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紅白歌合戦とかライブとか櫻坂とか(乃木坂46)

「乃木中」のある回で、筒井のあやめんがみかんのつぶつぶひとつひとつを丁寧に食べるレイちゃんについて「仲がいいから言えるんですけど、正直気持ち悪い」ってなことを言ってました。

いつも乃木坂ちゃん全面応援で、その多くで肯定的な意見を書き連ねているんだが、今回の投稿はそんなワシが「乃木坂が好きだからこそ、正直に言ってみる」の巻です。


乃木坂公式Youtubeで「真夏の全国ツアー2022」北海道公演のオープンニング動画が公開されていたので見てみたんですが、正直ちょっとがっかりしました。

たしかにメンバーのダンスやその一挙一投足に目を奪われるシーンは多く、彼女たち個々の表情や髪の揺れ、指の形だけ見ても「なんだかなー、カワイイなー」とは思えるんですが、それよりなにより歌を聞いてそれにがっかりしたことを正直に報告します。

まあワシは乃木坂ライブ参戦経験がゼロだし、あの会場の熱気の中、ライティングや重低音どんどんな環境では歌自体がどうとかこうとかってのは気にならないのかも知れない。でもやっぱ歌がね、ちょっとね。

昔から「あんな大人数のアイドルグループじゃ、ミキサーのチャネルが足りないから、ほぼ口パクじゃないの」とか言うイヤミはよく聞くけれど、乃木坂ちゃんに関してはガチで生歌でしたね。それはエライ。確かにダンスしながら歌うのは至難の業だと思うんだけれども、その歌が今ひとつだったのが残念でした。

それからもう一つ。オープニングの舞台演出がいまいち。

インターネッツに転がってた菅井キャプテン卒業ライブとしても行われた東京ドームの櫻坂ライブのオープニングをちらりとみたけれど、こちらは圧巻のかっこよさ。それって舞台装置や照明や映像や音に加えて、メンバーのダンスや登場の仕方まですべてコントロールされた演出だったからじゃないかって思ってる。(乃木坂と櫻坂のテイストの違いはとりあえず置いといて)

今年の櫻坂のライブはオープニングからしばらくはペンライト禁止ってことで、それだけ舞台演出にリキが入ってたわけだろうけれど、それに比べて乃木坂ちゃんたちはベタな照明でみんながそれぞれ「裸足でSummer」を踊るってのがちょっとつまらなかった。もちろんメンバーの姿がはっきり見ることができるってことになれば乃木坂ちゃん圧勝なんだろうけれど、うーむ、ワシにとってはなんかちがうんだよなー、って感じたわけですね。

「メンバーの姿がはっきり見えればそれでええんか?」という、そこら辺のワシの心持ちは下にリンク張った記事に書いてます。

ペンライト禁止のライブって言えば、30thアンダーライブでもやってたみたいで、乃木坂ちゃんでもやるときはやるわけで、ならば全体ライブでもやればって思うのですよ。過去のライブ映像を見ると、かっこいいオープニングを見かけもするんだけど。

もちろんこれはライブを通しで見てないワシの勝手な暴言だから、「途中の演出はすげーんだけど」とか「神宮は別格だからな」とかいろんなご指摘があるとは思ってますし、それはそれぞれ正しいと思います。

今回公開された映像だって、今後円盤化に当たっては音量(公開された動画はバックの音楽の音量が小さくてボーカルが大きかった)の調整がなされたりして、製品化後はまた違った印象を受けるかもしれないし。


自分の好きなグループやそこで頑張ってるメンバーは全面的に応援したい、だから多少の過ちがあったとしてもそれを乗り越えるために頑張れと応援したいワシが、なんでこんなことを書こうと思ったかといえば、第一は乃木坂ちゃんのライブでの歌を聞いてちょっと寂しかったこととと、あんなにかっちょいいライブを行った櫻坂ちゃんが紅白に出場できなかったことについてなんでだろうなーっと風呂に入りながら考えたりしたからです。

もちろんライブに向けてメンバーたちは忙しいなかで準備を積み重ねてきたろうし、スタッフのみなさんは広告宣伝、チケットやグッズ販売などプロモーション、舞台装置や舞台演出の発注、ライブ会場を押さえ、ホテルの手配をし、輸送や建込み業者への調整などの膨大な作業量をこなした上で成り立っているライブだとは理解しています。

昭和の時代ならば地方のなんとか公民館の集会場で、蛍光灯に照らされただけでもアイドル本人がそこにいるってことだけでファンは大喜びだったんでしょうが、今の時代、その姿はインターネットその他媒体でいつでも見ることができるからその神通力も通用しづらい。(もちろんホンモノを目の前にした興奮とか、ホンモノから伝わるオーラ的なもとかはあるけれど)ならばライブではもっと違った彼女らを見せてあげるべきではないかと。同じ曲でもスマホで聞くのとは違う、ライブでこその驚きや感動を直に伝えるべきではないかと。

紅白といえば今年はK-POPグループが多く出演するみたいですが、あちらの戦略は「完成したものを見せる」ということだと思ってます。「完成」の定義は「画一的」とも言える(だから同じような雰囲気のグループが乱立している)ので、その対抗としては「メンバーの成長過程を応援できる」「個性的(所謂キャラが立つ)」なのがキモで、それは今の日本の男女問わずアイドルグループでは無意識にせよ実行されていると思います。ならばその成長過程を、画一的ではない個々の魅力をライブでもファンに見せつけられるようになればなー、なんて思ったりしとります。単にメンバーがずらりと並んでお披露目してカワイイでしょ?じゃなくてね。

まあこれらは個人の勝手な意見だし、このままどこかに消えていってもいいんだけど、これから「歌へシフトする」(と勝手に思ってる)乃木坂ちゃんには、もっと歌を聞かせてくれるグループになってほしいなーって思って書きました。(いい曲はたくさんあるんだし)

それから舞台演出もメンバーの姿を見せるってことも大切だけど、最近のアンダーライブみたいに「ライブでしか見られないかっこいい乃木坂」もバンバン見せてほしいなーって思ってます。

アンダーでできるんだし、櫻坂はやってるんだから、乃木坂全体で出来ないわけがない。

おまけ
ライブ会場ではみんなそろってペンライトを胸の前に掲げつつリズムに合わせて前後に振っているけれど、あれワシにはできんと思いましたわ。恥ずかしいのと、みんなが同じ事を繰り返してるってのに耐えられん。
他人に迷惑をかけるのは厳禁だけど、ライブを楽しむときくらい勝手にやらせてくれって思いまする。

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