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地上的な餘に地上的な

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2022年11月から2024年5月まで、同タイトルでNoteに投稿した記事を集めました。スピリチュアルなテーマを扱っていますが、このところそれらに依存しない全く新しい地平線が拓け…
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2023年1月の記事一覧

ぼくのスピリチュアル または一元論

なにげにスピリチュアル朝起きて、寝ぼけ眼で洗面所に行く。 つい買い忘れてしまい海苔のような状態になった歯磨きチューブを お尻のほうからロールさせて絞り出す。 仕事のストレスでうっすら痛む胃のために、市販の胃薬でごまかそうと 口に入れた後で それが女房の頭痛生理痛の薬だと気が付き 情けなくも悔しい失態だけに 家人には言わず独りで悶々とする。 ということが、果たして「スピリチュアル」ではないのかといえば、 実はこれは思いっきり「スピリチュアル」である。 あなたが、いつか思い

的を狙わずに自分自身を狙え!

大正15年春、仙台・東二番丁の五橋通りのほど近くにあった弓道場に、碧眼の男とその妻が入門を許された。 その男とは、当時東北帝国大学に講師として招かれていたドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲルその人であった。 ヘリゲルは夫人とともに来日。 夫人は武田朴陽氏のもとで生け花を習うなどしているが、自分はとりわけ禅宗の影響が大きいと思われる「弓」をとおして日本文化の神髄に触れたい、というのが入門の動機であった。 一方、道場主は、「弓聖」「弓豪」として当時全国にその名を知られた弓道家

縁なき衆生は度し難し?【後編】

人の数だけ言葉がある。 言葉の際に人がいる。 そこにはさまざまな想念や情念が息づいている。 ドラマチックなドラマがあり、ドラマチックではないドラマもある。 「生きてるんだもの、それでいい、それがいい」 みたいな、思わずどこかで聞いたような感慨が沸き起こる。 生きているぬくもりだけで SF映画などでありがちな(核戦争などで荒廃した)ほとんど人類が絶えた世界。得体のしれない巨大なシダ類に覆われた無人のビルの一室。 そこで、埃をかぶった一個のUSBメモリーチップを見つける

縁なき衆生は度し難し?【中編】

長き眠りの夢覚めて私はどういうわけか西行のこの歌に、何かしら惹きつけられるものがあった。だから、よく親しい人への便りなどで引き合いに出してきた。 私の勝手な解釈では、 長い間、あまりにも長い間、自分は無明の長夜を過ごしてきた。いったいいつになったら(イベントにより)目を覚まし、仏の世界にアセンションできる日が来るのだろうか? である。 どうも彼はそう願っていたような気がしてならない。 「長い間」というのは、今生という短いスパンにとどまらず、前世も、さらにその前の生も

縁なき衆生は度し難し?【前編】

「NOTE」でいえば・・・長い前文たとえば、この「NOTE」というプラットフォーム。 どーも、一日当たり3万とか4万とかの投稿数とやらで破竹の勢いで成長しているらしい。 「まてよ、一日に3万?」 と、つぶやきつつもピンとこない。 もちろん、その数が多いということは理解できるものの、 それが、例えば「一日に1万越え」 であったとしても、その辺からもうピンとこない。 もうその域になると、一日に30万投稿であっても別に変わらないことのように思える。 しかも、いまだになん

「それって、あの世へ持っていけますか?」

あなたは死ぬ。 私も死ぬ。 人は死ぬ。 その証拠に、いまこうして地上に生きているものより、 死んだ者の数のほうが圧倒的に多い。 生きることに忙しいと、つい死ぬことを忘れてしまいますね?💦 なかには1000年以上生きた、あるいは生きているものもいるし、少数だが不死のものもいるにはいる。 「え? そんな〇x△な?」 (という常識をなだめすかすのに少々疲れたので、そのまま先に行きます=以下同様) だれが勝手にそう決めたんだかは知らないが、 (いや、おそらくアルコンの連中なん

避難訓練(制限時間15分)

避難の際に宇宙船に持っていけると思うものに〇 持っていけないか、もしくは持っていけても無意味かと思うものに✕ をつけなさい。 注意:全人類が避難に要する時間は約15分程度です。家にいる場合は別にして、外出中家に戻る時間はありません。即座に搭乗してください。あとから乗ろうとしてももうすでにそこに宇宙船はいません(といわれても、忍者のように速攻家に戻れる場所にいて、約5分で家捜しをしてしまう方に向けてのシミュレーションテスト)。 仕事のなんだかんだ 楽しかった思い出 大