見出し画像

「マイコン博物館」で写真撮りまくり!

都会の喧騒を離れ、新宿駅から電車に揺れること1時間……マイコン博物館がある青梅駅に到着!! 移転クラファンのお礼チケットを貰ってからずーっと行こう行こうと思っていたのですが、年の瀬のこの時期になってようやっと行ける機会がやってまいりました。


見よ! これが青梅駅だ! 空気がきれいだぞ!

入館

さて、まずはその「マイコン博物館」とはなんぞやという話ですが、簡単に言いますと、20世紀のふるーいパソコンを「これでもか!」というくらい展示しまくっている博物館であります。

ここでいう「マイコン」とはもちろんmicrocomputerの略なのですが、別にラズパイとかarduinoのことではなく、80年代前半まで使われていたパソコンの古い呼称です。当時のコンピューターは部屋の一角を占有して当たり前のデカさだったので、家の机に置けるコンピューターというのはそれだけで「micro」だったわけですね。そのため、現代の高性能でシャレオツなパソコンと区別するために、今でも当時のコンピューターのことを「マイコン」と呼ぶ習慣があります。

「夢の図書館」という施設に併設されています。入り口は奥まったところにあるので注意!

通常、こちらの博物館を見学するには予約が必要なのですが、現在は土曜日と日曜日に限り予約なしで見られるそうです。ドアの前まで来たら真ん中の呼び鈴を押しましょう。スタッフの方が迎えにきてくれます。階段を登ったらロッカーに荷物を入れて入館します!

聖子ちゃんがお出迎え。
等身大ナンノもお出迎え。
日立の国産ミニコンピューター第1号HITAC 10。十分ミニなのです。

館内に入るとなぜかコンピューターの上に神社が!? ここにお賽銭を入れると「マシン安全」と「バグ退散」のうち1枚お守りをもらえます。私は一応ゲーム開発者なのですが、自分のゲームよりも愛機の健康の方が大事なので、今回は迷うことなくマシン安全を選びました。

Nochiさんのミニチュアマイコンも展示中! ロポコも2匹いるぜよ(MZ-700、表紙)。

レジェンド

コンピューターは年代別に別れて展示されています。最も古いものは別室にあり、ヤフオクでも絶対に見かけない貴重なコンピューターや端末機、ハードディスク、機械式計算機、果ては大型の算盤まで見ることができます。さすがにここはあまり詳しくないので、館長さんの説明を聞きながらフムフムと知った顔で頷いていました。ちなみに、館長さんは非常に人当たりのいい柔和な方で、時折ふらっと現れてはコンピューターの特徴や歴史などを分かりやすく解説してくれます。なので、この分野にあまり詳しくないという方でも、変に気負わずに安心して訪れてください。きっと楽しめますよ!

よく分かんないけどすごいぞ!(知識不足)
Altair 8800。スイッチとランプがあるので頑張れば端末機がなくても遊べる……はず!
TRS-80。アメリカのヨドバシカメラ的な店で開発・販売された。
宇宙からもたらされたPET 2001。噂のちびキーボードは意外としっかりしていて押しやすい!
COMPO BS/80。フルアーマーTK-80ともいえる。NECなのに超ハイカラ……(失礼)。

MZシリーズ

さてさて、全世界700億人のMZユーザーも安心してください。当然MZシリーズもご用意してありますよ!(大量に)

あるよ。
あるよ。
あるよ。
あるよ。
あるよ。
あるよ。……というか、ありすぎるのであとは実際に見にきて!

Apple

ではでは、お次はApple系統を……。

Apple II。アメリカンサイズなので想像の2倍は大きいぞ! 購入を検討している人は覚悟を決めること。
Apple IIe。間近で見ると完成されてる感がすごい。ウォズのサイン付きかも……?
Apple III。3もあるんです。
激レアさんのLisaちゃん。奥行きも含めると結構でかいぞ!
時代は跳んでマルマルモリモリなiMac G4。キリがないのであとは君たち自身の目で確かめてくれ!

その他

そのほか気になったパソコンをピックアップ!(あ、パソコンって言っちゃった……)

書籍「コンピュータノスタルジア」で一躍大スターとなったCommodore 8000シリーズ。eBayで探している人もいるかと思いますが、マジで……マジででかいので注意! MZ-80Kの1.5〜2倍はあります(当社比)。
今回の私のイチオシはこれ! 日立のMSX、MB-H1。近くで見ると想像より遥かに攻めたデザインで衝撃。スペースキーがでっかい! キャリングハンドル付きでモバイル用途にも最適。きっと小型のバッテリーが内部に搭載されてるんだろうな♪(後ろの灰色は見えない)
SORD M5。ちっちゃくてカワイイうえにハイセンス。
X1 turbo……ゼェーット!
世界初の商用携帯コンピューターOsborne(のExecutive)。冗談抜きでトランクより大きいです。アメリカのエリートビジネスマンには腕力も必要。
EPSONのハンドベルトコンピューターHC-20。マイクロカセット、プリンタ、液晶、全部盛り。
東芝J-3100。正しいノートPCの形。
T E L E T Y P E ! 目の前で動かしてくださいました。文字を打つサウンドはもはや打楽器。

はあはあ……本当はまだまだ大量に写真があるのですが、とりあえずここまでとしておきましょう……。あとは君たち自身の目で(以下略)。

終わりに

BEEP通販部様にて販売中!(宣伝)

せっかくなので私の拙作「ロポコ for MZ-80K」と「プチロポコ」のカセットテープ版を寄贈させていただきました! 近い将来、博物館の体験コーナーでこれらのゲームがプレイできる日が来るかも……!?

最後にまとめとなりますが、今回はとてもすばらしい体験をさせていただきました。暖かく出迎えてくださった館長さん並びにスタッフの方、どうもありがとうございました! 近いうちにまた改めて伺いたいと思います。皆様もぜひご来館ください! レトロPCにどっぷりハマって抜けられない方、小さなお子様にコンピューターの英才教育をされたい方、単にレトロでかわいいものが大好きな方、どなたでも十二分に楽しめること請け合いです。

さあ、一刻も早く青梅線に乗るんだ!!

いいなと思ったら応援しよう!