ヨーロッパ 旅 ② アルバニア
■始めに
僕は今回105日間、41カ国のヨーロッパ一人旅をしてきた。
詳細は以下の記事。
帰国して思ったのはこのまま自分の記憶のまま終わるのもいいが、時日が経つと薄れてしまうもの。なら紀行文でも書こうかと。またせっかくなら誰かの参考になれたら僕自身も嬉しいのでこのnoteにつらつらと記していこうと思う。
文章が稚拙でかつ平坦なのはご愛嬌でよろしくお願いします。
■これまでの記事
①1日目〜4日目
成田→シンガポール→アテネ(ギリシャ)編はこちらから。
■②ヨーロッパ旅 5,6日目
日時:2022年10月28,29日
場所:アルバニア(ティラナ)
■10月28日(金)
ティラナ(アルバニア)
〜渡航5日目〜
●記録
朝目覚めるとそこには町並みが広がっていた。
バスが到着しアルバニアの首都、ティラナへ降りる。とても天気が良く、気温も15度ほどととても過ごしやすい。バス停から予めルートを調べていたものを元に(バルカンエリアはWi-Fiないとデータ通信使えない)ホステルへと向かった。
中心の公園から一本の大通りが伸びており、そこからずっと歩くと予約したホステルにたどり着く。歩いていると日本のループのようなものが通りすぎる。
また本物かどうかは定かではないが、グッチやアルマーニエンポリオのような服を見に纏う人、外車も通りすぎる。
ヨーロッパ1物価が安いらしいのでとても貧困が見える街なのかと思いきや全くもってだ。これは来ないと分からない。で距離はあったものの見えるもの全てが新鮮だったのであっという間にホステルに到着。着くと8時だったので誰もいなかったが色々うろついてると上から結構恰幅が良くゴリゴリのお兄さんが降りてきた。顔を合わせるといきなりフロントに置いてあったリキュールからショットグラスに注ぎ飲め。とのこと。ウェルカムドリンクなのだろう。ありがたいがまだ朝の8時だ。その上見てみると度数は40%。なかな気合の入っている数字だ。
頂いたものなのは文句も言わずいただく主義なのでしっかり飲み干した。
強い、がほのかに甘さも感じる。そして飲み干したら身体の中が熱い。これは「ラキヤ」というバルカン半島エリアで飲まれているスピリッツだ。さすが40度。
ばっちり目が覚めた。
で色々手続きしてチェックイン。部屋を案内された。8人部屋の一つ。部屋は泊まっている人のもので散乱しており、いびきと男臭さがぷんぷんする部屋だ。
「旅」って感じが身体全体で感じられなんだかワクワクした。
でシャワーを浴びて着替えるとインド人と女性が。インド人に話しかけられた。今から二人でコーヒーを飲みに行くといいう。
知り合いもいないので友達になれるいい機会だと思い、参加。ホステル近くの人の家の庭みたいなところだったがそこが一番近いカフェらしくそこでコーヒーを飲むことに。
10月終わりだったがサンタやトナカイの絵柄が入ったトレーナーを見に纏うインド人。彼はカメラマンでドキュメンタリーを撮影しにティラナにいるとのこと。もう一人の女性はフランス人で休みが4日あるから格安のフライトでティラナに来たとのこと。彼らの英語のアクセントでなんとなくインドとフランスかなと思ったが案の定だった。今までの旅の蓄積が活きる。で彼らと色々素性の話をしつつティラナのことを聞きつつ解散。コーヒーの味はというととても苦かった。これがアルバニア流なのかと思ったがどうやらトルコスタイルらしい。この後もバルカンエリアでたくさん飲むことになる。ちなみにコーヒー代はインド人が奢ってくれた。なんとも気前のいい人だ。
でお腹減ったのでフランス人におすすめのご飯屋さんを聞きそこへ。メニュー見ても全く分からないのでおすすめのを適当に頼む。熱々のものとチキンが来た。
パンに熱々あのものを浸して食べるらしい。これが本当に美味しい。何が入ってるのか分からなかったが後で聞くとラム肉にコテっジチーズを温めたものらしい。ぜひ一度食べて欲しい。こんなに食べたのに値段が約660円。
物価のフィルターが大きい自分からしたらもう好きになりそうな国だ。でフランス人が昼から大きな広場でフリーツアーあるから来たほうがいいよと言われたのでごはんを食べた後参加。20人ほど集まっていた。英語を流暢に話すガイドさんと一緒に街を散策しつつ名所を回るというもの。
色々回ったが特に印象深かったのは教会。教会は教会でも普通と違ってなんとイスラム教のモスクをキリスト教の教会にしてしまったというもの。
アルバニアは元はイスラム教の人が多いが慣習的なものでしかないそう。なのでイスラム教だがタバコもお酒もバンバンとのこと。だからキリストとイスラムが混在しようともなんとも思わないらしい。日本みたいで面白い。そこの教会にはマザーテレサが大きく写し出されていた。
マザーテレサはアルバニア系らしい。知らないで通り過ぎるようなところをガイドさんのおかげでとても深みを持って学ぶことができた。で終わったらなんだかみんなチップを渡している。
フリーツアーはフリーというのは建前で結局後でチップ渡す方式というのをここで知った。チップ社会だからこそできるスタイルだ。僕も500円ほど渡した。でいい時間になったのでホステルに戻った。
戻るとフリーズペースのところはごつい男たちが集まってタバコを吸いお酒を飲みスピーカーで音楽を流している。すごいホステルだなと思ったがこれも仲良くなれるチャンスだと思い参加。
プエルトリコ人、カナダ人、インド人、アルバニア人の顔ぶれだった。で日本人であまり英語もままないが仲良くしてくれた。その後一緒に近くのトルコ料理屋に。
すんごい質が高くそしてとっても美味しいのに800円とかだった。最高。
食べていると女の子がお店の窓から入ってきて「お金ちょうだい」とのこと。プエルトリコの人がお金でなく頼んだピザの一切れをあげて去っていった。話を聞くと「ジプシー」だ、とのこと。昨日アメリカ人が酔っ払って店から出たら子どもたちにたかられて200ユーロほど取られたとのこと。だからジプシーには気をつけろと言われた。なんとなくは知っていたがヨーロッパ大陸に来てラマ(ジプシー)の存在をここでより知ることになる。
でごはんを食べ終えてからみんなで近くのパブ的なところへ行くことに。ティラナはアメリカに憧れているらしく、国の発展度合いとは別にナイトライフは充実しているらしい。確かに言ってみると日本にあっても質の劣らないレベルのパブで人もたくさん、盛り上がりもすごかった。
そこでビールを注文。ビールも大きいので200円ほど。安い。でその日はそこでみんなと飲みながら踊りながら会話も楽しみ過ごした。
周りのアルバニア人ともたくさん会話した。日本人に会ったことないのか日本人というととても親しみを持ってくれる上にすぐ連絡先交換しよう!と言われる。皆とてもフレンドリーで気持ちも良かった。
で皆でホステル帰ると、僕のベッドに誰か寝ていた。。。。
何度も確かめたが僕のベッドだ。結構大柄の人がぐっすりと寝ている。まじか。。
僕も空いていたベッドに寝てやった。
●払ったもの:
アルバニア通貨 1レク=約1.25円(その当時)
・アルバニア料理 660レク
・アイス 150レク
・ガイドのチップ 500レク
・夜ごはんトルコ料理 900レク
・ビール大きいの 300レク
計 約3138円
■10月29日(土)
ティラナ(アルバニア)
〜渡航6日目〜
●記録
二日目。
部屋が明るくなって起床。起きて僕のベッドを覗くと見たことのないインド人が寝ていた。まあ僕もなんだかんだ違うベッドでちゃんと寝れたのでいいとしよう。
ただ今日の寝床がないので起きてフロントにいたオーナーに尋ねてみた。ーなーは理解してくれて、
じゃあお前のベッドは今日寝たところでいいよとのこととなった。でシャワー。チョロチョロしか出ないシャワー。まあ洗えるので許容範囲。ただアルバニアの水道が全てこんな感じでどこのシャワーもこれが限界らしい。インフラはまだ整っていないのかもしれない。
で身支度した後フロントに行くと昨日コーヒーを奢ってくれた別のインド人がオーナーと揉めている。
ホステルのお酒代を払え、いや飲んでないの揉め合いである。ただ昨日インド人は飲んでいた。飲みすぎて記憶を無くしたのか払いたくない事情があるのか。面倒な感じだったので見て見ぬふりして朝兼昼ごはんを食べに行くことに。
ホステルのオーナーに教わったおすすめのレストランに行った。とてもカラフルで可愛らしい外装のお店。おすすめのローカルのサラダとメインを頼んでみた。サラダはギリシャのアテネで観光客が食べていたサラダだった。アテネでは1500円くらいしたサラダが隣のアルバニアに来たら350円ほどで食べれる。陸続きでここまで物価が違うのか。
気候はギリシャ同様気持ちいいアルバニア。そして人もフレンドリー。こんないい国ない。食べながらこの国いいなと改めて思った。でメインは昨日の昼に食べた同じものが来た。アツアツのチーズとラムのものにパンを浸して食べるもの。昨日も今日も美味しかった。このごはん本当に好き。でビールも頼んだ。いい感じのレストランなのに500ml=約70円ほど。もはや東南アジアより安いのかもしれない。
ほんと穴場のいい国だ。でたくさん美味しいものを食べて気持ちよくなってから昨日訪れたメインの広場に行ってみた。
週末というのもあったのか広場にはたくさんの出し物が出ており、ウロウロするだけでも楽しい。
中心のところでは何やら大きな音楽が聞こえるので言ってみるとおじさんおばさんたちが音楽に合わせて踊っている。これは社交ダンスだろう。音楽に合わせてステップを刻んでいる。とても楽しそうだ。みているこちらもとてもいい気分になれた。幸せなエナジーは周りもそういう気分になる。逆も然りだ、と思う。
近いので心地いい気分になってホステルに戻った。するとヘイッと話しかけられる。そこにいたのは昨日僕のベッドで寝てたやつだ。話を聞いてみるとなんだか仕事でここに来たと。
「初めての一人海外。寂しい。だから俺と一緒に市内観光しよう」。とのこと。昨晩のベッドについて咎めると「空いてたから、寝た」。とのこと。
「俺の部屋はあの部屋でベッドは知らない。ただ開いてたから」。とのことだ。
なんとも自己主張強くて身勝手なやつだ。ただこれもこういう国民性なのかもしれない。ちなみに彼はインド人だった。
フロントに行くと、朝揉めていた別のインド人が。彼は僕に朝困惑させてごめん。とのこと。払って解決したそうだ。
そんな彼と話をしていると別のインド人がやってきてお前も一緒に俺と観光しようとのこと。僕も特段やることなかったのと市内に大きなショッピングモールがあると聞いていたのでそこを見てみたく三人で市内に行くことに。
インド人二人に日本人の僕一人。なんだか不思議な光景。インド人同士も英語で会話している。聞いてみると母国語が違う、とのこと。インド=ヒンドゥー語だと思っていたから衝撃。でまた市内中心の広場に行った。写真とってくれというからとってあげ、僕もじゃあ撮ってくれといい、とってもらうとどこに焦点当てたのか。と思うくらいにひどい写真。僕はインスタ仕様でいい感じに撮ってあげたのに何度も撮影し直しさせられた。相変わらず身勝手な人だ。
歩いていたらお腹が減ったといい、向かったのはインドレストラン。日本人の僕は海外の日本料理屋さんんはどんなものかお試しとしては行くが、そうでなければまず選ばない。ただ彼らは率先してインド料理屋さんに向かったから不思議なこと。
箸やフォーク使わず右手だけで食べる姿が見られたのでついてきて良かった。でホステルに戻るとまた昨日と同じ光景。
プエルトリコ人とカナダ人が飲み始めてた。一緒に飲みつつまた飲みへ。一つ目のバー。バンドが生演奏してくれてる。半分洋ロック、半分アルバニアミュージック。周りの盛り上がりがすごい。さすが土曜日だ。
そこに2時間ほどいて昨日のバーに。ここもすごかった。
その後アメリカ人が合流してきてアルバニア1大きくて、デュア・ルパもライブしたことのあるというクラブへ向かった。少し離れた郊外でタクシーへ。
エントランスで外国人とわかると5人で一つの机、12000円ほど払えと言われたがみんなでお金を払い合いどうにかなった。
とっても大きな箱。4,500人くらいは入りそう。ただ踊りまくってるかというとそうではなく、というか机が随所にあるので踊りづらくまたグループで楽しむというスタイル。ステージにはダンサーが踊り、今流行りの音楽がかかってた。12時ごろになったら急に大きなモニターにアルバニアの国旗が表示される。
で全体が赤色一色。すると会場全体が大盛り上がり。国、民族に対するプライドがすごい。日本でもしこのようなことがあったらだいぶ変な目で見られるような光景だ。でクラブのスタッフの人が一人一人に紙ナプキンを配る。で曲が盛り上がった瞬間、みんな紙ナプキンを上に投げまく。それと共に会場から風や赤のビームがうごめき回る。アルバニア人のアルバニアミュージックの熱狂は凄まじい。隣の卓ではアルバニアのダンスであろうダンスをして盛り上がっていた。
そんこんなで2時間くらいたってクラブもクロージング。
外に出ると沢山のタクシーが。ある車が送ってあげるよというが少し怪しいのでしっかりとみんなでタクシーで帰った。
でホステルにつき自分のベッドに行くと、また見たこともない大柄のやつが寝ている。。。
またかよ、と思い他のベッド探したが全て埋まってる、これはさすがに、と思いベッドに寝てる人を起こし、どかして就寝。
ただ大柄のおじさんが寝ていたベッドだったので温い感じと体臭が残っておりだいぶ気分は優れない中夜をあかした。
●払ったもの
アルバニア通貨 1レク=約1.25円(その当時)
・朝ごはん 900レク
・昼フィッシュアンドチップスサンド 250レク
・ワイン 150レク
・ホステル代 960レク
・タクシー代金 800レク
・クラブ代 1400レク
・チップ 150レク
計 約5763円
■次の記事
次は北マケドニアの体験を綴る。
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