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ライブがいちばん、電話は二番、三時のおやつは萩の月(乃木坂46)
相変わらずヒマなのかワシ。昼間っからYoutubeを徘徊してたら、乃木ヲタからメンバーになってしまった久保、向井、矢久保、林の四人が思い出に残る乃木坂ライブについて話している動画を見つけた。
そこで話題になってたのは2015年に開催された伝説の神宮ライブで、当時アリーナ席で現地参戦してた葉月ちゃんは「Overtureのあと、花道からセンターステージに歩いていく途中のメンバーの香りがやばくて」と涙を浮かべて話してたのが印象的だった。メンバーの香りなんて現地にいなきゃわからない。空間を共有してなきゃ感じられない。
同じように綾ティと珠ちゃんの二人が「いい香りがするメンバーはだれ?」ってのをやってた。近くにいないとわからないメンバーのいい香りなんて、どんなことを話題にしてるんだと思った。でも二人して「梅ってこの匂いだよねってすぐわかる」とか「握手会とかで梅が着ていた衣装を着るとすぐわかる」とか「ひなちまさん、飛鳥さんはいつもいい匂いがする」とか本当に普段から近くにいないとわからない話題で面白かった。
まっちゅんの卒業コンサートの直後に、まいやんがサプライズで控室(かな?)で待ってたら、ドアを開けて入った瞬間にまだ姿が見えないうちから「もう、匂いでわかったんだけどぉ」と言いながら涙目で部屋に入ってきた。
香水云々ってのもあるだろうけど、長年一緒に活動してきたからそれはすぐに分かるんだろうね。それだけしっかりとした関係が築かれているってことなのかもしんない。
いくら動画をみても、何度も繰り返し曲を聞いても、それはやっぱりライブには敵わない。
ワシも若い頃はライブ(当時はコンサートと呼ばれてたな)に通ってたグループがいたんだが(アイドルじゃないよ)、開演前には必ずステージ前までいってみてセッティングしてある楽器や機材を眺めてた。ライブが始まれば照明などの演出でステージ上にいる人達は実際にそこにいるのかどうかあやふやな感じになるけれど、目の前に質量を持った機材があるだけでステージ上と客席が同じ空間にあるってことが実感されて、その感じが好きだった。
ライブが始まれば、その感じも多少薄れるんだけど、何度かステージに近い席のチケットが取れたときには、そのミュージシャンと目があったり(気がしたり)、指さされたりする以上にステージ上から漂ってくる香り(オーデコロン?香水?)に「ああ、ワシは今この人と同じ空間にいる」と強く実感したことがあった。
ステージ上からPAを通さない楽器の生音が聞こえてくるときも、そんな感じでしたね。
そういった「同じ空間を共有する」体験ってのは大切で、それがライブや芝居、イベントを現地までわざわざ見に行く理由だと思います。
コロナ禍も収まって、そんな時代に早く戻って欲しい。
それは声を出せないコンサート映像を見ててもそう思った。
昔は「あんな変なコールして」と思ってた声援も、なければやっぱり寂しくて迫力不足になるよ。
スポーツも同じだけど、会場全体が一斉にどよめく雰囲気は現場観戦の大きな魅力の一つですよね。
トップ画像はBARKS記事からの引用です。