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当代アイドル事情(乃木坂46)
飛行亭着陸さんの記事を読んでちょっとだけ考えたことなどを。
引用記事のSNSなどに投稿されたアルルのどこがつまんなくなったという意見について、なぜそう思うのかがよくわからんのですが、逆にここんところこれまで隠し続けてきた(しらんけど)その本性があらわになってきて、つまんないどころかどんどん活躍が楽しみになってきて、いろんな部分でおもろくなっているのがなぜ理解されないのかがよくわからんですよ。
アルルに限らず「これまで生きてきて私って他の子達とはなんだか違っててヘンみたいだし、だからなのかなんだか周りにうまく馴染めない」って思ってたのに(だから不登校になったりいろいろあったに違いない)、乃木坂に入ったらみんな可愛いけどみんなちょっとずつヘンで、そんな子達が頑張ってるしで、それだったら自分は自分のままみんなに負けないよう頑張ればいいんだっていう気持ちを持ったメンバーは沢山いて、それが乃木坂の歴史を作ってきたんだろうなって思います。
乃木坂時代の鈴木絢音さんが乃木坂に入る前の自分と周りとの違和感についてインタビューで答えられていましたが、乃木坂ってそういう気持ちを抱えた人たちの全部を受け入れてくれる稀有な環境なんでしょうね。
記事にも言及されているさくちゃんについて、乃木坂のオーディション申し込みをせずそのまま普通の女子として生活していたのであれば地味な高校生からそのまま地味な女子大生となり、地味に会社に務めるちょっと可愛い子で終わっていたかもしれません。将来どうなるかは本人次第なんでしょうが、その才能や可能性を見出した運営の眼力には毎回驚かされます。
ってか、乃木坂(他の坂道も)という環境には、人を目覚めさせる何かがあるのかなって考えたりもしますし、このあいだ今野さんが講演会で話していた「加入直後は毎日グループLINEへ写真付きの投稿」っていう課題を課すことで自分を見つめ直したり他のメンバーと自分を比較したりしていろいろと考える機会が与えられたことは、これまで自分自身について深く考えたことが少ないメンバーにとっては好影響を与えるよい取り組みなのかもしれません。
まあなんだかんだ言っても、自信なさげな子たちが色んな経験を積んで泣きながら笑いながら頑張って前よりもたくましく成長していく姿を見続けたいと思うのが、当代アイドルファンの正しい心持ちなんじゃなかなっておっさんは思います。
だから熱狂的に応援してきたファンが自分の理想をアイドルへ投影しすぎた挙げ句、何かあれば一気に掌返しをするってのは、そりゃヘンでしょ?って言わざるを得ないワシがいるわけですね。
ではまた書きますね。