適当で、ほどほどで、突き詰めない功徳
学問でもなんでも、突き詰めてゆく(考究を進めてゆく)ことで、思わぬ発見や展開がある、と思われている方がほとんどだろう。
もちろん、このこと自体はその通りで、なんらかのものごとを極めるには、底のさらに底を突き破らなければならない。
一方で、突き進めば進むほどに、迷路・迷宮に深入りしてしまい、振出しに戻る。そうしているうちに、しまいに自らの羅針盤を失ってしまう、などという悲劇もよく聞くし、これは少なからず誰しもが経験していることではないだろうか?
ものごとを突き詰めてゆくと