Spicy Sessions(乃木坂46 中西アルノ) 2023/12/23 追記あり
2023/12/23追記
最初見たときにはアルルがソロの「丸の内サディスティック」がより素晴らしいと感じたけど、録画してたやつを改めて見直すと(聴き直すと)やっぱ「ロマン」のアルルが(も)すごいね。
二人と比べて特徴的だけどちゃんとハーモニーに溶け込んでて綺麗に響く声。黒沢さんと平原さんの凄さに後押しされている部分は確実にあるけれど、アルルの歌声を聴いてちょっと目から汗が出た感じ。
ゴスペラーズの黒沢薫さんがMCの番組にその黒沢さん直々の指名でサブMCという名目で出演してたアルル、ゲストが平原綾香さんでその場のノリで段取り決めて歌うっていうハードル高すぎな環境で乃木中の「どんくさ選手権」みたくアタフタしながらも、所謂華を添える的なサブMCの範疇を超えてその歌声を聞かせてくれた。(その点は「小峠英二のなんて美だ!」に出演中のてれぱんと同じく「ただのかわい子ちゃんってだけじゃないわよ」っていう立ち位置な感じ)
圧巻の実力を余裕を持って見せつけてくるプロフェッショナルな二人に混ざってどこまでできるのかって正直ちょっと心配してたんだけど、それは杞憂だった。三人で歌う玉置浩二の「ロマン」は周りのプロフェッショナルお二方のサポート(黒沢さんとのハモリはステキだった)もあってとてもスバラシく良かったけれども、ラスト一人で歌った椎名林檎の「丸の内サディステック」が(途中、ちょっとバンドのグルーヴに乗り切れてないとこあったけど)バツグンだった。
歌声や歌い方はかなり椎名林檎に寄ってたけど、もともとアルルの声や歌い方は椎名林檎的で、それはそれとしてもアルルの歌には魅力があった。
番組のアフタートーク的音声配信で黒沢さんが「椎名林檎オリジナルのアレンジから、アルノさん向けにアレンジを変えてるんだけど分かった人いたかな?」って話てたけど、ワシはそれに気づかなかった。
その黒沢さんが「アルノさんは(黒沢さんはアルルのことを終始”さん”付けで呼んでた。音声配信の途中でちょっと出てくるるなぴも”「キリがないよねー」ってとこを歌ってる林さんのことも知ってますよ”ってさん付けだったね。ってか最新のアンダー曲もちゃんと聴いてるし)曲の途中でもその成長が伺えた」って言ってた通り、これから経験を積めばずっと素晴らしい歌手になれる。なにより生バンドで歌う経験は少ないだろうから、その場の雰囲気を感じつつそのノリやグルーヴに合わせて歌うっていうのは乃木坂活動ではなかなか得難い貴重な経験だったろう。もっと修行を積んで、いつかいくちゃんみたいにMTV Unpluggedで歌って欲しいな。
番組中にみんなで食べてた黒沢薫氏オリジナルカレーが美味そうでワシも食いたかったな。そんな番組のラストのテロップにエスビー食品の名前があったのをワシは見逃さない。
ホンマに良い番組だった。ちょっと緩くてライブ感があって、出演者だけじゃなく現場の観客やスタッフも楽しんでる空気感があって、年末に向けてたくさん流れる他の歌番組とは違う素晴らしい歌番組だったですよ。
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