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自分もアップデート:苦手なことをやってみる
自分が苦手であると思っていることをあえてやってみる。
『ぼくは〇〇が好きだから〇〇すると上手くいくだろう。
そう思って上手くいったのならば、それでいい。
しかし、もし、上手くいっていないのであれば、その考え方自体が間違っているのかもしれない。
そういう人はあえて、自分が苦手だと思っていることをやってみるといいかもしれないよ。』
これは、ある方のアドバイス。
はは~ん、と思ったぼくはそのアドバイスを受け入れてみることにした。
ぼくは苦手なことが多い。
・方向音痴
・整理整頓
・他人に合わせること
「人とのコミュニケーション」もそうだ。苦手だ。
その理由は、ぼくが話すのが苦手だからだ。
何気ない会話ができない。
相手のなんでもない問いかけにもいちいち意味を考えてしまって、会話が止まってしまう。相手は別に深い意味など考えておらず、その場をとりつくろうがための会話なのに。
おまけに、ぼくは話をすること自体が苦手だ。
・滑舌が悪い
・声の通りが悪い
・声が小さい
『三重苦。』
自分の意思を声で伝えようとしても、全く伝わらない。
意思を伝える前に、声そのものが伝わりにくいのだ。
相手からすれば、「何を言っているのかわからない」
よく聞き返されるし、まったくこちらが言いたかったことではない返答がされることも多い。
次第に、「ぼくが何かをしゃべったところで、何も伝わらない」と思うようになった。
だから、ぼくは基本会話をしない。
寡黙な人で通っている。
ここで、冒頭のことに戻る。
『自分が苦手だと思っていることをやってみるといいかもしれないよ。』
話すことが苦手なのだから、話すことをやってみるといいかもしれない、そう思ったのだ。
かと言って、いきなり人前で話はじめたら恐ろしい人だ。警察を呼ばれてしまうかもしれない。
滑舌が悪く、声の通りが悪く、声が小さい男の話をジッと聴いてくれるような奇特な人など存在しないだろう。(もし存在したら、むしろ恐いよ)
そこで、いきついたのが「音声配信」である。
これならば、マイクに向かって1人で話せばいいだけだ。
必要なことはほんの少しの勇気だけ。
standFMは、誰でも音声配信ができるプラットホーム。
ぼくはさっそくアカウントをとった。
操作もかんたんで、アプリをダウンロードして「収録」ボタンをタップするだけ。
こうして、ぼくは「音声配信」をはじめた。
意外なことに「10分くらい」は話ができるので驚いている。
毎日配信しているわけではないが、もう1ヶ月は継続できているし、話したいネタも浮かぶ。
そして、意外でしかないが「話すのが楽しい」。
苦手なことをやってみたら、自分がアップデートした気分だ。
追伸:ほんの少しの勇気を出すまでには実は数ヵ月を要した。