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地上的な餘に地上的な

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2022年11月から2024年5月まで、同タイトルでNoteに投稿した記事を集めました。スピリチュアルなテーマを扱っていますが、このところそれらに依存しない全く新しい地平線が拓け…
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2022年11月の記事一覧

【はじめに】天使が出てこない皆さまへ

あちらの景色もこちらの景色もみごとに同じ。 みんなどこかで見聞きしたような、お馴染みの景色。 だからこそ安心感を覚えるし、親しみも覚える。 そう、そこに「共感」すら湧くことだろう。 怒ってみたり、泣いてみたり、笑ってみたり、急に神妙になったり、おどけてみたり、息まいたり・・・。 みんな自分の写し鏡であるから、違和感もないし、その中にいれば、まるでぬくぬくした布団の中のように居心地がいい。 みんな自分と同じ悩みを悩み、 自分と同じ病を病み、 自分と同じ喜びを喜び、 自分

ホームズは生きていた

小説家や脚本家は、この現実世界の上に、新たな現実を創り出そうとする。早い話、嘘の世界、仮想現実の世界だ。 この嘘の世界はしかし、生き生きと生命の脈動を伴うことがある。 知ってのように、時折こちら側の現実の世界で一人歩きをするわけだ。 世界的に有名な、かのシャーロック・ホームズ氏などはその典型例だ。実際、小説上のその架空の人物は、あたかも実在するかのようにいくつものエピソードを残している。 架空の人物も実在の人物も一緒 例えば、「ライヘンバッハの滝事件(「最後の事件」)

透明で清澄な一角

私たちを、どこか遠くにいざなってくれる作家がいる。 そこは、あるいはアストラル界の上層にある透明な領域か。 氷砂糖かクリスタルでできた都市 そこに青白い光線が乱舞する さながらリキッドライトで構築されたプレアデスの記憶、面影をなぞってでもいるような・・・。 そこにメッセージ性などという俗っぽいものはない。 あるのは、遠い思い出のような懐かしさと、ひたすら純粋な心象風景。 ⧪ ⧪ ⧪ ⧪ ⧪ ⧪ ⧪ で、(そのほとんどが、ン十年前の中学・高校時代の出会いですが💦)

意識を向けるとやたらにそればかり

例えばFIATのチンクエチェントが欲しいな、となる。当然メーカーのカタログなどでそのラインナップやスペックなどを調べる。 頭の中はチンクエチェントだらけ。 二三日後、気が付けばいたるところでそれと出くわす。 いつもよく通る往来で、GSで、スーパーの駐車場で・・・。 「おや? こんなにユーザーがいたっけ?」 それを、「こいつが、シュレデンガーの猫ってやつか?」「一種のシンクロニシティだ」「引き寄せの法則かしら」ととらえる人は少ない。 大方は、「いや、俺は不注意だな。こん

心配事

ここだけの話だが、わたくしは40年来の愛煙家だ。 しかも過去にはパイプ喫煙なども嗜み、その蘊蓄を長時間語れるほど堂に入ったスモーカーだ。 それはそれは堂々たる「嫌われ者」「敗者」「負け犬」「自己コントロールできないもの」・・・あと、ナンだのカンだの誹謗中傷のレッテルを一手に引き受けてきた強面の無頼漢だ。 そこで3つほど心配なことがある。 喧伝される疾病の懸念ではない。 1.血管・神経系をナノロボットが這いずり回る ある対談で、タバコにはナノロボットが仕込まれている

1人、また1人と絡めとられていくのか?

面識こそないが、かねがねひそかに支持し、 また尊敬してきた人物がいる。 その人は、清らかな心の持ち主で、 自らの内なる声を表現できる数少ない存在。 私の中では、そう確信していた。 また、今でもそれは変わりないのだろうと思いたい。 ところがある日、その人物は、突如として妙なことを言い出す。 「妙なこと」といっても、いわゆる「陰謀論」的なあれだ。 一面確かに問題提起の角度的には面白いが、 半面、うさん臭さが付きまとう。 といういつものパターンで、 しかもそこにある情報