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『ナボコフ全短篇』を読む日記2022.02.17(28/68篇)

「乗客」「呼び鈴」(ともに1927年)を読む。

「乗客」では作家と批評家が、言うなれば「事実は小説より奇なり」というようなことを話していて、作家は自らの仕事を人生という小説から気の利いた小さな物語を切り取ってくるようなものだという。その証左として作家が急行列車で自分の上の寝台に寝ている男の話をする。

「呼び鈴」は母と離れ離れになった息子が七年越しに母に会いに行く話。

夜は妻がうまく焼いてくれたハンバーグを食べる。うまく焼いてくれたので、何かできないかと思い、サイゼリヤにあるような二種のソースを作った。ディアボラ風というやつ。

ひとつはハンバーグの上に直接かかっている玉ねぎとパセリのソース。みじんぎりにしてオリーブオイルとにんにくで炒めるだけ。

もう一つはナンプラーやウスターソースや醤油、みりん、砂糖、水などを混ぜてレンチンして作るガルムソース。

どちらも大したことはしてないけれど、妻がいい顔で美味しいと言ってくれたのでよかった。あれはいい顔だった。

『エクスタシーの系譜』を読み終わった。けれど覚えておきたいことが多すぎて逆に覚えていない。呆れる。

とりあえず、ジョン・ダンの詩は読んでおきたい。

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