25歳 大学5年 「ご縁」 と 「ノリ」 と
俺は今年3月大学を卒業をする。4年生の大学を5年かけて。年齢は今25歳、社会でいう3年遅れの男だ。
そこで大学時代を思い返し、象徴的なワードがないかなと考えたら出てきたのが
この「ご縁」と「ノリ」だった。
■ざっとした経歴
2016年3月 : 高校 卒業
2016, 17年 : 1 浪,2浪
2018年4月 : 青山学院大学地球社会共生学部入学
2021年度 : 1年休学
2022年度 : 卒業
こういう感じ。
■大学生活一覧
とあるサイトで拝見した、大学生の過ごし方のカテゴライズでまとめてみる。
そこでは99%が
A. アルバイト
B. サークルや部活
C. 恋愛
D. 旅
E. 趣味の探求
F. 学問(教養、ゼミ、研究)
G. 資格、技術の取得
H. 留学
I. 学生団体、NPO、インターン
J. 起業
とのこと。長くやっていたのもあれば短い期間のみもあるがこれを基にザクっとまとめてみた。
●A.アルバイト
キャッチ、銀座コリドー街の飲食、鰻屋さん、アパレル、居酒屋、イベントスタッフ、引っ越し、ジムスタッフ、家庭教師、BAR
●B.サークルや部活
ライフセービング部、サロン、ムエタイ部(Inタイ)
●C.恋愛
だいぶ遊んだ。付き合った。
●D.主な旅
東京大阪間往復ヒッチハイク、台湾一人旅、タイ ラオス一人旅、韓国一人旅、アメリカ西海岸車旅、中国北京天津一人旅、中国横断、ジョージア・アゼルバイジャン旅、タイ一人旅、ベトナム バイク縦断、ヨーロッパ41カ国長期一人旅
●E.主な趣味の探求
サーフィン、お笑い、筋トレ、映画
●F.学問(ゼミ)
エリックゼミ
●G.資格の取得
運転免許(これだけ 笑)
●H. 留学
タイ留学
●I.学生団体、NPO、インターン
福島県いわき市のライフセービング活動、母校の高校行事にOB参加、サイバーエージェント(インターン)、ユニリーバ(インターン)、HOKULEA(学生団体)、グリーンバード(NPO)
●J.起業
スマホ事業(頓挫)
これが大学5年間の僕。
可視化すると机に向かって黙々勉強することが弱い人間だなと改めて思う。
以下学年毎追っていきたい。
■一年毎
●2018年 大学一年
3年間ほどずっと机に座って受験勉強していた。だからその待機具合が爆発したのかもしれない。色々とチャレンジした一年だった。
主なこと
①J.起業:スマホ事業(頓挫)
大学で起業している人も多い昨今。僕もそれに憧れ、高校の同期と二人で起業を目指し事業を立て週4回毎回8時間ほど動いた。
高齢化社会の日本。高齢者市場は大きな夢があると思い、「高齢者のスマホ講習会」の事業を立てた。テキストを作ったり、実際に高齢者を集めて講習会を行った。
SNSで広まらない市場、また講習会がお茶会になってしまう現実、
僕個人が他にも色々見てみたい、という欲から事業を軌道に乗せるために直向きに努力することができず、同期と上手くやれず頓挫した。
②B.サークルや部活:ライフセービング
かっこいいこと、大学に入ってからしかできないことをしたい!ということで選んだサークルがこの「ライフセービング」。興味本位と「ノリ」で復興事業の一つで立てられた福島県の「いわきライフセービング」の社会人団体の中に唯一の学生で参加しそこで活動した。
また青学のライフセービングで何回か大会に出た。
③E.趣味の探求:サーフィン
サーフィンを始めた。真夜中早朝友人と車に乗ってバカな話して海に行きサーフィンをして帰ってくる時間が本当に楽しかった。
④他
月1万円のサロン=高いからこその面白い人、面白い企画があると思いホリエモンのサロンに入ったり、(残高が1万以下になり払えず退会)、スポーツ選手の思考回路を覗きたく金メダリストのサロンに入ったり、キャッチのコミュ力と彼らの世界を見たくキャッチのバイトをしたり、ネズミ講の洗脳力に興味をもちネズミ講の勉強会に参加したりした。
前職の飲食が大変だった理由を考えたら、お酒を飲む客とメニューの多さ、安価故の注文数、客数の多さが原因と判断。メニューが少ない、注文少ない、客員数が少ない、お酒飲むこと多くない かつ まかないが嬉しいものって何だ?と考えた上で鰻屋のバイトを始めた。
旅。前日の「ノリ」で東京大阪間をヒッチハイクしたり、台湾一人旅、タイ ラオス一人旅、韓国一人旅、アメリカの西海岸を車で旅したりした。
お笑いが好きだから作り側の視点も見てみたくM1に出たりもした。
周りがどうとか関係ない。全部「ノリ」。興味あることにとりあえずチャレンジしてみた。ただそういう生き方をしてたからお金が無くてリボ払いをして生きてた。
●2019年 大学二年
この年は「遊び・中国・エリックゼミ」。それに尽きる。
①C.恋愛:遊びに徹した
素直に女性に興味を持った。「遊べる人」ってすごいと思った。男子校にずっといて男兄弟で生まれ育ったから何も知らなかった。1から学んだ。
まず第一段階で見た目が大事だと思ったからアパレルのバイトを始めたし、筋トレを始めた。でそこから興味を惹いてもらうための魅せ方、コミュニケーションの取り方、接し方を現場で見て試して、反省し次に活かす。このサイクルをした。
時間とお金は余裕がある限りここに費やした一年だったろう。
②D.旅:中国
中国に興味を持った。6月に北京天津一人旅をした。「ご縁」だろう、一人で行ったが色んな素敵な人に出会い、本当に恵まれた。天津で出会った人に図書館に連れてってもらい、そこにあった中国国内の旅行雑誌を見つけ、そこで北京天津以外にも沢山のどでかい都市と異なる風土があることを知る。行きたくなり、ライフセービング活動でお金貯めて揚州からウイグルの端から端まで中国横断一人旅をした。中国は日本の約25倍の面積。
現地の人にも無謀と言われたがいつもの「ノリ」で横断した。歴史と文化と土地と人のスケールの大きさに圧倒された。
「ご縁」で場所場所で色々な素敵な人と出会えた。一生の思い出だ。
③F. 学問(教養、ゼミ、研究):エリックゼミ
これも僕は完全に「ご縁」だと思っている。僕の学年から松永エリック教授が青学の地球社会共生学部にやってきた。それと同時に学部のゼミの中に「エリックゼミ」が設けられた。ゼミの紹介パンフレットの中で
ゼミ生の基準が「エリックのことが好きな人」と書かれていた。
「ノリ」で探し出して会いに行ってみた。話してみた。
惚れた。
弟子入りを求めてエリックゼミに入った。二年過ごしてきて怠惰でしか無かった大学の時間が変わった。エリックさんが僕に大学に行く理由を作ってくれた。
青学の地球社会共生学部で良かったと心から思えた。
もしエリックさんに出会えなかったらどうなっていただろうか。想像したくもない。
④他
旅。ジョージア・アゼルバイジャン旅。旅先で40万ぼったくられて借金して居酒屋のバイト始めた。あとはライフセービング続けて母校の高校行事を参加し続けて、のような感じだった。
●2020年 大学三年(コロナ禍)
①H.留学:タイ留学
青山学院大学地球社会共生学部は留学が必須の学部で僕は「タイ」に留学した。留学の中身のスタイルは人それぞれではあると思うが、僕は本当に最高の留学だった。交換留学だったからバンコクのカセサート大学に留学生として参加した。留学だから何かしら学びを持ち帰ることが大事だと思った。じゃあまず国技を学ぼうと「ノリ」で体育学部のムエタイ部に練習参加させてくれと直談判して部員にしてもらった。他はタイの今を知りたいと思ったのでひたすらいろんな場所訪れたし遊びまわった。タイの友達も沢山作った。それと同時にヨーロッパから30人ほど交換留学できていたので、そこで英語ブラッシュアップし、かつヨーロッパの感覚をしろうと思い、いつも連んで遊んでいた。気がつけばフランス人3人と僕1人の4人でシェアルームで住んでいた。
平日は朝起きて学校顔出してジム行ってムエタイして外出かけてタイの友達と遊んで夜はヨーロッパの友達と寮で飲んでそこからクラブ行って、朝ごろ帰る。週末はタイの友達たちorヨーロッパの友達たちと遠方へ旅行。青春そのものだった。今でもタイに行けば彼らに会いに行くし、ヨーロッパに旅しに行った時は至る国で彼らに歓迎してもらった。こんな素敵な友に出会えたのは全て「ご縁」だろう。感謝。
タイの留学の様子は
詳しくはこちらの記事。
②E .趣味の探求:映画
コロナ禍に突入。外で活動がしづらくなった。「大学時代は経験してなんぼ」がモットーで色々なことに取り組むことに主眼を置いていたができなくなった。どうしようか。そこで擬似的に経験できる、教養にもなる上にアートな分野も学べるということで映画をひたすらに観ることにした。ジャンルは問わず、時代も国も問わず。毎日最低1本は観た。だから沢山擬似的に恋愛したし、冒険したし、一生を送った。沢山笑い泣いた。意味、ストーリーを求めようとすること自体が型にハマった鑑賞方法なんだと知った。結果この年は500本は観た。だから物理的には動いていないものの学びはとても多かった。コロナ禍のおかげで良い時間を作ることができた。
そこから3年経った今、総算1000本以上観ている。
僕のチェックした映画はこちらまで。
③I .学生団体:HOKULEA
コロナ禍になった。今年の大学一年生は全てオンラインで授業を受けるそうな。キャンパスライフで友達が作れない状況。
じゃあ僕が作るか!という「ノリ」で作ったのがこの「HOKULEA」。
周りに海が好きな子たちが多かったのでそこをコンセプトにした。また自分が大学一年の時に嫌だった、サークルの大学縛り、年齢縛り。それを辞めた。インカレの嫌なイメージは古いと思い、原因は表に見えない活動をしているからだと思い全て活動はインスタに載せることにした。
「海が好き・仲間思い・アクティブ」これだけで募集かけたがこれまた「ご縁」なのかもしれない、本当に素敵なメンバーばかり集まった。人数も100人以上来てくれた。また新たな取り組みとして企業とコラボしたイベントや社会事業を行ったりもしている。
今年で3年目。素敵なメンバーたちが集い、そして盛り上げている。
無形の遺産だ。
④他
先輩と「ノリ」で坊主になったり、あとは知らないバイトしてみたいということで引っ越し、ジムのスタッフ、家庭教師のバイトをした。
●2021年 休学生
大学4年は単位を取り終わるので時間ができる。だから長期間旅をしようと決めていたがコロナ禍のまま。
じゃあ一年後にしよう!と「ノリ」で勝手に休学届けをだし休学をした。
で一足先に社会を見ておこう、また旅の資金を貯めようということで
「バイトとインターン」をしたのがこの年。
①I.インターン:サイバーエージェント
これも「ご縁」。クラブハウスというアプリが2月ごろに流行った。アカウントを持っている人がその場でラジオ番組的なるものが作ることができ、そこに聞きに行ったりトークに参加できるというもの。たまたま開いたらサイバーエージェントの方が学生のお題でクラブハウスをしていた。トークに参加できるタイミングがあったので参加して色々話をしていたらインターンの話をいただき、長期インターンをさせていただくことになった。東洋経済オンラインの記事を書かせていただいたり、Yahoo!ニュースの記事に登壇させていただいたり、自分の企画した番組が作られ、また出演したり。一般の学生では出会えないような人と話をする機会もあったりといい経験をさせていただいた。「ご縁」に感謝。
②I.インターン:ユニリーバ
これもたまたま。ユニリーバが行っているクラウドファンディングのページをみて改善点が山ほど浮かんだのでそれを「ノリ」でメールしてみた。そこからの流れで色々話す機会を頂き、長期インターンとして参加した。学生のイベントを開いたり、実際に販売される商品のパッケージのデザインに携わらせていただいたり、商品のマーケティングを担当したり。「ご縁」に感謝。
③A. アルバイト:BAR
尊敬する先生にBARに連れて行っていただいたことがきっかけ。それまで「お酒=美味しくはないが頑張って酔ってその場を楽しむもの」でしかなかったのがBARで「お酒=美味しく、ロマンのある素敵な時間を作り出してくれる産物」というものでもあることを知った。そしてそこにいらしているお客様、BARの空間、バーテンダーのおもてなし、全てに衝撃を受けた。映画で観ていたあれがここにあった。
本当にカッコ良かった。
それで次バイトするならBARだ、と思った。
ただ基本的にオーセンティックなBARはアルバイトを募集していない。でももしかしたら、という希望で2ヶ月ほど毎日いくつかの求人サイトを眺めていた。するとたまたまとある求人サイトにぽつんと掲載されているBARがあった。他の求人と違いとても慎ましい文で掲載されており、異色を放ってた。応募したいと強く思った。それで実際にお店に訪れて面接を受けた。沢山応募があったらしいが何故だか僕を採用してくれた。今でも本当に何故僕だったのか分からない。
これまた「ご縁」なのかもしれない。
僕は、というとハイボールがウイスキーと炭酸水でできていることも曖昧。そんな足手まといでしかない自分をお店を動かしつつ丁寧に1から教えていただいた。
「BARのお仕事は察する仕事」
色々なバイトをしてきたが、一番奥が深い仕事と感じたし、一番難しい仕事であり、何より楽しい時間だった。
2年間働かせていただいたが、最後まで緊張するし、全く慣れないお仕事だった。
●2022年 大学四年
学生復帰。社会事業に興味をもちイベントを開いた。また念願の長期旅もできた。
①I. NPO:社会事業
海好きな若者コミュニティHOKULEA。海が好きなら保全活動もやる必要があると思い、昨年からビーチクリーンをし始めた。これが評判も良ければ面白みも感じた。その延長としてスタートしたのが「シティクリーン」。若者の中心「渋谷」を舞台に、若者を集めてゴミ拾いのイベントを行った。
社会問題は全ての人の問題。「社会活動をしていない、したことない人に興味を持ってもらい経験してもらうこと」が「全体の社会問題の意識の底上げ」に繋がると感じそこにターゲットを置いて社会活動のイベントを行った。
「ノリ」で友人でもある ガッツある若者集団 と共にイベントを開いた。
詳しくはこちら。
またその流れの「ご縁」でNPO法人GreenBirdに関わらせていただいた。
コカコーラのイベントに招待させていただいたり、東京都のイベントにも招待をいただいたりした。
社会事業は今後もっと活発にやっていきたい所存だ。
②D.旅:ヨーロッパ105日一人旅
1.何か長期で旅したい
2.お酒の多くはヨーロッパのもので憧れを持つようになった
3.タイ留学で友達になったヨーロッパの友達にちゃんとバイバイが言えなかった
のが心残りだった。
ここからヨーロッパで長期旅をしようと決めた。長期旅をするには時間とエネルギーのある学生のうちがいいということもあり、四年の後期に単位を取り終わってから行くことに決めた。資金は1年休学し有給のインターンやバイトで貯めた。(NFTに投資をした結果ほとんどたまらず。祖父に借金した。)
どうせヨーロッパに行くならなるべく行ける限りの国を行こうと決めた。
結果1つ単位を残しリモートで授業を受けながら105日41カ国を旅した。
詳細はこの記事。
大学生活を偲ぶのなら一番に思い出すであろう体験であり、一生忘れない財産にもなれた。
■まとめ
ちゃちゃっとまとめたかったが思い出と経験があり、このくらいの量になっちゃった。
でも改めて言いたかったのは
「ご縁」
これで色々な素敵なことがたくさんあった。
本当に人に恵まれている。先輩後輩、上の方、親、関わってくれている全ての他人様に感謝。ありがとうございます。
そして
「ノリ」
色々考えすぎないからできたあれこれ。とりあえずチャレンジしてみるってすごく大事だなって思う。すると何かがある。
■これからは
もっとノリでチャレンジしていきます。
課題は継続。挑戦できる人の先は「継続できるかどうか」だとわかりました。
そして色々な方が今後も出会ってくれるでしょう。お世話になります。
よろしくお願いします!
ここで筆をおく。
森 慧太郎
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