂しくて、楽しみ。
![](https://assets.st-note.com/img/1738245022-TP15bykoxpl2NswWZgAhREC7.jpg?width=1200)
パフェを食べながら、他界隈のときに書いた感想を見返した。いろいろ文句を言いながらも、推しや作品に対する感想をつづっていて、なんやかんやわたしってずっと楽しくをたくしてるんだな、楽しくをたくできる才能があるんだな、と思うとまた少し元気が出た。
自分を救えるのも、自分だよ。
パフェを食べた後は、また電車に乗って百貨店へ。お目当てのブランドがあったのだけど、よくよく案内を見たらポップアップストアで開催はまだだった。
せっかく足を延ばしたので、前日の晩のメールに載っていた香水屋さんへ行った。
同じ商品は置いているかと聞くと、その場で調べてくれて、この店舗にも近隣店舗にも在庫はないが、入荷する予定だと教えてくれた。
伝票を記入する間、店員さんはその商品がなぜ売れているのか教えてくれた。
まったくたけるくんと同じことを言っていて、おかしかった。
ぶらぶらしてから、帰路についた。家の用事を済ませたり、ばたばたお迎えやらなんやらしていると、公演は始まりいつの間にか終わっていた。
わたしにとって、なんでもない一日がほぼ終わった。
家事育児の合間を縫ってスマホを見る。
流れてくるレポを読み、やっぱり行きたかったな。入場特典はあったんだ、やっぱり入りたかったな。お見送りはなかったんだ、ちょっとほっとした。
QRコードをシェア…なにそれ!
ウェルカムボイスを聞きながら卵を焼いた。これ、会場で聞きたかったな。
周りのふぇんMINIさんたちとしみじみと聞きたかったな。
(訂正。ウェルカムボイスは特設ページにアクセスした人向けでした)
これを聞きながら卵を焼いているのはわたしくらいじゃないか。
寝かしつけや家事を終えてほっと一息ついたころ、インライをやると知る。
翌日、朝早くから情報番組の出演があったにも関わらず、ソロコン当日に配信をやってくれるとは、なんて手厚い。
インスタを開いたら、いつにも増してかっこいい人がいて、weiboとライブを同時にやるという器用なことをこなしていて、情報量も、揺れ動く感情も忙しかった。
インライとweiboそれぞれのカメラに顔を向けながら、日本語と中国語を交互に話すのはめちゃくちゃかっこよかった。
日本語だと声高くなるんだよね、という話題の次に話し出した中国語がもちろん低音で、くらくらした。
ソロコンについても、来れなかった人も来てくれた人にもスマートに慮るコメントをしてくれた。
両者に、必要以上に気を遣いすぎることなく、ただ過不足なくどんな立場の人に対してもフォローしてくれる。
考えすぎて言葉に詰まることなく、あらかじめ用意していた言葉でもなく、あくまで一つの会話のなかでさらっと話してくれるから、いつもきっと考えていることなんだろうな、と感じた。
いつも考えていてくれているんだね、ありがとう。
ソロコン3日目、全員のステージが終わったあと、改めてふぇんくんからメールが来た。
ブログでもおかしくない分量、熱量、情報量。ソロコンのお礼と、加えて自分の作品はまだ終わっていない、これからも完成に向けて続いていると教えてくれる。
たけるくんは、ソロコンについてこれまでメールでもほとんど触れなかった。
終わった後、手書きの手紙の写真を送ってくれた。
応募もしていないのでとやかく言えないのだけれど、メールを通して彼の真摯な気持ちを受け取ることができた。ありがとう、素直にうれしいよ
こんなにしんどく感じてしまうなら一旦離れてしまおうか、と思っていたけれど、やっぱりまだ目を離したくない。
かっこいい姿を見せてほしい、パフォーマンスを見せてほしい、未来へ歩む姿を応援させてほしい。
狭い会場で推しを集中して見られることや、特典にお見送りもめちゃくちゃうらやましい。
本当にうらやましい。
当たった人たちは一生自慢しててほしい。
特典も見せびらかしてください。
わたしも一生うらやましがるので。
でも、わたしは落ちたからこそふぇんくん、たけるくんのやさしさが沁みたし、心遣いをありがたく思うことができた。
ソロコンのステージを直接見ることはできなかったし、入場特典は手に入らなかったし、お見送りも経験できなかったけれど、終わってしまえばわりかし平気だった。
きっと当選者だったら得られなかった感情を経験することができた、とわかったからかも。
人には人の地獄、人には人の幸せがある。
ふぇんくんのソロコン会場で配布されたチラシに記載されたQRコードを、本人でなく、現場に入った人たちを通じてシェアされる、というのが心憎い演出だと感じた。
ちょっとでも時代が違ったり、界隈が少しでも違うと、ヲタク同士の横のつながりが強くないと、あるいは本人が発信しなければなかなか届かなかったと思う。
元々積極的にシェアしていくファンダムの性質が活かされた企画で、今回のタイトルである「浮遊生物」にあっていると思った。
レポを求めて、TLを浮遊していたら見つけたQRコード。入り口。
ソロコンが終わっても、このページは終わらなかった。翌日の0時になったらまた更新されたの。
今思ったけれどかなり壮大な展開じゃない?
わたしたちの感情もこの作品のエネルギーになっているような感覚。
今回のソロコンは波乱万丈だった。
推しのせいではないけれど、めちゃくちゃ傷つけられて悲しい気持ちがあったのは事実。
でも、その後の推しの行動にぐっと救われて、以前にも増して好きになったのも事実。
メンバーはみんな、それぞれのやり方で気持ちを伝えようとしてくれている。
一方、落ち込み続けるをたくがいてもおかしくないし、その気持ちもわかる。
わたしは1年にも満たない新規だし、たまたまフォローがハマって浮上できたけれど、もし思いっきり古参で、気持ちも浮上できなかったら一生呪詛吐いてますね。
はい、別界隈で散々経験してきているので…そこで呪詛吐いては浮上してるので…本人が準備した特典を受け取れる幸せを知ってるので…お見送りも楽しいことを知ってるので…はい…同じことばっかりやってます…。
ひとまずソロコンがひと段落してよかった。
レポからも、愛にあふれたステージだということがわかって嬉しかった。はやく配信を見たいな。
いよいよラポスタ本編が始まりますが、わたしはライビュも行かないので、引き続き在宅茶の間を楽しもうと思います。
みんな幸せに生きよう。
おわり。